ビミョーな人種差別
人種の違い(または、宗教、文化等)による差別で、今フランスを中心に始まった暴動がヨーロッパ各地に広がる勢いです。人間ってどこかで「差別化」をしてしまう悲しい生き物ですが、(人種が同じなら出身地、出身校、キリがありません。)やはり自分の中の差別意識って気がつきにくいものです。私の知り合い、ヨーロッパ系のSと話をしていた時、たまたま私の日本人の友人でロンドンに住んでいるAの離婚の話になりました。彼女は結婚する時も、旦那さん(白人)の家族から アジア人と結婚するなんて!と反対され、結婚式にも来てもらえませんでした。すると、Sが、「えー、なんでー?日本人でしょ?ブラックでもあるまいし。」いやいやいやいやいやいやいやいやいや。それじゃ、ブラックなら当然ってことですか!そして、続けて「私はあなたを 白人と思ってるわ。」(I consider you to be White.)え?うれしい。 私、白人?なーんて思って欲しいんでしょうかー???? んなアホなっ!これって、植民地時代の朝鮮半島で、(そしてもしかしたら、今もアジアのどこかの国で)現地の人に「そうしてると、君も立派な日本人に見えるぞ。」なんて、言っちゃうオヤジ(とは、限りませんが)と同じメンタリティーなのでは???この時はあんまり驚いたので、気のきいたことが言えませんでしたが、次回はにっこり笑って「ありがとう。私もあなたのこと イエローと思ってるから。」(Thank you! I, too, consider you to be Yellow!)なんて言っちゃおうかな、と考えて。。。。 考えて。。。。 考えるだけで、小心者なんでドキドキしちゃったりするんですが。。。でも、言っちゃおうと思ってます。それにしても、言葉と差別って難しい問題ですよね。私は、アフリカン=アメリカンという言葉を使いますが、とってつけたようなこの形容に「ブラックって言って。」って言われたことも。。。この時も、She is blackというのとShe is a blackというのでは、ビミョーにニュアンスが違って、後者の方がちょっとだけ、侮蔑の感情が入る、と感じる人もいますしね。。。。自分も知らない間に、何気ない一言で誰かを傷つけてないといいんだけど。。。と、考えていると、台所のゴミの始末をしながら、お得意のフレーズ、「私はデブのゴミです。」を連発する「もぐもぐ」。。。。それ、絶対、外で言わないでね!