すっかりご無沙汰になってしまいましたが、相変わらずそこそこ本は読んでいます。
日記に残しておこう・・・と思いながら、実際は・・・
先日読んだ本です。
子どもの翼を信じて
今職場にいる方の中に、中学2年生のお子さんがいる方がいて、
話がとても参考になります。
まなも年長さんになってから急にお姉さんになり、うれしい反面、少し距離ができた気も。
でも、自然なことなんですよね・・・親が引き止めてはイケナイ・・・
薄い本だったので、すぐに読み終えることができました。
そうだよなーと思ったのは、
『まわりの大人がことばにしてほしい』
という節で、
子どもにはそれぞれ個性(得意分野、という感じですかね)を持って生まれてきているけれど、
それは周りの大人が「○○ちゃんは歌が上手ね」など、声をかけることで
子ども自身が「自分は歌が得意なんだ」と認知できる、というもの。
自分の個性を活かして生きて欲しい、と続きます。
個性を活かす、とは、例えば「よく食べる」という個性を持って生まれた子は、
年配の人が食べやすいようになんでも柔らかく(極端に言えば、離乳食のように)味気なく
するのではなく、
年配の方が「食べる楽しみ」を見出せるように、もっと食の工夫ができる・・・
「歌がうまいから歌手」というのではなく、個性をもっと幅広く活かして生きていけるように・・・
周りの大人がサポートすべきなのだな、と思いました。
私もこれからは周りの子のいいところを声掛けしてあげよう。。。
また、
『子どもとの幸せと健やかな成長を願っていながら、親が毎日のように子どもに対して、朝ごはんの食べ方からはじまって、夜のお風呂の中でも叱っているとしたら、そして、その子がしょっちゅう泣いているとしたら、それは子どもが悪いのではなくて、親の方がするべき仕事を間違えているのかもしれません。』
というところから親の3つの役目が書かれています。
命を守ること
子どもの発達段階を大切にすること
子どもからの愛に気づくこと
(↑特にここ、ガツンときました。親はつい「うちの子、もっとこうだったらいいのに・・・」と思ってしまうけれど、小さい子は「うちのお母さん、もっと・・・」とは思わない。
ありのままを愛してくれてるんですよねー・・・)
巣立ちとは、この3つを自分で引き受けられるようになること。
命を大事にし、今しかできないことに精一杯取り組んで(勉強とか部活とか)、
自分がいかに周りの人から愛されているかを感じ、人を愛せるようになること・・・
この3つを子ども達ができるようになれば、自ら命を絶つなんて事も減るのにな・・・
社会全体でこの本のように関わっていけるようになるといいな、と思ったのでした。