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カテゴリ:砂的 映画あれこれ
生きるという映画は、時代劇のイメージが強い黒澤明監督作品の中で、 一際異彩を放つ現代劇の傑作映画だ。 日々書類に埋もれ、ただ黙々と机に座って、判を押すだけの無気力な市民課長。 役所内部は縦割りで、何をするでもなく、縄張り意識にみんなが縛られていた。 ある日、市民課長は自分が胃癌で、あと半年か一年の命だと知ってしまう。 あまりのことに、課長は役所を欠勤して知り合った小説家と夜の街を遊び回る。 飲み屋、パチンコ、ダンスホール、キャバレー、ストリップと巡りはするけど、 一時の気慰みも、虚しさだけが残るだけだった。 翌日、課長は市役所を辞めて転職するという部下の若い女の子に出くわし、 食事をしたり、一緒にお茶を飲んだりするうちに、彼女の無邪さや自由さ、 眩しいほどの生命力に惹かれ、残り僅かな時間に、自分が何をすべきか気づく... とても切なくもあり、勇気を与えられるような、素敵な映画だった... 心が、たっぷり温まる作品だった♪ 砂浮琴の映画評価は、星四つだね...★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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