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カテゴリ:砂的 映画あれこれ
『カサブランカ』は、1943年アカデミー作品賞・監督賞・脚本賞の三部門に輝いた作品で、 ハンフリー・ボガートと、イングリッド・バーグマン出演の映画史上屈指の名作だと思う。 物語の舞台は、ドイツ支配下のフランス領モロッコ。 第二次大戦下の1941年当時、カサブランカはヨーロッパからアメリカへ行くためには、 必ず通過しないといけないトランジット(寄港地)だった。 アメリカ人のリックは、ドイツ軍の侵攻直前にパリから逃れて、 カサブランカで酒場を開き、店は亡命者たちの溜り場として繁盛していた。 そこへ突然、自分の前から姿を消した恋人のイルザが、夫のラズロを伴って現れる。 イルザの夫ラズロは、反ナチ活動家のリーダーでドイツ軍から追われる身だった。 イルザは、旅券を持っているのがリックだと知らずにナイトクラブへやってきた。 リックは嫉妬からか、素っ気ない口調でイルザを立ち去らせた。 ラズロは、リックを訪れて旅券を譲ってくれるよう懇請するがリックは承知せず、 二人の話し合いの様子を、夫から聞いたイルザはもう一度リックを訪ねた。 イルザは、自分がパリで姿を消した真相を、涙ながらリックに伝えた。 イルザがリックに恋したのは、夫が逮捕され殺されたと思っていたためで、 姿を消したのは、夫が無事でしかも看護を必要だと知ったからだと。 そして、事の次第を知ったリックの心は動いた... ラストシーンの夜霧の滑走路は、とても印象に残る。 この映画からは、映画史に残る名台詞が生まれているんだ。 リックがグラスを掲げ、イルザに「君の瞳に乾杯」という台詞は、劇中二度登場する。 この映画を観たことない人でも、この台詞を耳にした人は多いと思う。 劇中の映画音楽「時の過ぎゆくまま」もとてもよかった♪ 昨今の3D作品や派手なアクション映画も悪くないけど... たまにはこんな、ムーディーで切ないラブストーリーを観るのもいいものだと思う。 砂浮琴の評価は、五つ星★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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