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もぐもぐな毎日

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私の愛する可愛くてちょっとおバカな学生達

金曜の晩ですが、「もぐもぐ」はお仕事関係のミーティングということで、晩ご飯はいらないそうです。「自分一人の為につくる夜ご飯はむなしいわ。」なーんて、いつも言ってるくせに、今日は、自分のパスタを作るのに、いつもよりワンランク上のお値段のエビをWhole Foodsで買ってきました。あ、それと、おいしーいチーズとアイスクリームも忘れません。めっちゃ、楽しんでるやん！さて、以前学期末に、学生が突然立ち上がって、「実は、自分の私的プロジェクトとして、皆のノートの落書きを集めています。授業のあと、落書きのページを僕にください。」うーん、なるほどー。本にしたら、おもしろそうな企画ですよね。そういう私も、こちらでは、 Doodleと呼ばれる意味の無いノート等への落書き大好きで、学生時代は良くしていました。そういえば、最近授業で、学生のプレゼンテーションを、学生自信に評価させる、ということをしてみました。その評価ノートを集めてみると。。。。ありました、ありました。 Doodleの宝庫となっております。まず、パターンとしては、どこまでも続く幾何学模様っていうのがありますよね。なかには、すごーく凝ってるのもありますが、まずは、可愛らしくハートでお手並み拝見。それから、この学生、熱心にノートをとっていたようで、評価表の裏にびっしり書き込んでいます。でも、何故かはしっこで蛇が挨拶してます。。。うーむ、これは、私へのメッセージなんでしょうか？これは、衝撃です。な、なぜにおっさんの絵が？？？しかも、このおっさん、ちょっと女性っぽい。なんだか、本質を見抜かれたようで怖いです。ってか、皆、落書きしすぎなんですけどー！そんなに私の授業が退屈なんかいっ！

November 5, 2005

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抗鬱剤とアメリカの大学生

中間試験を過ぎた頃から、学生が目立って疲れてきます。最初は意気揚々で、リーティングもちゃんとこなしてくる学生が、なんだかんだで、休み始めるのもこの頃。以前にも言いましたが、中間、期末時には、全校でおばあちゃん１００人くらい、亡くなりますからー一番良くある言い訳です。そして、最初は、遠慮してた学生が、ぼちぼち、私のオフィスに出没し始め、悩みを打ち明け始めるのもこの頃です。毎回、驚かされるのは、本当に多くの学生が抗鬱剤（Anti-depressant）を服用していること。そして、それを「ひたすら隠さなくていい」のはアメリカの良いところかもしれません。とは言うものの、私の感じでは２０人に一人くらいの割で、学生が抗鬱剤を服用しているような気がします。確かに、１０代後半、そして、怒濤の２０代を迎える彼らには、「私は誰？」っていうアイデンティティーの問題から、実際の人間関係、就職問題に至るまで、様々な試練が待ち受けています。ドラッグにはまるよりはずっといい、と言えます。抗鬱剤中毒もありますが。。。以前日記に書いたように、鬱は自殺の最大要因でもありますから、放ってはおけません。ですから、アメリカでは、鬱を放っておくのは、悪、と言った感じすらあります。日本も最近はカウンセリングが一般化しているようですが、青年期には、誰しもが、憂鬱になったりするものです。また、そういった苦しい時期を通るのも、意味があることでは、と思ったりします。むずかしいところです。もちろん、これは文化の差でもありますよね。いつも、元気でパワフルな人を演出するのを良し、とするアメリカ、と、会社帰りの一杯飲み屋で、愚痴って弱みを見せ合うのが、かえって同僚と仲良くなる手段の一つの日本。でも、学生の中にも、薬に頼るのは、根本的な解決じゃないんじゃないか、と感じてる子も、もちろんいます。そういう子は、ZENや瞑想型のヨガをやってみたりするみたいです。私は、瞑想もしませんし、ZEN寺に行ったこともないのですが、これから学生が経験する「もがき」を思うと、複雑です。。。薬で楽になるなら、それがいいのかも、と思ったり。。。出来るだけ自力でもがいて、もがいて、もがききって欲しいと思ったり。。。。まるで、子供を谷底に蹴落とす獅子みたいですが、愛情持って、蹴落とすからねー！という訳で、ここにも、ちょっともがいた方がいいんでないの？という人が一人。か、かじりつきたい！

October 19, 2005

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学生達の大変な人生

私の勤める「はったり大学」は、『学生が学生生活に満足している』、という項目で、上位にランキングされているところ。学生達は、学生生活を本当にエンジョイしている様子です。とはいうものの、初めての親元を離れての暮らし、等もあって、学生生活で、つまずく子もいます。さて、普段の私は「はったり」かましてばっかりですが、問題がある学生に接する時は、緊迫します。私たちの場合「オフィスアワー」というのがあって、週に３－５時間程度、いつでも、学生が立ち寄れるようにオフィスに待機します。また、それ意外でも、なるべく学生から連絡があった場合はスケジュールを都合して、会うようにしています。これからあげる例は、卒業した学生さんですが、オフィスアワーに来て、「実は、今アル中から抜け出ようと頑張っている。」なんて、いきなり重大事を発表をされることもありますし、また、ある時は、自殺未遂をした学生さんが来て、「僕ってどういう奴に見えますか？」と聞かれたこともあります。これは、正直びびりました。「真面目で繊細、って印象かな？」などとお茶を濁す私。。。情けないっ。。。レイプのトラウマを抱える女子学生もいますし、付き合っている彼女が妊娠し、生活費を稼ぐ為、やむなく退学した学生もいます。ドラッグに溺れ、更生施設に収容される、なんてケースも、他大学に勤める私の友人から聞きました。２０代前半から中半って、本当はすごく楽しい時期なんだけど、もがく子は、可哀想なくらいもがきます。。。。かくいう私も。。。かなり、もがきました。。。どうしてあげたらいいんでしょうねー？大学という枠もあるので、退学や卒業した子を追いかける訳にもいきません。しかも、私にはカウンセリングの技術も何もないので、何もしてあげられません。私はただお祈りするのみ。どうか、彼らをお守りください。私のPooPooガーディアンエンジェル！

October 7, 2005

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パーティーと気を使う質問

昨日は大学の行事と学部の年始（？）パーティーがありました。「もぐもぐ」が結婚式で留守の為、「彼女イナイ歴２年」の同僚Mと参加しました。このパーティーは同僚Dのアパートでの、持ち寄り、ポットラック形式だったんですが、彼のアパートは、それはそれはお洒落。ダイニング一面の本棚。リビングには暖炉（ろうそくがたくさんともしてあります）。窓脇には子供が５人は楽に眠れるソファー。。。そして、いろんな国からのエキゾチックな置物たち。。。。私達のしょぼしょぼアパートとは桁が違うんですけどー！しかしこのD、実は私とMの間で密かに彼は「ゲイか、ゲイでないか」論争しておりました。最初、私達二人ともゲイ、と判断。しかし、その後、Dの薬指の指輪を見て、Mがストレート（これって、差別用語かしら。。。まるで、ゲイは曲がってるみたいな。。。）かも、と言い始めました。しかし、今日び、指輪をするのは、ヘテロセクシュアルカップルだけとは限りません。彼のお家に着くと、門柱には２つのラストネームが。（これはうちも同じですが。）でも、ファーストネームはありません。アパートの中にはそこ、かしこに彼と、特定の男性の写真が。。。でも、彼と女性が体を寄せ合ってる写真もあります。うーん。決めてにならん！さて、ここで、ディナータイム。Dの作った、ラムシチューがそれはそれは、素敵な大皿に盛られて登場。皆、感嘆のおたけび。おー！あまり素敵なお皿だったので、「このお皿、どこで手に入れたのー？」と聞く私に、「結婚祝いなんだ。」と返すD。うーん。もちろん、私のゲイ友達も「結婚」してますから、判断出来かねます。「で、あなたのワイフは何をなさってるの？」って、「ワイフ」を使うのは、「うかつ」な気もしますし、結婚って言ってるのに、「パートナー」じゃ、失礼かしら。「スパウス（伴侶？）」って聞くべき？それも大げさで、いやらしいような。悶々と悩む私。。。とうとう、パーティーが終わるまで、分からず仕舞。でも、Dのアパートを出て、早速Mに、「ねえ、ねえ、わかった？」と聞いたら、「あ、それ、Dとの会話で出て来た。彼は、パートナーをHeって言ってたよ。」スッキリー！でも、考えてみれば、昨夜は他にも、最低でも３組ほどゲイカップル（女性カップルを含む）がいましたし、普通に男性の写真を指差して、「これってあなたのパートナー？」って聞いた方が、素直で良かったかも。。。。反省。。。「もぐもぐ」、結婚前、まだコデブではなかった頃、時々ゲイの人に誘われていました。あー、太らせといて良かった！オッサンは「綺麗なお兄さん」にはかないませんからー！

October 3, 2005

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養子とアイデンティティークライシス

少し前になるけれど、学生の名前を間違って覚えてしまっていたことがあります。仮にその名前をウイル・スミスとします。私は、てっきり、最初の日に遅れて教室に来て、目立っていた子の名前がウイル・スミスだとばかり思っていました。ある日、私が、学生に質問したときに、アジア系のしっかりした顔立ちの男の子が、とってもいい発言をしました。名前を覚えたかったので、尋ねると「ウイル・スミス」といいます。私は、「え？あなたがウイル・スミス？」じゃあ、私が「ウイル・スミス」として覚えていたあの子は誰？と考え込んで、しばし沈黙。すると、その、本当の「ウイル・スミス」君が「あ、僕、養子なんです。」つまり、東アジア系の顔なのに、いわゆる欧米系の名前を持っているので、私が怪しんだと思ったみたい。いえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえ！！！アジア系だからってアジアンな名前を期待してたわけじゃありませんー。実際、今までに、アジア系で欧米系の苗字の学生を何人も教えました。そして、今まで、なぜ？なんて聞いたことはありません。（実際、１５－２５年くらい前に、アメリカ人の養子となった韓国系の子供がたくさんいます。）誤解とはいえ、彼に、クラスで「僕は養子です。」と宣言させてしまったことに、深く反省。。。ごめんね。本当に誤解だよ。後で謝罪のメールを送っておきました。養父母になる、なんて、単なる「親切心」では出来ませんから、養父母の方の広い心には、本当に頭が下がります。そして、そんな養父母（中には、適していない不幸なケースもありますが）が、日本よりずっと多いアメリカ。どんな養子縁組でも、それなりに悩みがあり、難しさがつき物と思われます。そして、養父母と人種が違う場合は、養父母も気を使うようです。私の知り合いの養父母は、中国から２人、養子を迎えました。彼らが自分たちのルーツを忘れないように、と子供に中国語を学ばせ、自分たちも習っているそう。でも、ときとして、子供は自分がマイノリティーであればある程、マジョリティーに溶け込む努力をするものです。残念ながら、子供は全然中国語に関心がないそうです。私が今まで、教えた東アジア（韓国系と思われます）の養子君たちは、皆、とってもしっかり者。マジョリティーの環境で育ちつつも、外見のマイノリティーからくる疎外感を、上手に、自分の中でミックスさせて、いつも、主題と距離をおいた、知的に成熟した意見を述べてくれます。とはいえ、いまさら、韓国コミュニティーにも入れず、いわゆる白人コミュニティーでもない、というかなり孤独な選択を余儀なくされる彼ら。彼らがここまで来るには、かなりしんどい、アイデンティティークライシスを乗り越えたのかも、なんて、考えると、けなげな彼らに、思い切り声援を送りたくなる私です。と、思えば、「私は。。。日本人。。。じゃありません。」見たらわかるーっ！という全くなさけない、アイデンティティーの混乱も、我が家ではあります。昨日の皆様の優しいコメントに、どうしても、ここで、落としたくなる私は、単に意地悪なんでしょうか。。。でも、このお腹は、私の「作品」でもあるので、自慢といえば自慢です。。。

September 29, 2005

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学部の会議と三段腹の鷹

今日は昼から私の所属致します「妄想学部」のミーティングです。なんせ２時間以上ありますから、大変です。テニュアをまだ持ってないアシスタントレベルの私達は、それでも、皆様の心証を良くする為に、毎回出席して、「はったり」もかましたりするわけです。さすが「はったり大学」。皆、意味なく大きいことを言ったりします。中には、パートタイムで働く講師の方もいるんですが、まだ３週間しか働いてないのに、「このままじゃ、この学部はのっとられますよ。」誰にじゃ。なーんて、かましちゃうんですからー。全く意味不明の妄想コメントです。パートタイムの方でこれですから、我らのレベル推して知るべし、ってところでしょうか。議論白熱か、と思いきや、４０代独身男性教授が、３０代独身男性教授に、フッと微笑みかけてるのを目撃。え？なに、なに？この２人の間の暖かい空気は。。。？そうかと思えば、仕切るはずの学部長、ポケットからチャップスティック（メンソレ？）を出して塗ってます。日本で、男の人がチャップスティック使うのを見たことないですけど、こちらではよく見かけますよね、そういえば。ってか、会議中なんですけど。学部長。しかも、つけすぎで妙に唇、ぬれちゃって色っぽいんですけどー！つけすぎたクリームを指でふいて、その指を、何気にズボンで拭いちゃってますからー！わかりやすいやっちゃ！という訳で、いつものように、何も決まらないまま、なごやかに会議は終わりました。家に帰ると、「もぐもぐ」から嬉しいニュースが！出版社から、本の契約の話です。って言っても実際に本が出るのは１年半くらい先になりそうですけど。「もぐもぐ」！たまには、プープーやるじゃんっ！そう言えば、能ある鷹は三段腹、とか何とか言いますよね。

September 24, 2005

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ペディギュアをする忍者

今朝は少し寒かったので、学校に行く前につい、セーターがいるのでは？とふらふら～っとブティックの立ち並ぶストリートに寄ってしまいました。まるで、吸い込まれるようにそちらの方角へ行ってしまったんです！でも、何を考えていたのか、車からおりで、気づくと車はエンジンかかりっぱなし。。。でも、ドアはロックしたし、はて？あー！またやってもーた！そう、単にキーを車の中に忘れただけでなく、キーはまだイグ二ションに！ロックされた車、エンジンまわってますー！ブルン、ブルン！今日は二人とも授業がない日でラッキーでしたが、とっても落ち込みつつ、「もぐもぐ」に電話。ブティックに行くつもりで、とは言えず、近くの銀行へ、と言ったものの、バレバレでした。。。。すぐキーを持って来てくれましたが、私は情けなくて仕事する気になれず。。。（え？言い訳？）そのまま帰りに理容院に行く「もぐもぐ」と一緒に帰ることに。おや？理容院の隣はネイル屋さんではないですか！？こんなに、落ち込んでいる時は自分に優しくしてあげなければね！（え？いつも優しすぎ？）ということで、ペディギュアをしてもらいました。足裏マッサージもついでにしてもらって、は～、極楽、極楽。家に帰ると学生の一人から、授業に関する質問のメールが。その続きは。。。Also, this next question may come as a bit... facetious but be assured, I am serious. Are you a ninja? Richard once claimed that you were a samurai.（それから、次の質問はちょっと、ふざけてるように聞こえるかもしれないけど、僕はまじめです。。。先生は忍者ですか？リチャードがCoooookは侍だって前、言ってました。）いやいやいやいやいやいやいや。可愛いですねー。しかし、リチャード、余計なことを。。。ってか、何言いふらしとんねん、リチャード。一年に一回はある質問ですが、ものすごく真面目な学生から遠慮がちに聞かれると、本当に可愛いです。これで、一気に私のムードは全快。すっかり軽くなった足のペディギュアを見ながら、「そうだよ、だからちゃんとリーディングをしてクラスにこないと、手裏剣が飛ぶし、責任とって、私は腹切るかもね。」と返事しようかなー、と思っているところです。（しまった、Yahooの翻訳こんにゃく使えば良かった！）

September 17, 2005

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助教授のイジメ方

皆さんの大学教員のイメージってどんなものでしょうか？自分のいる世界なので、客観視しにくいのですが、やっぱり、「頑固者」とか「偏屈」とか「神経症」とかいうイメージでしょうか。え？それは単に私のこと？理・医・経済系だと、「デキる」ってイメージがするんですけど。。。人文系の教員の皆様ごめんなさい。しかしながら、我々をもっと頑固に偏屈に神経症にする、大学教員間のシステムがあります。それは、「テニュアー」と呼ばれるもの。普通「テニュアー」をとる、という言い方をしますが、つまり、終身雇用のようなもの。このご時世、解雇されない、という保障をもらうのは、素敵なことです。テニュアーをとった教員は、普通アソシエイトプロフェッサー（準教授）と呼ばれます。もっと地位があがると、教授となり、講演や印税で暮らすような有名教授になると、単なる教授でなく、それこそ、長い長い名前がプロフェッサーというポジションの前につきます。かくいう私はいわゆる、アシスタントプロフェッサー（助教授）と呼ばれるランクです。このランクでは、まだテニュアーがなく、このポジションをとって、６年後にテニュアーの審査を受けることになります。審査方法は学部、大学によりまちまちですが、出版論文の本数、著書数、プロジェクト、学生の評価、といろいろな方法があります。あれ？私は何も評価してもらうものがない。。。実際、テニュアーがとれなかった場合、次の一年は大学に残れますが、その間によその大学の募集を探し、応募し、再就職の為のインタビュー等を受けることになります。博士号があふれるアメリカ。教職をとるだけでも（私だけは）一苦労。でも、その後に待ち受けているテニュアーのハードル。。。はぁ～！>（息をはきかけてるんじゃありませんよ。ため息です。）もし、嫌いな教員が助教授レベルの場合、「そんなことじゃ、テニュアーは。。。」と一言、言ってみてください。必ず、おもしろい反応があると思いますよ。うそですっ！やめてー！

September 8, 2005

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大学のドレスコード

今学年最初のミーティングがあり、私も行ってまいりました。ミーティングはさておき、その後は懇親の意味を含めて、中庭でバーベキューが。さて、そんな折、新人のD と話す機会に恵まれました。新人とはいえ、他の学校で何年か教えた経験を持つ彼、著書も２冊出しているそう。。。ひえー。足元にもおよびません！サインしてー！彼は、若く見られると教えるのに苦労するからジーンズは絶対はかないんだそうです。。。。あのー、鬢に白髪がたくさん見えてますよ。。。とは言えず。。。。。。あのー、私今日ジーンズなんですけど。。。とだけ言っておきました。確かに、教授陣の中には、ジーンズの人も何人かいるけど、そういう人は中堅どころ。キャリアがあるからこそ、カジュアルも様になる、って感じでしょうか。私は、と言えば。。。ヒラのくせにジーンズ、すんません、すんません。もっとキャリアのある人は、たいてい50代以上で、オールドファッションにタイとジャケット。なかなか格好いいんですよね。ピンクのシャツに黄色いネクタイ、とか日本では考えられない組み合わせも、なぜか、こちらでは浮きませんよね。これは私の学部ではありませんが、お国の衣装を着てる人たちもいますよね。サリーを着てるインドからの教授とか。なんていうのかわからないけど、アフリカの民族衣装を着てる教授とか。格好良くキマってます。といって、階段を３段とびで走り回る私には、着物は無理ですしねー。ってか、朝着る時間ありませーん！同じアジアって言っても、チャイナドレスじゃ怪しすぎますしねー。（妖しい、ならいいんですけどねー。残念っ！）おしゃれの楽しみは女性ならでは、だけど、いろいろと大変なこともありますよね。と思って学生を見ると、もちろん、思い思いの服装です。ロスにある学校に赴任した私の友達Sは、「一年中､天気がいいから、基本的に女子学生は、裸みたいなもんだから。服を着てくれてればありがたい。」えー！もちろん、居合わせた男友達が、急に熱心にSの話を聞き始めました。「何なのー、あんた達！」と心の中で叫びつつ「男子学生も裸？」と聞きたい気持ちを一生懸命抑えた私でした。。。。皆さんの職場のドレスコードってどんなでしょう？

September 4, 2005

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天才って言うよりは。。。

ハリケーンの影響がまだまだ続いているようで、心の痛む今日この頃ですが、私の大学では、昨日新学年に向けて、新人教員（アシスタントを含む）のオリエンテーションがありました。先日の日記で、「やだー、無料で手伝わされるぅ。」なんてかましてましたが、いざ行ってみると、実に知らないことばっかりで、手伝うどころか２０へぇ～を出してしまいそうでした。新人の時、教わったような気もするけど、全然覚えていません。ま、そんなこと（？）より、自己紹介。第一印象って大切。ちょっと緊張するけど、笑いもちょっととりたいな。会議室に着くと、学部長を始め、殆どの人が既に来ていて談笑している。早速、学部長の隣に席を確保。まずは、学部長から、皆に挨拶。そして、いよいよ。。。。学部長「ここにいるのは、うちのファカルティーの一人、Cooook2005です。彼女は。。。天才（genius）です。」え、やだ、そんな、うふ。学部長ってば。学部長「って言うよりも、顔が広いです。」えー、それって天才と全然違うんですけどー！。「って言うよりも」ってどうゆうこっちゃ！あまりのオチにすっかり出鼻をくじかれ、つまんない自己紹介をしちゃった私。だって、この学部長の紹介がすでにかなりおかしくて、笑いをこらえていたんだもん。きっと、不気味な第一印象を与えたにちがいありません。とほほ。これじゃ、学部長の思惑通り、一生パシリだわ。

September 1, 2005

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はめられたっ！

先週一週間は、夏の集中講義と新学年が始まる間を利用して、学校のあちこちで、リノベーションがありました。我々の学部も例外ではなく、オフィススペースをちょっと拡張したり、ファカルティー（教員）メンバーの引退によってオフィスの割り当てが変わったり、とちょっとした変化もありました。という訳で、リノベーションの間は邪魔にならないよう、自宅で仕事をしておりましたが(ウソつけー！)昨日は久しぶりに、学部に顔を出して来ました。私のオフィスもちょっと広い部屋に変わり、明るくなりましたー！うわーい！うわーい！これで、仕事する気も出るわー、（はい、はい。）と部屋を見回していると、学部長がやってきました。「Cooook!　どう？新しい部屋？気に入った？」「ええ、ええ、もちろん。気にいりましたよー。」「壁､新しく塗り替えたの気づいた？」「ええ、ええ、もちろん。明るくていいっすよ。」「コンピューターも電話線もちゃんと動いてる？」「ええ、ええ、もちろん。問題なしっすよ。」「水曜日、ニューファカルティー（新人教員）のオリエンテーション来るよね？」「ええ、ええ、」。。。。。。ええー？ニューファカルティーって。。。私、新人じゃないんですけどー！。。。。。。働きぶりは、新人ですけどね。。。。。。これは、どうやら、今年、新しく入ってくる新人のファカルティー、プラス10人以上のTA（Teaching Assistant）のオリエンテーションを学部長が任されたらしい。きっと一人で、新人10人以上相手するのは、大変だし、退屈と見込んでのことか。。。手伝わされる。。。？「すっごい楽しいから。待ってるよー。」楽しいわけありませーん！無償です！8時間も！と、うまくハメられましたが、何故かこの学部長とは、チームで働くことが多い私。。。憎めない人なんだよなー。昇給、当てにしてまっせ！

August 30, 2005

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接待ディナーと愛すべきボス

商社などの華やかな業種と違って、私のいる業界では、接待というのは滅多にありません。ってか、それは、業種じゃなくて、私がヒラだからですー！そんな私も年に2，3回、日本から来た方々を接待するとき、借り出されます。という訳で、昨晩は、接待ディナーに行ってきました。いつも、こういう時に「もぐもぐ」も一緒に誘われるのですが、いつも断っていた私達。っていうのも、私達、研究分野も違うし、日本の話になっても、「もぐもぐ」役にたちませんからー。っていう私も、全然役に立ちませんー。でも、今は夏休み。人手がありません。頼みの綱のバイリンガルの先生も、子供が急病ということで来られません。急遽、うちの学部長、私、「もぐもぐ」の3人が、我が「はったり大学」を代表することに。。。。。しょぼっ！半分お仕事とはいえ、涼しい風に吹かれて、外でダイニングするのは悪くありません。で、話題はというと、学部長「Mr. T、アメリカの食事をどう思われますか？」Mr. T 「。。。」失礼にならないように、質問を吟味するMr.T。「えー、多いですね。前菜だけでおなか一杯になったりします。」しつこく学部長「アメリカには太ってる人は多いと思われますか？」Mr. T 「。。。。」更に困る。だって、そんなの一目瞭然じゃん！「そうですねー。日本に比べると、背も高い人も多いし、やはり大きい人が多いですね。」あえて、太っている、という言葉を避ける、礼儀正しいMr. T。学部長「私も日本に行った時、太ってる人を数えたら、5人もいませんでした。」数えとったんかいっ！結局、その後、話題は日本の露天風呂の話へ。いかに楽しかったか説く「もぐもぐ」と興味津々の学部長。もし、次回日本に行くことがあれば、露天風呂につれていけ、と言われるのではないかと、恐れおののく私でした。

August 17, 2005

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困ったヤギさん達の困ったリクエスト

「はったり大学」のヤギさん達は、いわゆるヨーロッパ系の学問の継承者なので、（って、こんなの言い訳にならんぞ！）日本に関しては、黒船のペリーさん程度の知識です。しかも、日本に来てから「こういうことをしたい」、とのたまう、困ったヤギさん達のリクエスト。例えば。。。５．「野球が見たい！」まあ、これはそれ程、無理難題ではないですけど、旅行中に言われると、「面倒くせーぞ。」って感じです。４．５番のヴァリエーションとして、「相撲が見たい」「太った日本人が見てみたい。」って、あんた達デブ専ですか！一応、相撲って神事なんですけどー！３．ちょっと文化的に「能、あるいは歌舞伎が見たい。」でも、アンタ、２千円では見れませんからー！（怪しい一時滞在のアメリカ人）それから、いまだに「マダムバタフライ」とか言ってますから。もうちょっと勉強してください。２．「君の家族，親戚に会いたい。」会ってどうするんですかー！家族には芸者も、相撲取りも、日本料理長も、盆栽園芸家もいませんからご期待には添えかねますー！１．「富士山に登りたい。」まさしくフジヤマ、ゲイシャの日本のイメージから抜けられません。ってか、あなた達、革靴とサンダルしか持ってきてないでしょー！富士山、なめとんのかっ！こらっ！結局、これは全部「言ってみただけ。」ということでした。とはいえ、リクエストがある度に、あちこち聞きまわり、通訳もこなし、と翻弄される私。でも、私なりに頑張りました。さて、旅行日程が全部終わってみて、彼ら的に一番印象に残ったものを聞くと、全てのホテルに設置されていたウオッシュレット。キーッ！

July 15, 2005

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耳が燃えるとくしゃみが出ませんか？

先日は京都の話をしましたが、関西の男性がよく使う「かまへん、かまへん。」という言葉。結構好きなんですが、標準語風に直訳すると「かまわないよ、かまわないよ。」となるんでしょうか。ありえませんね。翻訳って難しいものです。（敢えて訳すと「いいって、いいって。」って感じでしょうか？）さて、日本の某大学と交流という当初の目的を果たすため、我々「はったり大学」の一行は京都を後に、目指す大学へ！そちらでは、大層なおもてなしを受けました。夜は、とある料亭でディナーとなったのですが、その時、頼んでおいた通訳の方の前の仕事が長引いて我々の会食の時間に間に合わず、何と、不肖私が通訳をすることに。その会食で、私の同僚の一人が「耳が熱くなったら、我々が噂してると思ってください。」と言いました。直訳は「耳が燃える」ですが、これじゃ分かりづらいので、敢えて意訳をして、「くしゃみをされたら、我々が噂してると思ってください。」と言ってみました。すると、あちらの大学関係者の方が大層関心されて、「えー、英語でもくしゃみをしたら、人が噂してるって言うんですかー。」いやいや、それは私の意訳で実は英語では「耳が燃える」と言うんです。と日本側に説明。するとアメリカ側が「今，なんて言ったの？」と聞いてくるので、「いや、実は日本には「耳が燃える」という言い方はなくて、人が噂したら“くしゃみがでる”と言うんです。」それを聞いた日本側は、「今，なんて言ったの？」「あ、今、先程のくしゃみの件を説明してました。」すると、「え、今何の説明したの？」とアメリカ側。キーッ！昔、白ヤギさんが出した手紙を黒ヤギさんが読まずに食べて、白ヤギさんに「あの手紙の用事何？」という手紙を出したら白ヤギさんは、その手紙を読まずに食べて。。。って歌がありました。ふ、とそんな歌を思い出しつつ、私達の会話が、まるで実りのないドロ沼におちいって行くのを呆然と見届けるだけ，という日米交流の夜でした。と、言う訳ではったりは実りがない、という教訓です。やはり通訳のプロの方ってすごいですね。

July 13, 2005

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京都には古いものはあらしまへん！？

昔、神戸に６年あまり住んでいたこともあって、日本に帰ることがあれば、もう一度神戸に住んでみたいし、関西圏大好きです。ですから、これからのお話は決して京都の悪口ではありません。いや、ほんまだっせ。京都で学部長を始めとする方々とタクシーに乗ったときのことです。２００マイルという数字にはびくともしないアメリカ人も２００年という数字には、すっかりマイってしまいます。ですから、京都では皆さん、「ふんげー」と驚いておられました。そんな時タクシーの運転手さんが、「京都には古いものはあらしまへん。」と爆弾発言をなさいました。我々は「？？？」。すると、運転手さん、続けておっしゃるには、「戦争ありましたやろ。あの先の戦争で、全部焼けてしまいましたさかいに。」この時、我々一行の頭の中では「え？確か京都は空爆も原爆もなかったはず。。。」という思いがよぎりました。浅はかにも私は「京都はそんなに被害を受けたんですか？」とお伺いしたところ、運転手さんいわく「はあ、京都は先の戦争で戦場になりましたさかいに。」そう、「先の戦争」とは。。。応仁の乱のことだったんですねー。いやいや、それって１５世紀やさかい。と、ついこちらも心の中で関西弁で応答してしまいました。アメリカ人の同僚には大層ウケてましたが。。。という、アメリカでも。。。私の友達でアメリカは南部出身の子がいますが、彼のおばあちゃんも「先の戦争」と言うらしいですが。。。それは「湾岸戦争」でも「ベトナム戦争」でもなく。。。南北戦争のことだそうですー！うーむ、歴史ってなかなか深いですね。

July 12, 2005

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怪しい一時滞在のアメリカ人

実は、私以前にリサーチで日本へ行きます、等と、お得意のはったりを「かまし」ていましたが、今回の日本訪問の前半の目的は、私の働く某大学と日本の大学との友好という課題を突きつけられていたのでございます。ってか、私を選んだ時点で、人選間違ってる、って感じですね。うちの大学のやる気のなさが目に見えます。というわけで、前半は学部長だとかのお偉いさんと日本を旅行することになっておりました。でも、皆さん、日本語はおろか、日本が初めてという方も大勢いらっしゃいます。そのうえ、ヒラの私より、年も、ランクも上のかたばかり。。。さて、私のはったりがどこまで通じるでしょうか。そんな時、緊張がほぐれる、というより、腰がくだけるような、ほのぼのとしたエピソードがありました。空港に着いた，ご一行、まずはATMで、お金を引き出せるかやってみましょう、と２，３人程、空港のATMマシーンに行かれました。私はその間、税関を通ってくる他の方々をゲートで待っておりました。やがて、皆が出てきて、ATM組の様子を見に行った私に、学部長が嬉しそうに「うまくいったよ。これで、しばらくは大丈夫。」と報告してくださいました。学部長がべろーんと自分の財布を開いて見せてくれたところには、お札が２枚。でも、それ千円札ですからー！そうなのです。ただでさえ０の多い日本の通貨。きっと舞い上がってしまわれたのでしょう。しかも現金を持ち歩く癖のないアメリカ人の彼。。。でも、２千円って。おそるおそる、「それって２０ドルくらいです。」と一応報告だけしておきました。でも、その後も、３千円とか５千円とか、引き出しておられ、なかなか、日本円の実態が掴めないご様子。しょっちゅう、ATMマシーンに走っておられました。手数料で随分日本の経済に貢献していただきました。２千円のみ持ち歩く学部長。。。ほのぼのしますね。そして、一行はお約束の京都の地へと向かったのでした。

July 11, 2005

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学生からの「A」のもらい方？

大学も夏休みに入り、この時期私のような職種のものは何をしているの？という質問もたくさん受けます。（←全然ない。）そこで、実は学生が終わっても私達の仕事は同時には終わらない、という話しを少し。学生は課題（私の場合、人文系ですからエッセイが多いです。）を出した時点で終わりですが、私達はそれを読んでコメントして、成績を出して、他のアサインメントと合わせて最終評価を下します。講議がやっと終わってホッとする間もなく。。。そう言えば、昔学生の頃、私のぺーパーが帰って来た時にビールのしみ？みたいなのがあった。。。匂ったわけじゃないけど。。。（匂うな！）教授も一杯やりながら学生のペーパー読んでたのねー。前回は「A」を取る為にアピールして来る学生の話をしましたが、私達だって評価からは無縁ではありませーん。毎学期末、評価表が学生に配られ、使ったテキストからアサインメントの難易度まで学生からチェックされます。コメント欄にも自由に記入でき、筆跡等から誰のコメントか分からないように、学部の秘書の方々がタイプアウトしたものが、最終的に私達には配られます。ま、匿名と言ってもやっぱり、学部長とかも読む書類ですし、ここにはそんなひどい事書く学生あんまりいません。しかし、彼女／彼達にもリベンジの道は残されています。実は、ratemyprofessors.com（rate my professors, です）というウエッブサイトがあって、ここにいろいろ、「この先生、厳しい」とか、「簡単」とか書き込むらしいです。このサイトの評価が結構、学生の間で影響力、高いんですってー。（「もぐもぐ」も私も一度しか見たことないです。お互い小心者ですからー。）しかも、このサイト、イケてる教授には「とうがらし」のマークがつくそうです。とうがらしも３段階あるとか、ないとか。しかし、私の大学院時代の友達、今では違う場所でそれぞれ助教授やってますけど、当初は、お互いのratemyprofessorsのサイトを覗いて「この先生、サイテー！」の書き込みしたり、自分のとこに、とうがらし３ツつけたりしてました。しかもお互いに、この書き込みは絶対あいつだ、とか言い合ってました。お子ちゃまか！実際、まだ赴任したばっかりで、あんた達の存在自体、学生に知られてないんですからー！という訳で、学生から「A」をもらうには、どうしたらいいんでしょうか？

June 19, 2005

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良い成績のもらい方？「Aを下さい！」

「もぐもぐ」は悩んでいる。先学期B+を上げた学生さんから、「私の成績はA-でなく、B+でした。御期待に添えずにごめんなさい。」という（ちょっとイヤミな）メールが来た、とのこと。小心者の「もぐもぐ」、この程度のメールでおどおどしてます。私は、と言うと、可愛い私の生徒には皆Aを取って欲しい、といつも思ってますー。って言うより、後で文句言いに来られたら怖いですー。。。（もっと小心者。。。）学生が、より良い成績に変えてもらう為に教授と交渉するのは、良くあることですが、こちらが成績を出す前に、「Aを下さい。」とか言う学生もいたりする。。。私の同僚はたまりかねて、学期始めのシラバス（講議計画表？）に、　　　　　　　　　　「私」が成績を出します。「あなた」ではありません。と書いたとか。「Aを下さい」の中で良くあるのは、「この授業でAが取れないと、来年の奨学金が取り消しになるんです。」というもの。うーん。私のせいで、受給資格を失って、学校辞められても困るよな。。。びくびく。。。（やっぱり小心者。。。）普通はこういう切羽詰まったケースが多いんですが、ある時、中東のとある国とイギリスとの国籍を持つA君が中間試験の後、さりげなーく私の所に来て、「僕、ストレートでA取らないと夏にヨーロッパでレースの練習させてもらえないんですよ。」とかいうのもあった。。。小さい頃から夏はヨーロッパの国々でカーレースをお楽しみになるそうな。でも彼いいペーパー書いてAとりました。（結局小心者。。。）いやー、いろいろとドラマがありますね。そう言えば、昨日のトピですが、他の大学で働く私の友人が聞いた話。ある学生があげた長期欠席の理由が「私は多重人格なんです」。うーん。これに対して何の文句が言えましょう！私も今度、成績に文句つけられたら、「多重人格」になろう♪っと。

June 17, 2005

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学生の言い訳トップ１０

授業を続けて休んだり、Quizの日と分かっててスッポかしたりする学生って毎学期います。でも、彼女／彼らの言い訳って（本当もあるとは思うけど、１％くらい。）「はい、はい。」という嘘臭いものから、「マジっすか！」と言う物迄いろいろあります。今日は、私が今迄聞いたトップ１０（ありがちなもの、おもしろかったもの、そんなんありかい、なもの）をお送りします。１０位　　　「おばあちゃんが亡くなった」これは、本当によくあります。もう一学期で１０人くらいおばあちゃん亡くなります。南無阿弥陀ー。しかし、おじいちゃんよりおばあちゃんが断然多いです。９位　　　　「おばあちゃんのボーイフレンドが亡くなった。」１０位の変型ヴァージョンとして、「おじいちゃんが」とか「おじさんが」とか言うのはありますが、これは初めて。悲しそうに言われて、「そうか、じゃあ、J君は御葬式に行かなきゃ行けないのね。」と言った思い出が。ま、実際、おばあちゃんの２０年来のボーイフレンドだったらしく、それじゃ、おじいちゃんと一緒だよね、と納得。８位　　　　「車が故障した。」ありきたりですが、車社会の片鱗を見ます。変型ヴァージョンとして「タイヤがパンクした。」「チケットを切られた」「牽引された」「（軽く）事故った」等があります。７位　　　　「食中毒」「寿司を食べて」っていうのがかなり多いです。そんなにアメリカのスシは危険なのでしょうか！？あるいは、私への警告か！（挑戦とも言う？）６位　　　　「実家の犬が亡くなった」うーん。ま、気持ちは分かるが。。。おばあちゃんやおじいちゃんと同等に扱うのは、いかがなものか、と。５位　　　　「親友が死んだ」ひえー。これは、本当じゃないことを祈るだけです。車（バイク）の事故で、と自殺が多いです。本当でも悲しいけど、嘘だともっと悲しいぞー。たかだか私の授業の為に友達を殺すなー！４位　　　　「脳腫瘍の疑いがある」為、病院でいろいろと検査を受ける必要があるんだそーです。これも、私だけかと思いきや、同僚も何人かそういう言い訳を聞いた、と言ってるから、うちの大学は脳腫瘍の疑いがある学生人口が高い、ということですかね。はあー？（これに比べて大腸癌の疑いが。。。っていうのは聞いたことがありません。）３位　　　　「自分はアル中です」アル中は認めることが治療の第一歩。でも、重すぎて私にはどうしていいかわかりませーん！２位　　　　「寝坊しましたー！」皆、必死で親友を殺したり、脳腫瘍になったりして迄言い訳を考える中、こんな天真爛漫な学生もいます。でも、この学生、ちゃーんとバジャマで来てましたからー。信憑性あるぞ。１位　　　　「子供が産まれました」毎回、かかさず授業に来ていた女の子。ある日、パタッと来なくなって心配していたところ、「３日前に子供を産みました。しばらく学校には行かれないかもしれません。ごめんなさい。」とのメール。えー！妊娠してるとは、全然知りませんでしたー。私が迂闊すぎた？結構人生いろいろねー、と学生から教えられることの多い私でした。

June 16, 2005

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大学で教えるということ

最近、楽天広場に仲間入りさせて頂いたばかりの私の楽しみは、他の方のブログにお邪魔する事。気になるのは、やはり海外の暮らし。韓国、タイ、インド、フランス、ブラジル、どこも隣の芝生は青い！で「うらやましー！セカンドハウスを買うならやっぱ歴史のある（暖かい、海のある、日本に近い）国よね！」等と、鼻息も荒く、ファーストハウスも持ってないのに夢想してます。（賃貸アパートでーす。）そしてもう一つ、私がよくお邪魔するテーマは「子育て」とか「成長日記」。私は「もぐもぐ」はいますが、子供はいません。出来るかどうかも分かりません。が、他の方の日記を見て、感動してます。あー、xxちゃん、つかまり立ちが出来るようになったのねー。とか、兄弟が喧嘩の後、仲直りしたり、といったエピソードに一喜一憂してます。何と言っても子供の記録は、成長があるから、読んでて楽しいんですよね。ドラマだわー。さて、子供のいない私に、成長ドラマを提供してくれるのは、私のクラスの学生達。一番最初に私のクラスをとっていた時は、後ろの隅っこに座っているだけだったJ。得に講議内容にも興味がない様子。（え？私のせい？）ところが、一学期空けて、また私のクラスを取ってくれた時には、要所、要所で、私がうなるような、いい発言をする！後で聞いてみたら、「段々学校にも慣れてきて、自信が着いて来た。」とのこと。おー、大人になった！また、ちょっとした面接の為に推薦文を書いてあげた学生Eは、わざわざ日本語の先生に、書き方を習って、Thank youカードならぬ、ありがとうカードを私のメールボックスに入れてくれたり。もちろん、「ありがとう」の文字が日本語というより記号みたいなんだけど、それがまた泣かせる！学期の終わりにはメールで「教授のおかげで、新しい考え方を教わって人生変わりました。」とかいう、大袈裟なのもたまにある。（でも、そういう学生に限って、久し振りに会って、「元気？」とか話しかけると、「誰ですかー？」ってな反応が帰って来たりします。トホホ。）中には講議の終わった後、「Good job!」とか言われたりもして、あのー、それって学生に言われたかないんですけど。。。ま、うれしいんですが。勿論中には、苦手な子もいるし、私を敵対視してる子もいて、うーん、難しい、ってことも多いんですけど。そんな私にとって、今一番心配なのは、徴兵制（ブッシュはしない、って言ってるけど。。。）。私の教え子が戦場に行って、殺すか、殺されるかって立場にたたされるのか、と思うだけで、胸が張り裂けそうです、まじで。そういえば、うちの「もぐもぐ」。自分が乳糖分解出来ない体質で、(Lactose Intolerant)牛乳飲む度にお腹こわしているのにも拘わらず、今日暑さに負けてミルクシェークを飲んでしまった、とのこと。（他の選択肢は、ないんかい！）学校から家迄の地下鉄の殆どの駅でトイレに行く為下車して、何とか家に帰り着いたものの、まだ、明日の朝迄はこの調子だー、とトイレで泣きながら唸っていました。でもこれ、３ヶ月に一度は、やってるような。。。（デジャブ？）私が、他人の成長物語りを好きなのも、うなずけますな。

June 11, 2005

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ジムにポール、これが民主主義？

今日も、夕立ちが来そうで来ない蒸し暑い一日。湿気のない時は本当にさわやかで、いいところなんだけどなー。。。と言う訳で今、夏休みですが、来年の授業の準備（殆ど前日にしかしませーん。）、プロジェクトの為の補助金申請のプロポーザル、自分の論文等々、やることは山積みですー。昔は大学の先生って殆ど働いてないじゃん、とか思っていましたが（だから、なりたかったんですが。。。）甘かったわー。で、今日は私の職場の話し。アメリカ人にとって民主主義って言葉は、戦時中の「天皇陛下」に相当するくらいパワーのある言葉。（ほんとか！？）でも、具体的には皆、何なのか分かってないんだけど。ま、身近なところでは、職場では、同僚は皆ファーストネーム。これって、慣れるまで結構大変でした。私の行った大学院が結構オールドファッションドであった為、教授自ら、自分のことを「XX教授は明日から出張」とか黒板に書くような世界。自分のことを学生にファーストネームで呼ばせるのは半数くらいでした。でも、私は教授をナンシー！とかハイ、リック！とか呼ぶのは、おこがましい気がして、XX教授とかXX博士とか呼ぶ方が楽でした。しかし、自分がいざ、働く側にたってみると、頭のはげ上がったおじ様も、定年前の白髪頭の方も皆ファーストネーム。ついつい、儒教的感性で、そういう面々はラストネームで呼びたくなる、というもの。でも、そうすると、実はフェミニストの方からクレームが来るのですねー。「女だからって、男とは同等よ。」とか、アジア系の方からも、「だからアジア人女性は男に屈しやすいと言われるのよ！」とお尻をたたかれる始末。つまり、職場では、皆同等だからファーストネーム。それが民主主義！と来るのでした。でも、もちろん、校長ともなるとやっぱり親しくならないうちは、いきなりファーストネームはNGですが。。。ま、「アジア人女性が男に屈しやすい」というステレオタイプは実際ありますが、ちなみに、私の受け持つ学生にアジア人（主に東アジア、中国、韓国、台湾、日本）女性のステレオタイプを聞いてみたところ、（得にアジアに詳しい学生達ではないので。。。）すぐ連想するのは、「ニンジャ」だそうです。戦うヒロイン、流行りですもんねー。それにしても、これって「ゲイシャ」と言わないだけでも進歩なんでしょうかね。喜ぶべきか、悲しむべきか。私に対するイメージがこのステレオタイプを学生間に広めてる、ってことはないだろうな。。。うちの「もぐもぐ」は、この暑いのに「ステーキが食べたい」と言ってスーパーで買ってきました。作るのは楽ですが、この暑さで殆ど食べれず。。。でも、「もぐもぐ」は、ちゃんとたいらげていました。それから、（ニンジャが怖いのか）ちゃんと２人分のお皿を洗いましたとさ。（いつも皿洗いは彼の役目です。民主主義でしょ？！）

June 9, 2005

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