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カテゴリ:砂的 映画あれこれ
離れていた間に、アクセス数が100716だって... 不人気blogでも、見る人がいるってことなのかな。(笑) 久々のblogは、ちょっと映画のお話でもしよう。 といっても、最新作じゃなく33年も昔の映画のだけど... 物語の舞台は、1943年の戦時下のロンドン市内。 ハリソン・フォードが演じるハロランは、アメリカ軍爆撃機のパイロットの中尉だ。 バトルオブブリテンの戦いの厳しい戦況が、ロンドンに暗く影を落としていて、 街全体が、まるで灰色に包まれているようだった... 度々、出撃して敵地上空を飛ぶ爆撃機乗りのハロラン中尉は日々に疲れを感じ、 心の中で安らぎを求めていたようだ。 混雑するバス停に、行列を押しのけてバスに乗ろうとする女がいた。 中尉は、その図々しい女を押しやるとバスの後部にしがみついた。 女はその場にしゃがみ込み、「赤ちゃんが...」といって顔を歪める。 驚いてバスから飛び降り駆け寄った中尉に対し、女はケロッとした顔で笑った。 中尉は、悲しげに微笑むと片足を引きずりながら歩き去ろうとした。 女はハッとして謝罪すると、中尉は女の前で元気よく小躍りして見せた。 これが中尉とマーガレットの出会いだった... 「珈琲でも」と誘うと、「紅茶なら」とイタズラっぽく答える彼女に中尉は強く惹かれた。 「木曜に会ってくれ」と頼む中尉に、何故か寂しげな表情を浮かべて去ろうとしたが、 その左手の薬指の指輪を見て中尉はすべてを察した。 爆撃任務から戻った中尉は、次の木曜に真っ直ぐハノーバーストリートへ急いだ。 数時間が経ち、帰ろうとする中尉の前にマーガレットが現われた。 こうして、ニ人は許されない恋に落ち、街外れのホテルで愛し合う。 罪悪感に駆られながら、二人は逢いびきをやめることはできないでいた。 マーガレットの夫は、妻の変化に気づきながら、何もいわずただ穏やかに振舞った。 ある日、連合軍の司令部に呼び出された中尉は、前線のドイツ軍本部に潜入し、 機密書類を盗み出す任務に就くというイギリス軍の情報将校を紹介され、 フランスのドイツ占領地域まで送り届けろと命令を受ける。 二人の乗機は、フランス上空で激しい対空砲火に見舞われて撃墜され、 情報将校と中尉は二人でドイツ軍本部に潜入することになってしまった。 ドイツ軍本部の金庫から、何とか機密書類を盗み出すことには成功したが追跡を受け、 二人は危機的な状況に陥っていた。 そんな時、妻のために生きて還りたいと情報将校が話しながらロケットを差し出した。 写真を見た中尉は動揺した... ロケットの写真の女はなんとマーガレットだった... なおもドイツ軍の追跡は容赦なく続き、情報将校が銃弾で重傷を負ってしまう。 中尉は、情報将校を必死で救おうとした。 一方、ロンドンでは、何も告げず任務に就いた夫の安否を気遣いながら、 マーガレットは中尉のことも待ち焦がれて過ごしていた。 そんな彼女のもとへ英軍から連絡が入り、病院へ急いだ。 夫が収容された病院で中尉とすれ違ったマーガレットは、夫を救った中尉に感謝し、 同時に中尉に愛していることも伝えた。 短い会話の後、マーガレットは夫ポールの病室に戻り、中尉は病院を出て、 思い出のハノーバーストリートを横切って静かに去って行った... 映画は1979年の秋に公開され、砂は横須賀の映画館で観たと記憶している。 とくに、身を引いいて去って行くハロラン中尉の背中がとても印象的だった。 この映画のあと、ハリソン・フォードは「スターウォーズ」で人気となり、 「インディジョーンズ」でブレイクしている。 砂浮琴的な評価は★★☆☆☆ さてさて、砂浮琴は当時十九才... 黙って身を引く男がカッコイイと思ったけど、 当時の砂は、身を引くのとモテないのとでは状況が違うことを、まだ知らずにいた。(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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