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カテゴリ:起業・経営
★「成長拡大」と「安定」を同時に戦略課題とし、
実行して、はじめて事業の永い繁栄発展が起こるのだ。」(p4) ★「何のために事業をやっているかという根源の哲学や深い思想や強い信念と、 さらに、これらを上手に処置できる高い技術との両面が必要なのだ。」(p92) ★「社長業のリーダーとしての根源にある要素は、 素朴なことで表現すれば、生活力の魅力が第一である。」(p156) ★「成長拡大は、いつでも、絶えず旗を立て、 第2創業、第3創業を目指していなければ実現できない。」(p197) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『社長業のすすめ方』 牟田学 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「この人ほど“社長業とは何か”を知り尽くしている人は少ない。」 そんな紹介がされている著者・牟田学氏は、明治大学在学中より事業を興し、 卒業後も数々の「社長業」を歴任。現在は12を越える社長塾を開きつつ、 自分で創業した5社の社長・会長と数社の役員を兼務する「社長業の権化」です。 ●とはいえ、そもそも「社長業」とは何でしょうか。利益をあげること? 社員を取りまとめること?交渉を成立させること?挙げればキリがありませんが、 その中で最も大切なのが「意図して事業の方向性を定めること」だといいます。 ●コンサルティングの手法が流行るとともに「戦略」などという言葉が跋扈している 現在ですが、それも結局はこの「意図して事業の方向性を定めること」に尽きます。 言葉にすればこんな単純な「社長業」を満足にこなせていない社長が、果たして どれだけいるか。事業は愚か、自分の将来さえ定められない人が多いのが現状です。 ●本書はまさに、そんな社長を対象として書かれた「経営のバイブル」。 「事業の“成長拡大”と“安定”を同時実現せよ」「社長は資本主義の 権化に徹せよ」など、歯切れのいいメッセージが我々の胸に突き刺さります。 「社長業のすすめ方」に戸惑う全ての経営者に、熟読してほしい1冊です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「成長拡大」と「安定」を同時に戦略課題とし、 実行して、はじめて事業の永い繁栄発展が起こるのだ。」(p4) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「成長拡大」と「安定」を同時に実現することなんてできるのか? これは十分に可能です。むしろビジネスにおいては「成長拡大」し、 前進を続けること以外に「安定」を求めるのは不可能に近い。 ●たとえば、あなたが太平洋の真ん中に浮いているとしましょう。 波の流れの中で、ある一定の場所に止まっている事がどれだけ大変か? 安定を求めるとすれば、波に流されっ放しにされるか、 もしくはある島を目指して「前進」を続ける他はないのです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「成長拡大は、いつでも、絶えず旗を立て、 第2創業、第3創業を目指していなければ実現できない。」(p197) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●現代という激しい波の中において「流されっぱなし」に安定を望むなら、間違いなく 会社という船は暗礁に乗り上げることでしょう。一方で成長拡大し、前進を続ける ことに安定を求めるなら、絶えず「第二の島」「第三の島」を目指して船の操業を 続けていかねばなりません。ここでいう「第2創業」「第3創業」も同じこと。 ●ただし最後の島までたどり着ける船はごく僅か。我々は往々にして、小さな成功に 満足し、「途中の島」に安住してしまいがちです。多くの経営者が野心と情熱に燃え 起業しながらも、志半ばにして事業を大きく出来ないのはここに原因があるとの事。 常に立志の念を忘れず、新たな航海に乗り出す勇気を忘れずにいたいものですね。 □■エッセンス■□ 「成長拡大は、いつでも、絶えず旗を立て、 第2創業、第3創業を目指していなければ実現できない。」(p197) ▼あなたはいま「途中の島」で満足していませんか? □■今日の紹介書籍■□ 『社長業のすすめ方』 牟田学 オススメ度★★★☆☆ →・起業家、経営者 ・会社役員、経営幹部 ・「社長業の何たるか」を知りたい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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