118329 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ここ読め本本!!―レビュー&書評―

ここ読め本本!!―レビュー&書評―

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

カリスマ本サルタント★もっちー

カリスマ本サルタント★もっちー

コメント新着

乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
らめ仙人@ 初セッ○ス大成功!! 例のミドリさん、初めて会ったのに、僕の…
チリチリ@ 次は庭で全裸予定w http://kuri.backblack.net/2db6lpr/ ち○…
地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…
バーサーカー@ ヌォォオオ!!!!!! http://bite.bnpnstore.com/iq-rnkb/ お…

お気に入りブログ

人生最後の二輪車・… New! alex99さん

後悔しないための読書 Tulipaさん
ハッピー♪♪になれる!… ハッピークリエイター♪さん
2004年09月04日
XML
カテゴリ:起業・経営
★「基本理念を維持しながら、進歩を促す」(p135) 

★「ビジョナリー・カンパニーは基本理念を厳しく管理すると同時に、
 
  業務上、幅広い自主性を認めて、個々人の創意工夫を奨励している。」(p232)

★「成功から学ぶこともできるが、それには大変な努力が必要だ。

  失敗からなら、はるかに容易に学べる。」(p274) 

★「自己満足の病と闘うには、不安感を生み出すなんらかの仕組みが必要だ」(p319)


【突っ込んどく?】


●前回に引き続き、「時代を超えて永続する企業の条件」を解き明かした名著

 『ビジョナリー・カンパニー』をご紹介します。前回は「素晴らしいアイデア」を

 生み出すよりも「素晴らしいアイデアを生み出す仕組み」が大切、という話でした。


●この主張の背景にあるのが、本書の根本思想である「時を告げるのではなく、

 時計を作る」という概念です。これはつまり「仕組み」を作れということ。

 太陽や星を見て正確な日時を告げられるというのは、素晴らしい才能。

 お客や市場を見ただけで画期的なアイデアを生み出せるのも、素晴らしい才能です。


●ただし、その「時を告げる人」が、自分がこの世を去った後にも永遠に時を

 刻み付ける「時計」を作ったとすれば、もっと素晴らしくありませんか。

 「アイデアマン」が、自分がいなくとも画期的なアイデアを生み出せる「会社」を

 作ったならば、それは「ビジョナリー・カンパニー」といえるのではないでしょか。


●考えてみると、我々が豊かな暮らしをしているのも皆、先人の作った「仕組み」、

 すなわち時計のおかげなのです。水泳の達人ではなく、船を作った人のおかげで

 我々は海を越えることができるし、ご飯炊きの名人ではなく、炊飯器を作った人の

 おかげで毎日おいしい白米が食べられるわけです。


●「カリスマ的指導者であろう」「常に自分がアイデアマンであろう」

 とする人達は、「自分もいつかは死ぬ」という重要な真実を見逃しています。

 その後に誰も海を越えられず、まずい飯しか食べられないのでは意味がありません。

 時代を超えて反映するために、まずこの「仕組み」を整えていきたいものですね。


【突っ込んどく?】


●「基本理念を維持しながら、進歩を促す」(p135)

 ビジョナリー・カンパニーとして成功するための秘訣を1つだけ答えろ、

 といわれれば、間違いなくこの短いセンテンスを選ぶでしょう。


●今でこそ「経営理念」や「ミッション」という形で、組織の存在意義を明示する事は

 当たり前になっていますが、昔はそうではありませんでした。本書から「基本理念」

 の大切さを学び、作成に取り掛かった企業も多いのではないでしょうか。


●「基本理念」というのは、人間の場合でいうなら「信条」のようなものです。

 「どんな苦境に立たされても、これだけは変わらない!」という生き方の指針です。

 企業だけでなく、我々個人も、これを明記することにどれだけの意義があるか…。

 道に迷った時や挫折した時…それは北極星の如く光り輝いて、私達を導いてくれます。


●ただし、企業においても個人においても「基本理念を維持しながら、進歩を促す」

 の「進歩」の部分を忘れてはいけません。頑なに現状を維持しろという訳ではない

 のです。本書にも書かれているように「組織にとっての聖域は、その基礎となる

 経営理念だけ」でいいのです。


●むしろ激しい時代の流れの中においては、「変わらないために変わり続ける」事が

 大切になってきます。「ウルトラマン」は常に子供達のヒーロであり続けるために、

 初代ウルトラマンから現在のウルトラマンコスモスに至るまで12代も誕生しています。

 核となる「悪い宇宙人を倒して3分で帰る」という部分は変わっていませんが…笑




□■本日の「ここ読め!」■□

「基本理念を維持しながら、進歩を促す」(p135)

・あなたは「変わらないために、変わり続ける」努力をしていますか?


□■本日掘った書籍■□

『ビジョナリー・カンパニー』ジェームズ・C・コリンズ/ジェリー・I・ポラス

「ビジョナリー・カンパニー」

オススメ度★★★★★満点!

→・経営者、経営幹部

 ・投資家、就職活動生

 ・「企業」に関わる全ての人





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年09月07日 19時08分24秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X