すくすく毎日向上計画

[読んだ本・観た映画] カテゴリの記事

全27件 (27件中 1-27件目)

1

• またまた再開。/『怪盗グルーの月泥棒　３Ｄ』

  日記更新もしようと思ったりもういいやと思ったりで２ヶ月も･･･っていつものパターン。もう、こういうものなのだ（気が向いた時に更新するゆる～いペースで）と開き直って行きます。この２ヶ月の間に娘がまたまた入院したり父親に病気が見つかったりいろいろありました。それもおいおい。＝＝＝＝＝上の子も下の子も代休でした。今日スタートのディズニーランドのクリスマスに行こうかな～と思っていたのに娘、今ギプス。加えて私も仕事が忙しく、１日のお休みは自分の首を絞めるので半日休暇をもらって『怪盗グルーの月泥棒　３Ｄ』を観に。おもしろかったです～！今年観た中で（ってそんなに観ていないけれど）１番かも。アメリカーンなバタバタっぽくなく、大人でも比較的落ち着いて観られるのではないかな。グルーのおうちがステキ。ドアノブひとつとってみてもセンスいいなーと思います。３Ｄって本当にすごいですね。こういうのが当たり前になってくるのか･･･。

  2010.11.08

• 『老いた親よ、いなくなれ』

  私が言ったんじゃありませんよ、『ＡＥＲＡ』の特集です「老いた（お金のない）親よ、いなくなれ」かな。いや～、でも読んでみたらなかなかリアル、そしてシビアなんだなあ･･･と。ちょっと前、ほんのちょっと前まで「高齢者＝お金持ち」というイメージがあったように思うのですが･･･もう「過去の話」なんですねー･･･いや、「お金はもっていたけど、子供に摂られる」という感じでしょうか。お金は持っていたはずなのに、子供から放り出された時は残金2万円しかなかったとか･･･子供からちやほやしてもらえるのは、お金があるうち･･･って怖すぎます｡｡｡この特集読んで、つくづく思いました。子供に、「あの時あれだけお金かけてあげたのに」って恨みに思うぐらいの投資はしないでいよう。と。学校も、結婚も、住宅も。お金を出すなら後から「やめておけばよかった」と思わないぐらいの額まで。自分達の老後は自分達で守らなきゃと思いました読んでよかった。

  2010.08.23

• 『女の40代はどうなるか？』に対する村上さんの答え；

  家を（夫が）片付けていたら、随分前に買った村上春樹さんの本が出てきました。タイトルが、『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか？』（2000年、朝日新聞社）というもの。確かシリーズで3冊ぐらいでていたと思うのですが、私はこれが一番好きで取っておいたものと思われます（でも忘れていた）。村上春樹さん、小説も好きだけれど人柄を本当に尊敬しています。身近にいたら好きになっていたはず。間違いない。で、質問ひとつひとつとそれに関する村上さんの考えをを改めてじっくり読んだのですが、その中に40代女性に関する村上さんの考えがありました。参考になったのでここに載せておきます。『･･･はっきりいいまして、女性は40代で差がつきます。男性の場合よりも「残る人」と「落っこちる人」の差が歴然としてきます。でもそこで残った人って、ほんとに素敵ですよね。すごく魅力的です。そのへんにはまると、20代の女の子なんて･･･ということになります。僕の考える「残る」ための三つのポイントは、１）自分に甘えない２）でもかりかりしない３）そして大きく出ないことです。「大きく出ない」というのは、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、けっこう大事なんです。･･･』･･･私にはまだ「大きく出ない」のイミ分からず･･･アラフォーと呼ばれるようになる頃にはわかるようになるでしょうか･･･。（他にも、『恋愛関係においては、「打ち明ける」のは初心者で、「伝えるの」が上級者、というのが村上の意見です。』とかあってうまい!!という感じ。）

  2009.08.17

• 『年収200万円からの貯金生活宣言』とVISAデビットカード。

  もともとがどんぶり勘定気質（？）なので、全然貯金ができない私。子供も一人（お金がかからないという)小学生になったし、そろそろ何とかしないとねえ･･･と思い、『年収200万円からの貯金生活宣言』という本を読みました。この中にもあるのですが、「使わないお金を増やす」ことって、はやり大事みたい。以前読んだ本でも、「100円節約するのは200円稼いだことと同じだ」という一説がありました。200円稼いでも税金とか引かれたら減るからね。この本は「90日で貯金体質になる」ためのポイントが書かれているのですが、自分が使ったお金を「消費・投資・浪費」に分け、浪費を減らしていきましょうという感じのようです。実践するためのワークブックも出るらしく、買っちゃおうかな。本の中で私が実践して「いい！」と思ったのが、「VISAデビットカード」。一見クレジットカードのようですが、銀行口座に残高がある分しか使えません。（本によると）スルガ銀行とイーバンク銀行でのみ扱っているようです。デビットカードと言うと、「扱っているところと扱っていないところがある」のが厄介ですが、これは通常のクレジットカードと同じで、VISA取扱店で「1回払い」というだけで即時口座から引き落としになります。クレジットカードっていいのだけれど、ついつい「支払はお給料後だから･･･」って余計に買ったりしちゃうんですよね。何に使ったか忘れることも多いし。使って数日ですが、欲しいものがあるときでも常に銀行の残高を考えるようになりました。（ただ、私はイーバンク銀行なのですが、入金を1回に３万円以上しないと手数料がかかっちゃうようで、それが難点です）これで節約なるか!?今後に期待。お金を貯めたら、家族旅行に行きたい。･･･といったモチベーションも大事だそうです。

  2009.06.20

• 

  『いつもハッピー！　スッキリ朝とゆったり夜』

  大々的に家の片づけをしていて、いらない本はブック○フに･･･と分けていたところ、このタイトルの本を見つけました。買ったこと自体忘れていた･･･スッキリ朝とゆったり夜子供が小学生になったことで、いやおうなく朝型生活を強いられているのですが、（子供の起床が６：３０なので、）なんとなく、仕事と生活のバランスが取れてきている感じがあり、嬉しいところ。本も、仕事をしている人をターゲットにしていて、オフタイムは朝と夜しかない、その時間をいかに充実させるか、がテーマです。すごくためになる、というほどでもないですが、ちょっとしたヒントがいっぱい。本自体はイラストも多く、立ち読みでも十分楽しめます。『朝は、じつは前日の夜、すでにはじまっているのです。今日が、明日をつくるのです。』という部分にはっとしました。いままで、やりたいこと・やらなければならないことは夜に詰め込んできたけれど、暖かくなってきたし、生活を見直そうかと思っています。

  2009.04.26

• 『あなたの知らない貧困』

  最近よく目にするようになった『貧困』の文字。今回、びっくりするほど大きな活字になっていた『週刊ダイヤモンド』を買いました。（今となっては前号です）ショックだったのは、･年収200万円以下の人口が1032万人･日本の子ども7人に1人が貧困、特にひとり親家庭の貧困率66％（ここでいう貧困率とは、親二人・子二人で年収が手取り276万円以下、　　　　　　　　　　　　親二人・子一人で239万円以下、　　　　　　　　　　　　親一人・子一人で195万円以下。しかし所得には閾値があり、上記年収を上回っていても服や本など必需品が買えないといった貧困はあり)・生活保護を受けている44.1％が高齢者世帯うちは2世帯で住んでいて、まわりは親の世代ばかりなのですが年金の不安、というのをものすごくリアルに感じます･･･。「もっともらえると思っていたのに」と、バイトを探す人や「若い頃年金をかけていなかった」人の後悔も耳にします。私が年金もらう頃なんてもっとすごいんだろうなー･･･。本当にアテにできませんね。また、子どもの貧困に対しても、子どもに一切非はなく、貧困は再生産されてしまうので現状を問題視してもっと声をあげなければいけないと思いました。（高校も、もう少し安く通えればいいのに。）以前『格差』という言葉がよく取り上げられましたが、もう「格差社会｣は通り過ぎていまや『貧困』であるといった文章があってとても衝撃でした。

  2009.03.22

• 

  脂肪燃焼手帳。

  すごいタイトルです(笑)伊達式脂肪燃焼手帳職場で隣の方が貸してくださった「クロワッサン」（雑誌ね)。ダイエット特集で、「くらたま」とこ倉田真由美さんが4.5キロ痩せていて、痩せていることももちろんですが、「食べあわせで痩せる」という、ダイエットカウンセラー・伊達友美さんの方法が面白いなと思い、数ある彼女の本の中でこちらを購入。本によれば、よい食べ合わせ、栄養バランスがよければ、食べてもテトリスのピース（この場合栄養価ね)がはまるように（エネルギーを）燃やせるイコール「太らない」、らしい。前回の「ためしてガッテン」でもやっていましたが、そして名著『100歳まで元気に生きる!』にもありましたが、かつて流行した低インシュリンダイエットって、結果としてよくないんですねー。伊達さんの本によると、蓄えられた栄養が脂肪になるのは2週間後だそうで。とりあえず２週間、本にしたがって結果を見てみたいと思います｡｡｡

  2009.01.22

• 

  今更ながらはまっています･･･

  日記しばらく更新していないのですが、その間にパート辞めました。で、今はまっているのがこれ↓のだめカンタービレ（1）ほんと、今更なんですけどね･･･もっと早く読みたかった！か、連載が終わってから（まだ続いています。しかもただいま作者の方産休中、）はまりたかった！続きが気になって仕方ないーーー!!我ながらびっくりです。単行本もほぼ揃いました。（すでに貸してほしいという人が2人。）『ハチミツとクローバー』も最近読んで、よかったのですが、なんでこんなにどっぷりはまってしまうんだろう･･･と考えた時に、結局漫画を読むことで、たのしかった（自分の）学生時代に浸っているんだなーと思うんですよねー。社会人になり、さらに母になると、なかなか「同じ目標に向かって濃密な（楽しい）時間を過ごすグループ」に身を置くこと、ないからね。そして、一時期大流行した『冬のソナタ』、主人公達に自分の初恋を重ねて観てしまう･･･とあちこちでききましたが、そのドラマにはまる人の気持ちがようやく分かる気がしたのでした･･･。（現実逃避してるのかなー自分、と思いつつ。）

  2008.09.20

• 『崖の上のポニョ』

  『崖の上のポニョ』観ました。観る前、Yahoo!のレビューみたいなところみたら賛否両論で、「??」と思っていましたが･･･観たら分かった気がします。「ファンタジー」ととるか「ありえない！」とみるか･･･私は、まあ楽しめました。確かに思うところはありますが。思うところと言うのは、この作品、よく「となりのトトロ」と比較されると思うのですが「トトロ」は、危なっかしい子供を周りの大人ががっしり固める、だから安心して観ていられる､､､一方、この作品は･･･あまりここで書いちゃうとﾈﾀﾊﾞﾚになってしまうので書きませんがまあ、その部分でちょっとね。職場で見た方は「車の運転、ルパンを思い出した。懐かしかった･･･」と言っていました。ここに宮崎アニメのＤＮＡが生きていたのね･･･。

  2008.08.10

• 「久石譲 in 武道館　宮崎アニメと共に歩んだ25年間」

  久石譲さんのコンサートへ行ってきました。（こちら）外はものすごい雷雨!会場の武道館内でも、時折「大太鼓か」と思うぐらいの雷の音がしていました。オーケストラや合唱、マーチングバンドなど合わせると1100人の祭壇者とあって、また、ステージ中央に大型スクリーンがあり、そこに宮崎アニメの画像が映し出され、とにかく迫力がすごかったです。『風の谷のナウシカ』の中に、私が高校のブラスバンドで演奏した曲もあって懐かしくて（?）なんだか涙が出てしまいました（最近涙もろい･･･）25年も第一線を走り続けるなんて、本当にすごいこと。私、久石さんってどうしても「蜷川幸雄」さんとかぶっちゃうんだよな･･･（笑）演奏1曲1曲が終わった後にこっといい笑顔をされるのが印象的でした。時の人・大橋のぞみちゃんも『崖の上のポニョ』を唄って（トトロの「さんぽ」も唄ってくれた）平原綾香さんも素敵でした。彼女の歌声って唯一無二。思いがけないゲストになんだか得した感じ。一緒に行ったまなは大興奮でした。（たかぼんはお留守番でした、かわいそうだけれどもっと分かるようになってから）思ったより、まだ観ていないジブリ作品が多かった･･･。観ようっと。もう一度同じステージがあるとしたら、また絶対行きたいです!!そして、子供と感動を分かち合えるようになるなんて、子供が大きくなるのっていいなあとしみじみ思いました「子供がかわいいのは3歳まで」なんて絶対ウソだ～。

  2008.08.07

• 『夢と時間を大切にしたい人の手帳活用術』

  「手帳で夢を実現する」という帯に惹かれて読んでみました。『夢と時間を大切にしたい人の手帳活用術』最近、ばたばたして一日が終わってしまうことが多く、このままじゃいけない、何かを見直さないとと思っていました。本の中にいくつもハッとする部分があったのですが、その中から一部分を。『街を眺めていると、みんな笑ったり食べたり、悩んだり仕事をしたりして、毎日の時間を暮らしています。「本当は、こう生きたい」「こんなことがしてみたい」　他人の目や世間の価値観を意識して、心からやりたいことをあきらめても、勇気を出して心の声に従っても、同じ3年、5年という時間は過ぎていきます。そして、その時間は二度と戻ってこない。　最後に私たちの手元に残るのは、どれだけ自分の時間に没頭して生きたかだけなのです。』目の前の忙しさを言い訳にしないで、もっと先を見ないとなーと思うのです。

  2007.11.25

• 

  『夜のピクニック』

  最初の数ページを過ぎてしまうと、一気にのめりこんでしまう･･･そんな本でした。さすが「本屋大賞」受賞作。決して「めくるめく展開」があるわけではなく、舞台は高校、一晩中歩きとおす「歩行祭」という行事当日の話。本当にその時だけの話。青春って、その渦中にいる間は価値がわからないんだよなあ～･･･なんてしみじみしてしまう小説でした。いいなあ、青春。私は、「生涯青春」という考えはあまりなくて（もちろん、そういう考えの方を否定するわけではありません）30代には30代の、40代には40代の「その歳ならではのよさ」というものがあると思うのですが、やはり若い頃に比べて、「（何かを）実行して後悔するよりも、実行しないで後悔するほうがいい」なんというか･･･失敗を恐れる気持ちは大きくなる気がします。なので、主人公の女の子の「賭け」、そこに、かつて自分が似たようなことを経験した気持ちを重ねて読んでしまいました。･･･2人がくっついちゃえばいいのになーと思いながら。多分この本を読んだせいと思いますが、この晩、かつて好きだった人の夢を見ました。大学の授業（心理学系の脳の授業)で習ったのですが、人間って、例えば失恋などショックな出来事があったときに、夢の中で何回もその出来事をみて、そのショックな出来事と向き合っていくのだそうです。折り合いをつけていくというのかな･･･。･･･といことは、私もまだ完全に消化しきっていないということなのか･･･。とにかく、切ない小説を読みたい気分の方にはオススメです。

  2007.09.20

• 

  私達は果たして幸せに向かっているのか

  ここのところ自分にとって「旬」な･･･読むべきときに読んだのだなという本に立て続けに当たってしまい、日記にしなければと思いつつそのままでした。最近読んだ本の1冊が佐々木正美著・『子どもへのまなざし』有名な本なので、すでに読んでいる方も多いかもしれません･･･が、子どもが小さいうちに是非!と強くオススメしたい本でした。印象に残ったところはたくさんあり、おいおいまた日記にしたいと思うのですが･･･この本は「子育て」というところを超えて、哲学の分野まで思うところのある本です。初版が1998年、もう10年もたつわけですが、佐々木先生が当時憂慮していたことが今の社会にそのまま表れている気がします。まるで予言のようよ。今回日記のタイトルにした「私達は幸せになっているか」ということですが、この本を読んで疑問に思ったことなのです。私達（日本人は）「豊かで」「自由で」「平等で」「平和な」国を手に入れました。この４つを手に入れた国民は、世界史はじまって以来まだないそう。著者は言います。『現実には、みなさんいかがでしょうか。多くの家庭では、子どもさえうまく育てられなくなったとおもいませんか。貧しかった時代に、学校であんなひどいいじめはなかったのです、子どもが自殺するほどのいじめなんて、想像できませんでした。子どもを虐待する親なんていたでしょうか。不登校などもありませんでした。家庭内暴力もありませんでしたね。　こういうことをいろいろ考えてみますと、豊かさとか自由とか、平等とか平和とかいうものは、みんなすばらしいものですし、どれひとつ失いたくありませんけれども、それらがすべてそろったとき、私たちはいったい、どういうことになるのかというこわさを、一方で考えてしまうわけです。』便利さが「もっともっと」という欲望を拡大し、我慢する必要ない生活を送るうち我慢ができなくなってきて、（自分にではなく他者に対する）「怒り」の感情が強く、エスカレートしてきてしまっている。孤独感から何かの「依存症」になる人が増えてきている。そういう社会がはたして幸せなのか･･･。先日、妊婦さんがあちこちの病院で断られたという事件。私も、上の子妊娠中に盲腸になってしまい、病院3軒断られたことがあるので･･･なんだか他人事とは思えないなあ、と切ない気持ちでした。「できるだけのことをします」って言ってくれないんですよね。「何かあったら責任が取れないので」とはっきり言う病院もありました。今回本当に残念な結果になってしまいましたが、現代の病院に「中途半端な体制で受け入れて何かあったら、（裁判とか）大変なことになるぞ」と恐怖心を持たせているのは、結局この社会でもあるんですよね。思うところのたくさんある本でした（変なまとめ）。（前回の日記で「友達の重要性を本で読んだ」というのは、この本のことです。）

  2007.09.11

• 

  『毎日かあさん』

  前の日記とかぶるところがあるので前後編にしようかと思ったのですが、「子供」ってある意味デリケートな問題でもあるので、別タイトルにしました。職場の人に貸してもらって、『毎日かあさん』という本を読みました。タイトルに「出戻り編」となるので、何のことかなあと思っていたら、出戻ってきたのは元の旦那さん。その旦那さんは、（家族の協力が不可欠とされるらしい）アルコール依存症を一人で克服し（10年かけて！）、家族のもとに帰ってきたのですが、そのカラダは癌に蝕まれていたのでした。旦那さんが帰ってきてからのわずかな時間、子供たち含め「穏やかな」暮らしをしたあと旦那さんは逝ってしまいます。心打たれたのは、作者・西原さん（さいばら、と読みます)が、亡くなった旦那さんに（正確になんて書いたあったかは忘れちゃったけど）「子供をありがとう」と感謝しているところ。（基本的に人それぞれと思うけれど、敢えて）「子供なんて面倒じゃない、いらないわー」という人に、子供がいるといいところを100個挙げるよりも、この1冊のほうがずっと伝わる、そんな気がしました。子供がいない生活も自由で楽しくていいと思いますが（先日そういう友達を見て正直羨ましかった）、子供がいる生活もわるくないです。うまくいえませんが、今読むべき本だったなーという気がします。貸してくれた友達（と会社の人を呼んでいいものか･･･）に感謝。

  2007.09.01

• 

  ライバルは、なりえなかった自分。

  唯川恵さんの『永遠の途中』（光文社文庫）、読みました。おもしろかった！一気に読みました。個人的に、私が今年読んだ本の中で5本の指に入るおもしろさ。会社の同期で、違う生き方を選んだ2人女性の、27歳から60歳までが描かれています。一人は、同僚の男性と結婚、専業主婦の道。一人は、バリバリ働く（結果独身の）キャリアウーマン。お互いに「自分がそうしたかもしれない」相手の人生に羨望と嫉妬と覚えながら、時には自分に、「（相手に対する）優越感」を抱きながら生きていく感じが実にリアルでした。最近私の周りにもちょっとしたことがあって思ったのだけれど、女性って、「会社の同期」「同級生」･･･同じレベル（？）にいた相手に対して知らず知らずのうちに（いや、中にはそれを表に出す人もいる）優劣をつけてしまう部分がある気がします（程度の差はあるけど)。それぞれの人生を尊重できればそんなことないのでしょうが。それは多分、自分の生き方に「自信」があって初めてできるようになることではないかと。この本を読んでもうひとつ考えさせられたのは、専業主婦・薫の人生が、本当に「典型的・子持ち専業主婦（でもこちらは生活レベル高い）」で、私もこのままいたら、子供達が（あっという間に）親より友達を優先するようになったとき空っぽになってしまうのではなかろうか･･･と怖い気持ちになりました。今後の生活を垣間見たようで、自分のこれからを考えるきっかけになりました。結婚してる人も、していない人も、仕事している人も、していない人も、子供がいる人も、いない人も、「自分の人生、別の道があったのでは･･･」と思ったことのある人なら共感する部分があるはず。ほんと、面白かったです。オススメ。

  2007.08.19

• 『肩ごしの恋人』

  TBSで始まった『肩ごしの恋人』、HDDに撮ってあったので観ました。（役名でなく俳優さんの名前で書いちゃいますね)米倉涼子と高岡早紀は幼馴染。高岡早紀は3度目の結婚、しかも相手は米倉涼子の元カレ･･･というところから始まります。高岡早紀は、「人のものがよく見える」タイプ。（なんとなく高岡早紀のキャラクターにかぶって見えてしまう･･･）米倉涼子は、そんな彼女に嫌悪感を抱きつつも離れない、離れられない。米倉は30歳のキャリアウーマン。独身。上司と部下との板ばさみになりながら仕事している。現在カレなし。一見「高岡早紀みたいなタイプって、幸せそうだよね～」と思うのだけれど、こういう人って結局「他人のモノサシでしか自分の幸せが測れない」のだと思います。例えば、「どこどこで結婚式挙げるから幸せ」「どこどこのバッグ買ったから幸せ」とかね。こういう人はあの名言：「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」（by相田みつを）を知らないのでしょう･･･。･･･すごいのは、米倉の元カレだった永井大に向かって、結婚後数日で「（永井を好きだったからではなく）米倉が好きになった相手だったからいいだろうと思って（取った）」みたいなことをいうシーン。こんな事言われて相手がどう思うのか･･･想像力なさすぎ･･･。「幸せになりたいけれど、どうやったら幸せになれるのか分からない」みたいなことも言っておりました。米倉にぽつぽつと湧く男関係を、高岡が天性の「嗅覚」(?)で感じ取って絡んでくる（ちょっかいだしてくる）展開なのですが、突っ込みどころとしては「（米倉の一人暮らしのマンション）、今の30歳女性が借りるにはゴーカすぎだろ」というところでしょうか。年齢設定、35歳ぐらいならよかったのに。（30歳で3度目の結婚というのもどうか･･･）米倉が家に泊めちゃって、その一歩手前までいっちゃったバイトの学生さんが大学生ではなく高校生だった･･･ことに気づいた瞬間高岡早紀が家に遊びに来た･･･というところで終わりました。今後の展開が楽しみ☆はやく次回観たいな･･･。こんなに楽しみなのは『anego』以来。（最近『anego』の原作を読んだのですが、テレビと違って怖すぎ。林真理子の小説って、ホラーじゃないけど背筋が寒くなるようなの多いと思う）楽しみと言えば、ゲイの役で要潤と池内博之がでているのですが、池内博之がはまりすぎ！この人、演技派だなーと思います。

  2007.07.08

• 

  『IKKO　女の法則』

  この本、読みました。　だってね、帯に「あきらめちゃダメ！」さあ今日から自分磨きを始めましょとあったんです(笑)IKKOさん自身は、正直言って今までファンというほどではありませんでしたが（すみません）、でも読む前より好きになりましたよ。決して順風満帆に人生を過ごしてこられたわけではなく･･･その中で、前向きに自分の役割や立ち位置を見極めて今のポジションを獲得したことは尊敬です。『例えば衣装に関しても、私のキャラクターを認知してもらうために、あえてパンツははかずスカートで通すことを決めています。最近はようやく私のおネエキャラが定着してきたので･･･』『私、脚にだけは自身があるのよ。だから思いきってご披露しちゃおうと思ったんです。』とかね。IKKOさんオススメのコスメなども載っていて、手ごろなお値段のものもあるので参考になりました。でも、全体としてはメイクというより生き方や恋愛が中心かな。そこがよかったのですが。私は面白かったです。（図書館などであったら絶対オススメだけど、1200円投資する、その価値観は人それぞれ･･･私は満足、「お金返して！」とは思いませんでしたが。)

  2007.07.07

• 

  煮え切らない人

  藤原紀香が披露宴の引き出物にするらしい（本当かは知らないです、ワイドショーでそういっていたので。笑)『紀香魂』、買ってしまいました(笑)かなり赤裸々。恋愛小説のようでなかなか面白かったです｡｡｡その本の中ででてくる、オセロの中島が言った「･･･なのに男性は逆に弱くなってきて、恋愛に関しても、傷つきたくなくて女性からアプローチしてくれるのを待っている男が多すぎると思うわ」というのに、激しく同感。思うところありました。（ちなみに、陣内はそういうタイプではなく、そこがいいよねという話）結婚に関して、ですが、「俺が責任取るよ」という態度の男の人って、わりと早くに結婚してしまう気がする･･･。もちろん結婚が全てではないですが、結婚しない男の人の中で「いい人がいれば･･･」（つまり、結婚願望があるということ）という人は「煮え切らない」人が多いような気がします。（だから逆に、ある年齢以上の男の人を好きになってしまったら自分から積極的に行くしかないと思う･･･のですが。)なんでこんなこと思ったかと言えば、先日突然、昔ちょっと気になっていた人（今37歳ぐらい）が来月結婚することになったらしく、その人が典型的な「煮え切らないタイプ」だったんですよねー。一緒に野球見に行ったり、車で家まで送ってもらったり結構仲はよかったのですが（お互いが営業職、得意先で待ち合わせてこっそり焼肉屋さんでお昼食べたりした）どうみても「自分から～」というタイプじゃなかったなー。奥さん、積極的にいったとみた。先日友達の結婚式でも（旦那さん40歳)、彼女のほうから積極的にいったと言っていたし･･･なんというか、男の子が子供のうち「母ちゃん」がなんでも世話してあげたら「待ち」の姿勢をとる男子になってしまう気がするのですが（そして婚期が遅れる）･･･どうでしょうか。＝＝＝＝＝恋愛の話がらみで。知人（Aさん。私よりかなり年上、バツイチで現在独身）が「恋人」の話をしてくれました。その後その話を一緒に聞いていた人が言うことには「Aさんの相手って、パートナーも子供（かなり大きい)もいる人らしいよ」･･･。でも、話しを聞くとその2人、すごく楽しそうなのです。私に↑の話をしてくれた人は「相手の人とそのパートナーを見たことあるんだけど、『このパートナーといるよりも、Aさんと一緒にいるほうが楽しいだろうなー』っていう感じの人だった。」と言っていました。お互いにお互いが高めあえている関係。世間では「不倫」と片付けちゃうんだろうけど、その2人の関係を当てはめるとしたら確かにその言葉なんだろうけれど、いろんな恋愛の形があるんだな、と思ったお子ちゃまの私でありました。もっと歳をとったら、そういうことも理解できるようになってくるのだろうか･･･。

  2007.05.30

• 子供の絵からみえるもの

  3月、幼稚園から1年分の絵をもらってきたまな。こんなにまとめて彼女の作品（というと大げさですが)を見る機会はなかったので、ぱらぱらと眺めて見ました。成長しているということは感じたのですが、太陽をよく書いているなーとか、うわ、顔が紫に塗ってある･･･とか感じていて、そういえば大学の児童心理か何かで「子供の絵にはメッセージがある」みたいなことをやったな、と思い出しました。で、図書館から借りてきたのが『答えは子供の絵の中に』（末永蒼生著・講談社)という本。いやー、面白かったです。たぶんどこのお子さんもそうなんだと思うのですが（という前提で話を進めます)、顔を肌色で塗っている絵のあとに輪郭を赤で書いている1枚があったりというように、子供の絵って常に大人の目で見る「成長」をたどっているわけではありません。たぶんそれが、その時期の子供をあらわしているのだと思います。まなの絵を見た全体の印象は、「本人はあまり口に出して言わなかったけれど、やはり園生活もいろいろあったんだな」ということ。色彩的にすごく暗い絵が何枚かあって、家でショックだったこともあるのかもしれないけれど抱えていた思いを絵にぶつけたんだなーと感じました。先述の紫ですが、紫ってなんだかよくないイメージがありませんか??でも、この本によると「心身のエネルギーの低下」をあらわすようですが、その一方で「回復力の表れ」とも取れるようで、子供が紫を好んで使うときには好きなだけ使わせて、とのことでした。おもしろいことに、まなは明るい色彩の絵の時には必ず「太陽」が描かれているのですが（太陽が描かれるようになったのは今年になってから)、太陽は「父親」を象徴するものなんですって。口には出さないけれど、父親との関係がうまくいっているんだなーなんて絵から分かりました。これからたくさんの絵を描いてくれるのが楽しみです。画用紙を用意して、描いたものをとっておけるようにしたいな。それにしても、学校で習ったことが実生活に役に立つってあまりないのと(笑)研究対象は身近にあるなんて、となんだかおもしろい。子供って本当に不思議な存在ですね｡｡｡

  2007.04.03

• 

  『無銭優雅』　山田詠美

  山田詠美さんの最新作、『無銭優雅』を読みました。新聞の広告欄（というのかな）で見た、主人公が「42歳」というのに惹かれて読みました。42歳の女性（ちなみに独身）がやはり独身の男性と「心中する前の日の心持ちで」付き合っていく、という話です。（もちろん、実際には死んだりはしないですよ)自分が10代の頃、20代がすごく大人に見え、20代になってみると30歳が大人に見えたのに、実際通り過ぎてしまうとまだまだコドモだったりして･･･うまくいえませんが、なんとなくそういうことを思い起こしました。そして、誰かを好きになるときのあの気持ちは、一生変わらないのかもしれない。変わっていくのは、自分（とその人)を取り巻く環境なんだなー･･･なんて。

  2007.03.22

• 『かもめ食堂』

  今更ですが、「いいよ～」とウワサに聞いていた『かもめ食堂』観ました。子供たちを寝かしつけてビデオを観る余裕ができるなんて、昔は想像もできなかったけれどそういう日ってやってくるんですねえ。『かもめ食堂』、よかったです。インテリアもすごく好きでした。毎日をきちんと過ごす、その中での小さな変化の過程がなんとも気持ちよかった。やはり生活の基本は「きちんと」すること、そして大事なのは「家」（本当はホームといいたいところ）だなーって思いました。家をもっときちんとしたいと改めて感じました。モノを持たず、家をすっきりとさせる潔さが必要。この気持ちが薄れる頃また観たいと思います。

  2007.03.11

• 

  『Rinka』

  あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年明け最初に読んだ本がこれでした。年末から気になっていたのですが、夫の実家に行った際義父が図書カードをくれたので、それで買っちゃいました（本当は子供のためにくれたのだろうか･･･と今思った）私は普段あまりバラエティ番組見ないほうなので今の梨花も知らず、まして「JJ」時代の彼女も知らず。某サッカー選手と噂になった人だよね、程度にしか思っていませんでした。なのになんだか最近好きなのです。ブログも見ています。（こちら）ブログ見ているとおしゃれがとっても上手だなーと思って。でも本を読むと、クオーターということでコンプレックスがあったことや、30すぎて好きなおしゃれができるようになってきたことなど書いてあって意外でした。確かに昔の彼女より今の彼女のほうが輝いていて、そういう女性っていいですよね。そして25歳すぎて仕事が減り、その中で「少しのページでも妥協しない」姿勢になってきたことなど･･･頑張っている人なんだなとより好きに。この本から元気をもらいました。私もきちんとしなくちゃと思ったし(笑)なんだか元気をもらいました。amazonでの評価はやや低めでしたが（確かに写真中心で文章は少ないかも)、私は読んでよかったです～。

  2007.01.01

• 子供に教えなくてはならないこと

  図書館で『イラスト版お金のしごと　子供とマスターする46のお金の知識』（合同出版株式会社）という本を借りてきました。イラストが多彩で、教科書を読んでいるような懐かしさ。内容もおもしろかったです。子供（対象としては小学生でしょうか）に「お金」とは、「通信販売」とは、「ギャンブル」とは、「マルチ商法」とは、など教えるのにわかりやすくていいと思います。中には私も知らなかったことがあって、それは「捨て印」なんですが。銀行やカード入会する際によく「捨て印」求められますよね。その意味ご存知でしたか?（漠然とした問い）『訂正印を押さなくてもすむようにするのが捨て印である。安易に押すと、契約内容の変更などをされてしまう可能性もあるので注意をする』ですって･･･求められるままバンバン押してました･･･。タイトルに「お金」と書かれていますが、子供に教えたいお金以外のこともたくさんあって、例えば「おつかい、買い物に行く」という頁では「計画を立ててから買い物に行く習慣をつける」「買う前に商品を確認する（熟しすぎているとか、つやがないとか、趣味期限、添加物の表示など。また、パッケージのデザインに惑わされない）」「（帰ってきたら）買ったものを確認する」とか。一読する価値アリ、の本です。オススメ。でも･･･、自分も通り抜けてきた道とはいえ

  2006.10.11

• 

  「どうぶつえんガイド」「あいうえおの本」

  ここ最近、図書館を利用することが多くなってきました。ひとつは、まなが一緒に行けるようになったこと、あと、インターネットから本の予約が取れること（こっちのほうが大きいかな)からです。うちの市は一人10冊まで。10冊って「多い」と思うけど絵本など借りちゃうと簡単に借りられちゃうんですよね。と言うわけで最近借りて面白かった本を紹介します。（本当はフリーページ作りたいぐらいなんですけど･･･なかなか）動物園で動物が分かるようになるぐらいのお子さんにオススメです。絵に迫力があります。生態もわかりやすくて（結構冗談も入っている）、これを読んで動物園に行くと楽しいと思います。持って行きたいぐらい。画像がなくてこの雰囲気が伝えられないのが歯がゆいくらい。安野光雅さんの「あいうえおの本」です。木で組んだようなひらがな一文字が1ページに、もう1ページはそのひらがなにちなんだ絵（「お」なら「おかめとおにののおめん」）が書かれています。すごいのは、周り囲みになっている絵の植物やものもすべてそのひらがなにちなんだもの（おしどりとか）。繊細な絵の中にたくさん隠れていて、子供と夢中になって探しました。ひらがなに興味が出てきた年の子にオススメです。この本の初版は1981年。時を経ても全然古さを感じないのがすごいと思います。

  2006.10.01

• 

  『今日もお天気（卒園編)』

  水曜日、体調を崩しました･･･。朝、右下奥歯がかなり痛むので「これって･･･虫歯??」と慌てて歯医者さんに行ったのですが虫歯は見つからず。しかし午後になって発熱、そして右耳のすぐ下が腫れ口が開かないほどに。口が開かないってすごーく辛いですねー。不自然な感覚。空いた時間や子供のお昼寝、夜寝る時とにかく横になりようやく復活の兆しが見えてきました。でも、明らかに以前より体調を崩すことが多くなってる･･･しかも回復に時間がかかる･･･。認めたくないけど、歳のせいか･･･。運動不足をまた痛感。＝＝＝＝＝お友達のブログで見つけて「新しいのでたんだ!」と速攻買いました。桜沢エリカさん、独身の頃からいくつか作品を読んでいますが（『わたしに優しい夜』好きだった）、イメージ的にはシャープな感じ（作家さんで言うと家田荘子さんとか室井祐月さん）の方だと思っていました。そんなイメージを取り払ったのが「今日もお天気」。高級地に住んでいて、お金もありそうですが意外と(?)フツーの暮らしぶりで、直面する問題も「どこの親も一緒なのね」という感じ、今まで以上に桜沢さんの（と同時に青木家かな)ファンになりました。卒園編で描かれている中で印象に残ったのはりゅっち（第１子）君の幼稚園年長生活。特に私立小学校を受験させようかと思い教室に通わせ、そして受験しないことに決めた親の気持ちやりゅっちくんの変化、受験しないことに決めた話がよかった。最後卒園の話では思わず涙ぐんでしまいました（最近子供のことに関して涙腺が弱くて。笑)今似た年頃のお子さんを持つ方にももちろんオススメですが、まだ身近に子供がいない方にもオススメ。特に、いつか欲しいと思っている方にはいい参考になりますよ～。（直面する問題も、かわいいお洋服やグッズの情報もね。笑)

  2006.06.28

• 

  『子育てハッピーアドバイス2』

  この本って、売れているんですねー。初版が平成18年4月10日なのに、平成18年4月21日にはもう「第21刷」!!それだけ子育てに思うところのある親が多いのでしょうし、これだけ子供にきちんと向かい合おうとする親が多いということは、今問題になっている少年犯罪の低年齢化、凶悪化に歯止めがかかっていくのでは･･･なんて思いながら読みました。私は『子育てハッピーアドバイス』は読んでいないのですが、本のレビューなどで読んだとおりイラスト多様で読みやすかったです(時間もかからなかった)。本はそこそこの厚さがありますが、筆者が伝えたかったのは、子供には自己評価、自己肯定感＝自分には存在価値があるんだ、大切な人間なんだということを繰り返し伝えればいい、という一言に尽きるのではないか。これが日常よくあるシーン（子供が片づけをしないときなど）で具体的にどう言葉をかければいいのかなど出ています。そのほか兄弟の個性に応じた育て方は?とか、おじいさん、おばあさんは子どもにどう接したらいいのでしょうとか、そのあたり（特に、決して悪意はなくても、おばあさんのちょっと否定的な言葉で母親は傷つくことがありますというあたり）も「そうそうそうだよね～」と言う感じ。そして「熟年離婚の夫婦の溝は、子育ての時期から始まっていることが多いのです」というあたりおお！そうそうそうだろうよ！と思いました（注：うちは比較的協力してくれてるほう）。旦那さんにもっと協力して欲しいお母さんは、自分で一読した後は旦那さんのカバンに（このページにしおりでも挟んで）入れておいてもいいかもしれません。思ったより（失礼；でも正直あまり期待はしていなかったの)買ってよかった（あくまでも思ったより、ですからね～）。子育ての「真理はひとつ」というか･･･読んで視点がクリアになりすっきりした、そんな感じの本でした。

  2006.05.03

• 

  『食品の裏側』

  『食品の裏側』という本を読みました。筆者の安部司氏は、元はご自身が添加物を売る職業についていた方。なぜその職業をやめてこういう本を書くに至ったか、その経緯が印象的でした。それはある時、自分が作った添加物だらけのミートボールを、自分のお子さんが食べていたから。お子さんがうれしそうに手を出すミートボールを「食べちゃダメ」と取り上げた際、30種類(!)もの添加物を投入し、廃棄寸前のクズ肉を子ども達が喜ぶ商品にしてみせたと言う自負があったのに『しかし、いまはっきりわかったのは、このミートボールは自分の子どもたちには食べてほしくないものだったのです』。そして会社をやめ、現在は講演活動をしているそう。思うところはたくさんあるのですが･･･やはり家族を守るためには主婦である私がきちんと「選択」しなければならないんだな、と痛感。例えば、「みりん」。実は今家で使っていたみりんは先日安売りしていたもので、「でもメーカー品だから」と安易に買ってしまったものでした。この本を読んでいるうちに、「待てよ」と思い確認してみたら、それは「みりん風調味料」だったのです。本みりんが「もち米、米こうじ、米焼酎」で作られているのに対して、みりん風調味料は水あめなどの糖類を中心に作られているそう。我が家にとってこれは問題。というのも我が家は糖尿病の因子を持っているのです。水あめなどの糖類でできているということは、血糖値が一気に上昇してしまうんですよね、危険危険。今日慌てて「本みりん」を買いに行きました。本にもあったけれど、安い商品には安いだけの理由がある。安い商品を見たときにはその裏側（裏事情と裏側のラベルを読むことがかけてあると思う）を読まなければ、と思いました。そういう意味では「奥様系雑誌」（うまくいえませんが、「食費はあと1万円浮く」とか、そういう特集を組むようなやつね）って罪深いと思うなあ。他にも、コーヒーミルクに「牛乳」が1滴も入っていないという話、インスタントラーメンのスープを作る話など「へ～」と思うことの連続。また、ハムなどにきれいなピンク色を出す「コチニール」という着色料は、○○（私の口からは言えないです。よかったら読んでみて下さい）から取っていたなんて･･･気持ち悪くてショックでした。筆者は決して「添加物は厳禁」といっているわけではなく、添加物のメリット･デメリットを説いた上で消費者に「賢い選択を」と呼びかけています。私には充分おもしろい本でした。ご飯を作る立場の方は一度読んでみるといいかも。

  2006.04.28

全27件 (27件中 1-27件目)

1