父のこと
その後の父のことを書いていませんでしたが、明日、胃ガンの手術をすることになりました。胃はやはり3分の2を摘出する予定だそうです。 日曜日に、入院している病院に行ってきましたが、父当人は元気で拍子抜けするほど。食べ物はあまり食べられないのではないかと思い、かご花と旅行の雑誌、落語のCDなどを持って行ったところ、「食べ物がないじゃないか~」とがっかりした様子でした・・。 病院の食事が美味しいのだそう。しかし、量が少ないので食べ足りないとか。「それだけ食欲があれば、大丈夫だね」とみんなで笑っていました。 病院の中には図書室もあり、漫画を借りてきてはワハハと笑ったり、病院の隣にある公園に散歩に行ったりして(手術までは外出もOKのようです)結構快適に過ごしているようです。 会社の方が励ましの言葉などを書いた寄せ書きなどを持ってきて、神妙な顔をして病室に入ってくるのに、父があまりにあっけらかんとしているのでみんな拍子抜けするくらいだそう。入院生活を面白おかしく話す父に「これなら、あと10年は生きますねえ」「○○さん(父)より、毎日疲れ果てている僕の方が病気のようです」「○○くん、ついでに脳の検査もしていったら~?」などと笑いながら帰って行ったと母が言っていました。「お見舞いの人が来たときだけ明るくしているんじゃないの?」と母に聞くと、「ぜ~んぜん。最近はいっつもあの調子だよ。本当に病気なのかしらと思うよ」と言っていました。 告知された後や、病院を変えるかどうかなどさまざまな話をしている時、禁煙に取り組んだ時など落ち込んだり元気のない時もありましたが、変わった病院でスムーズに事が運び、手術も思っていたよりも早くできることができたことで、腹も据わり、元気になってきたようです。 また、病気をしてみて、周りの人の温かさや、良い人に恵まれていることにも気がついたよう。特に会社の方々はいろいろなことを調べてくれたり、アガリクスやお茶、お灸、本などいろいろなものをいただいたり。父の職場の本社は病院の割と近くにあることもあり、病状や手術の説明も母と一緒に会社の上司も聞きに来てくれたりしました。私の出る幕はないくらいです(笑)もっとも、車で高速道路を使っても1時間半から2時間近く私の家から実家まではかかるので、わざわざ来なくてもいいからと気を遣ってくれていた部分はありますが。 とにかく、明日の手術が無事に終わることを願っています。