|
カテゴリ:起業・経営
★「おカネもテクニックも知識も人脈も、本気にはかないません。」(p14)
★「お客様は商品の原価やコストにおカネを払おうとは思いません。 自分が思い描ける夢の大きさにおカネを払ってくれるのです。」(p31) ★「商品の機能ではなく、お客様のベネフィットを書き込む」(p139) ★「成功よりも失敗談のほうが楽しい読み物になります」(p187) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『売れるしくみはこうつくれ』 岡崎太郎 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「ゼロから月商1億円を達成した男」。著者の岡崎氏は24歳のときに通販業界 へと飛び込み、知識もテクニックないゼロの状態から2年で月間売り上げ1億円 を達成しています。「いちごみるくダイエット」など、その開発・販売に携わった ヒット商品はなんと30を越えるといいます。 ●本書は、そんな通販業界のカリスマが明かした超実践的・ノウハウ集です。通販界の ノウハウをここまでさらけ出した書籍は他に類を見ません。「新規売り上げの50%を 広告費に」「商品原価は30%以内で」「チラシは1000人見て1人反応があればよい」 など、これから起業を考えている人にとっては目からウロコの情報が満載です。 ●「通販なんて、所詮ダイエット商品や健康食品などを弱みに付け込んで売りつける 詐欺まがいの悪徳商売だろう」そんな偏見を抱く方がおられるかもしれません。 もちろん一部でそういった業者がいることは否めませんが、もし著者がそのような 邪な企みを持っていたとして、果たしてここまでのヒットを生み出せたでしょうか。 ●本書には繰り返し「想い」というキーワードが登場します。商品に対して、従業員に 対して、そして顧客に対して…深い情熱と愛情を持って望んでいたことが切々と 伝わってきます。そして今、その「想い」は本を読んでいる僕らに向けられている…。 岡崎氏の根底に流れる、ヒットメーカーのDNAをぜひとも学び取ってください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「商品の機能ではなく、お客様のベネフィットを書き込む」(p139) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●たとえば僕たちが車を購入しようとした時、エンジンがどうとか、サスペンションが がどうのとか…こういった機能も大切なことは大切です。けれどこの機能だけをみて 購入を決める人ってほとんどいませんよね。もっと大切なのは、その車に乗って どんなベネフィットが得られるのか、どんな大きな夢が描けるのか…ということ。 ●フェラーリを買う人はそのスピードや機能もさることながら、それに乗ることで 開かれる華やかな世界を想像して購入を決めているのです。そういった意味でまさに 「商品の価値というのは、その商品が提供できる夢の大きさで決まる」といえます。 ●このように考えてみると、商品を宣伝をしたり営業する側としては「商品の機能を 延々と説明する」ことほど愚かなことはありません。それでは相手の興味すら無視 して「俺はこんな凄いんだ!だから結婚してくれ!」と叫んでいる悲しき求婚者と 変わりありません。 ●そうではなく、その商品を買ったとき、またその相手と結婚したとき、 そこにどんな便利な生活があり、どんな華やかな結婚生活が待っているのか… それが連想できて始めて、人も商品も結ばれることができるのではないかと思います。 常に相手の「1歩先」を読んで、話のできる想像力を身に付けたいものですね。 □■エッセンス■□ 「商品の機能ではなく、お客様のベネフィットを書き込む」(p139) ▼あなた、もしくはあなたの商品を得るとどんなベネフィットがありますか? □■今日の紹介書籍■□ 『売れるしくみはこうつくれ』 岡崎太郎 オススメ度★★★☆☆ →・通信販売や広告関連に携わっている方 ・商売の基本的な「しくみ」を整えたい方 ・自分の「想い」を商品に乗せて伝えていきたい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[起業・経営] カテゴリの最新記事
|