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「和の国チャンネル」
『田中英道が語る原爆開発の真実⑥ 日本海軍から米軍に情報筒抜け⁉ 未完成の長距離巨大爆撃機「富嶽」は、 B-29よりデカかった!』の続き。 8月12日以前の3日前ごろから、ソ連がそれを察知したが、 偶然とは思えませんからね。 興南でやられていたことは知っていたはずで、 それで実験を待っていた。 実験が成功すれば、様々な機構を持って行くことが可能だと見た。 12日に成功しソ連に持って行かれたことで、 日本の計画は実現不可能になった。 もしそのままであったら、 日本はさらに戦争継続していたと私は見てる。 こういう微妙な日時の判断が、結局8月15日という、 それから3日後に天皇も決断されたと思う。 それまでは決断されなかったんです。 2つのアメリカの原爆だけだと9日ですから、 9日から約1週間…こんな長い間があるというのは、 もう次の原爆が落とされる危険性があったわけですよ。 どれを超えてまで浸潤したというのは、 結局日本が反撃できるのを12日に見たからね。 あの御前会議の天皇のお言葉は、実は全て残ってないんですよ。 だからいくら侍従長が書いたと言ったり、 天皇の日記なんてことで出版されたとしても、 肝心の所は読めませんね。 ですからこの辺は、日本はああいう記述は用意周到ですよ。 こういうことが「歴史文書を読めば歴史がわかる」 なんて言うのは、逆に言うと素人ですよね。 やはりそこにも「歴史文書の中に嘘を見る」あるいは、 「書かれてないことを見る」 たとえば私は古事記に「富士山が書いてないな」 というところを見たわけですよ。 そうするとそこに おのずから見えてくる別の歴史を感じるわけです。 これが「歴史文書の読み方」なんですね。 ま、いずれにしてもこういうことは起こらなかった。 起こらなかったことは、 情報も消えていくということですね。 だから皆さんが 「こんな富嶽なんていうのがあって、 アメリカに攻撃して帰ってくるというとんでもないことは、 歴史家のある種の荒唐無稽の話だ」 みたいなことになるわけですけど、 そうじゃないこともあり得たわけです。 この辺も、付け加えるべきことだろうと思うんですね。 じゃあ一応その部分は、ここまでにしておきましょう。 (#7へ続きます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.16 17:55:14
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