カテゴリ:2008年の100冊。
100冊の6冊目は、
おひとりさまの老後 ジェンダー研究の分野で活躍されている上野千鶴子さんの本です。 帯に、 「結婚していようがいまいが、だれでも最後はひとり」 とあって考えさせられます。 本の中にもありますが、 『80歳以上になると、女性の83%に配偶者がいない』 んですって。言われてみれば・・・という感じですが。 「こうやって暮らすといいわよ」的なハウツーの本ではありません。 子供たちが「いっしょに暮らそう」というのは、 (進んでそうしたい、というより)老いた親を放っておくことに対する罪悪感からくるものもあり、 その言葉を真に受けて同居してもうまくいくとは限らない(すごくよく分かる、) ほどほどの距離を保ちながら暮らすことも大事、とか 病院で「家に帰りたい」というのは、 イコール「家族の元へ帰りたい」ではないこと (家に帰って家族に介護・・・してもらえるのか?して欲しいか?) とか 介護を受ける側になった時どうするか、とか 自分が老いた時どうしたいのか イメージする参考になりました。 お金さえあればいいのかというとそんな事ではなくて、 やはり地域の友人やネットワーク、ってとっても重要。 茶飲み仲間を作っておかなければ(笑) 万人にオススメ、という本ではありませんが、 老後のことが幅広く書いてあり、例も詳細(きちんと取材されて書かれています)なので、 気になる方には面白いと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.26 09:54:43
[2008年の100冊。] カテゴリの最新記事
|
|