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カテゴリ:営業・マーケティング
★「今の世の中、感動したい人はたくさんいますが、感動させたい人は極端に少ない」(p19)
★「伝わるシナリオのコツは、たくさんのことを話すのではなく、 伝えたいことを絞って、それについてたくさんの切り口で話すのです。」(p55) ★「思いがけない問題点(?)、思いがけない解決策(!)、そして確実な証拠(~) のことを「メイクドラマ3点セット」と呼びます。」(p59) ★「短所は、まだ表現されていない個性。長所は、よく表現された個性。」(p184) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『感動力』 平野秀典 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「感動頻度」という言葉をご存知ですか?三菱総合研究所が実施したアンケート 報告に乗っていたようですが、「この1ヶ月で1度以上感動しましたか?」という 問いに対して、感情がビビッドなはずの20代の人さえ、50%は「No」と回答して いるようです。あなたはこの1ヶ月でどれだけ「感動」しましたか? ●ここで大切なのは「もっと感動したい人」はこの世にたくさんいるのに、 「感動させたい人」がそれに比べ極端に少ないということ。 まさに「感動の超過需要」が発生しているのです。そこで感動を生み出す 「感動プロデューサー」として、彗星のごとく現れたのが本書の著者・平野秀典氏。 ●平野氏曰く、「感動力は21世紀型の新しいビジネス能力」。権力で人を動かすのでも、 押し売りのセールスをするのでもなく、人の心を「感」じさせて「動」かすのです。 素晴らしい本を読むと人にも読ませたくなりますよね?それと同じように、強烈な 「感動」を受けた人は、その「感動」を誰かに伝えたくなるものなのです。 ●平野氏はもともと無名のサラリーマンでしたが、その著書が韓国・台湾出版も決まる ベストセラー本となり、年200回もの講演依頼が舞い込むようになったのも、この 「感動力」が源泉でした。本書にちりばめられた「7つのエピソード」をもとに、 あなたも自身の「感動力」を磨いてみてはいかがでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「思いがけない問題点(?)、思いがけない解決策(!)、そして確実な証拠(~) のことを「メイクドラマ3点セット」と呼びます。」(p59) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●セールストークや友人との会話、知人への手紙や、日々のブログ(日記)… 「感動力」は、こういった日常生活の至る所で発揮することができます。 そこに「感動需要」がある限り。このような状況において、人を感動させる ための最も簡単な方法が「ドラマ」を演出すること。 ●著者が言う「メイクドラマ3点セット」とは、そこで感動的なドラマを演出する のに必要な3つの要素のことです。「思いがけない問題点」で読み手や聞き手の 心に「?」の文字を浮かべます。今回の「ここ読め」の例で言えば、冒頭の文章。 ⇒「感情がビビッドなはずの20代の人さえ、50%は1ヶ月に1度も感動していない」 ●ここで著者の心に浮かぶ「?」マークが大きければ大きいほど、次の「解決策」で インパクト(!)を受けることになります。今回の場合は「感動力は21世紀型の 新しいビジネス能力」という文章がそれにあたります。そして最後に、ではなぜ それが重要とされるのか? その証拠(~)が提示されるというパターン。 ●お気づきかもしれませんが、これは一般に良いとされる文章スタイル「起承転結」 からは完全に逸脱しています。(?)から入るこのスタイルは「起」を無視した 「転・承・結」ともいえるかもしれません。しかし現代のようなスピード感溢れる 時代においては、これくらいが調度いいのではないでしょうか。 ●消費者は商品1つ1つの「起承転結」に付き合っているほどヒマでもないし、 セミナーのお客や、ブログの読者だって、あなたの「起」を長々と聞いているほど 忍耐強くはないのです。これはイチ現代人として、持っておくべき認識でしょう。 常に相手を感動させるような(?)が投げかけられる人物を目指したいものです。 □■エッセンス■□ 「思いがけない問題点(?)、思いがけない解決策(!)、そして確実な証拠(~) のことを「メイクドラマ3点セット」と呼びます。」(p59) ▼「承・転・結」のストーリーで誰かを感動させてみよう。 □■今日の紹介書籍■□ 『感動力』 平野秀典 オススメ度★★★☆☆ →・誰かを感動させたい人 ・自分ももっと感動したい人 ・ブログやメルマガを書いている人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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