649740 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ないものねだり

ないものねだり

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011.09.06
XML
カテゴリ:砂の魂のふるさと
(2009年 砂天狗撮影)

夾竹桃(きょうちくとう)は、親戚のお婆さんが大好きで大切にしてた花だった。
名前の由来は、花が桃、葉っぱが竹に似ているからつけられたらしい。
元々、インド原産の常緑樹で、日本へは中国を経て渡来したという。


夾竹桃は、キョウチクトウ科 キョウチクトウ属の常緑低木。
6月から中秋の頃まで、次々と美しい花を咲かせ続けるところが魅力だ。
あの、南国花として有名なプルメリアも夾竹桃の仲間なんだ。


街路樹や公園、庭木としてもメジャーな樹木だけど、実は強いがある。それもハンパなく。
花、葉、枝、根のすべての部分が毒。周辺の土壌さえ毒性を帯びるし、
生木を燃した煙も毒。筋金入りの毒なんだ。


毒になるから逆に薬にもなる。オレアンドリンなど複数の強心配糖体が含まれてて、
強心作用があるし、利尿作用もある。だけど毒性が強いから素人の扱いは厳禁。
オレアンドリンの致死量は0.30mg/kgと、あの青酸カリよりキツい。


三年前、親戚の家の法事で帰省したときのこと... 
夕方の散歩がてら、お婆さんの家へ茹でたてのそら豆スイカを貰いに訪ねたときも、
庭に夾竹桃が綺麗に咲いてた。


砂が、「これ毒って知ってた?」とお婆さんにいうと「綺麗なモンは何でも毒ある」と。(笑)
ちなみに、70年前のお婆さんの娘時代の写真を見ると、黒木メイサにそっくりだった!



 きっと、昔はかなりの毒であったと思われる...(笑)


毎年、お婆さんが作って送ってくれるそら豆が、砂の初夏の楽しみだったよ。
そんなお婆さんは、今日の午後、下流の瓦礫の中から収容された。
今夜は夾竹桃のエピソードを添えて、供養のつもりでこのブログを故人に捧げる。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.09.06 23:16:40
コメント(6) | コメントを書く
[砂の魂のふるさと] カテゴリの最新記事


PR

Profile

砂浮琴

砂浮琴

Calendar

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X