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カテゴリ:起業・経営
★「起業家ばかりでなく、時代を作ってきた人々は、みな起業家精神を持っていた」(p14)
★「安定を変化する他に求めるのは、そもそも根本的な誤り」(p36) ★「1つの失敗は1つのノウハウの発見になる」(p45) ★「自分にとって違和感があるものほど、自分を成長させる」(p67) ★「悩んだ時間分しか、人は成長しません。」(p142) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『起業家精神』 福島正伸 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●戦国時代、明治維新、戦後荒廃期…振り返ると時代の変革期にはいつも、 常識を打ち破り、強烈なビジョンとポリシーで道を切り開いていった者の姿が ありました。彼らの武器はただ1つ、己の心に秘めた「起業家精神」のみ。 ●本書はその「起業家精神」の構造を解き明かした、「心の解剖書」です。 中でも起業家にとって最も大切なのが「可能性を信じ続けること」と 「障害を成長に変えること」。 ●戦国の世を切り拓いた織田信長は尾張の弱小大名であった時に「天下布武」を掲げ ました。信長はその可能性は疑うことはなかったでしょう。「できるかできないか」 ではなく「どうすればできるか」をひたすら追求した結果が歴史に残っているのです。 ●野山の獄に繋がれた吉田松陰は、囚人と専門知識を出し合う事で、獄中という障害 さえも、成長の場に変えてしまいました。後に解放された松陰は松下村塾を開き、 日本の文明開化にあたって大きな一翼を担うことになります。 ●この2人が時代の変革期にあって「起業家精神」を発揮し続けたことは間違い ありません。そしてもう1つ確かなのは、我々が生きるこの21世紀も大きな 変化の波にさらされているということ。自分なりの信念とビジョンを片手に この荒波を乗り切っていきたい、という全ての方に読んでもらいたい1冊です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★ 「安定を変化する他に求めるのは、そもそも根本的な誤り」(p36) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「家庭を持って幸せに暮らしたい。」「マイホームを買って安らげる場所が欲しい。」 こういった安定を求めるのは人間の根本的な欲求です。本書もそれ自体を否定する ことはしません。しかし大切なのはその安定を「外に求めるか」「中に求めるか」。 ●安定を自分の外に求めてしまった場合は悲劇です。会社に安定を求めた結果、定年を 迎えた多くの方がどうなっているか??そもそも、現在は個人の労働年数の方が 企業の存続年数よりも長くなってしまっています。自分よりも早く消えるものに、 どうして安定を求められるのでしょうか? ●変わり続ける世の中に安定を求め続けるというのは、すなわち流され続けること でしかありません。「マネジメントの父」として知られるP・ドラッカーも「変化を マネジメントする最善の方法は自ら変化をつくりだすことである」と述べています。 ●自分が変化の中心となると、自然と自分の「中」は安定してくるものです。 オーケストラの指揮者のような全体的視点と、台風の目のように穏やかな心で、 「変わらぬ変化」を生み出していきたいものです。 □■エッセンス■□ 「安定を変化する他に求めるのは、そもそも根本的な誤り」(p36) ▼あなたは安定を「外」ではなく、自分の「中」にみつけていますか? □■今日の紹介書籍■□ 『起業家精神』 福島正伸 オススメ度★★★☆☆ →・アントレプレナー ・仕事にやる気を失っている方 ・不可能を可能にしたい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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