長奥麻呂の想い
苦しくも降り来る雨か神が崎狭野の渡りに家もあらなくに 万葉集巻三・二六五今日博多より戻った。大好きな大濠公園のボートハウスでランチをご馳走になって、るんるんしながら渡辺通りの秀巧社へ行ったのだが、(講演会の掲載依頼のため)なんと!今日は日曜日であった。やはりメールでの申し込みにしておくべきであったと猛反省。車がひしめきあっている天神交差点を何度も往復するはめになった。それでも、高速を大急ぎで、走りぬけ、順調に日田インターで降りたところで、突然車が動かなくなった。携帯を取るため、路肩に止まった直後、キーをいくら回しても、うんともすんともいわない。周りを見回すと、山また山、バイパスなので、人家も全くない。台風の影響で横殴りの雨さえ降ってるではないか、「神さま助けてぇ!私の悪行をお許しくださあい!全て悔い改めます!」とか、いつもの、その場しのぎのお祈りをしても、何の反応もない。運悪く、JAFも切れていて、万事窮す。私はとぼとぼと人家を目指して歩いた。歩いた。長置麻呂みたいな気持ちでした。悲しかった・・・恥ずかしいし・・・歩いてる人なんて普通はいない道です。目立ちますよね。そして、なんやかやありまして、結局軽トラックのやさしいおじ様に助けていただきました。名も知らぬ、白髪の坊主あたまのあなたさま、お世話になりました。無事に帰り着きました。これから、こまめに点検をちゃんとしてもらい,JAFにも入りますから・・・そういえば、数年前にも、阿蘇山で、雪道でスリップ立ち往生してパトカーに助けられたことがあったっけ、あの時も反省してたはずなんだけど・・・懲りない私の苦労話でした。