カテゴリ:人の魅力
『This is it.』を観てきました。
いつもいく美容室の美容師さんから、 「是非、ご覧になってください。これを観たあとは、 メチャやる気がでました。」 と聞いていたので、どうしても観たいと思っていました。 本当に素晴らしかったです。 本気で生きよう、と思わせるものがありました。 マイケルジャクソンのダンスは、バックの若いダンサーたちと違って、 力が入っていません。 軽く動いています。 無意識に体が動いている感じで、ためがあり、メリハリがあって、 ドキッとさせられます。 衣装、証明、バックミュージシャン、舞台演出など、 ものすごいスタッフの人たちと、コンサート作りをしていたことが わかりました。 そして、その人たちすべてが、マイケルと一緒に仕事ができていることに 魅了され、ワクワクし、興奮しているのが伝わってきました。 「彼がやってくると、もの凄い存在感なんだ。」 「一流の人たちと舞台を作ってきたけど、これが頂点だよ。」 「こんなに、深いところから創造性を引き出す人はいない。」 彼は、天才的なシンガー、ダンサーであるばかりでなく、 天才的な演出家であることも、この映画を通して知ることができました。 「コードが違う。もっと低音を響かせて。 ベッドから這い上がるときみたいな感じで、ゆっくりとだ。」 「ブルドーザーが出てきたら、無音にして、機械音だけを響かせるんだ。」 「ここで、燃やして、暗転しよう。」 「そう。月光に浸る感じで。」 専門の舞台演出家がいますが、マイケルの作りたい舞台を 彼は強力にサポートしている感じで、彼が舞台を演出しているのではなく、 マイケルが演出をしていました。 彼は天才的なシンガー、ダンサーであると同時に、 天才的なエンターティナーであり、パフォーマーだったのです。 バックで踊る人たちのオーディションには世界中から 応募していました。 「前向きに生きたかったんだ。 人生に意味を見出したかったんだ。 そして、これがそれなんだ。This is it.」 「僕は小さいころからマイケルの音楽で、ベッドから起きだし、 踊り、毎日が始まっていた。」 ものすごい数のダンサーの中から選ばれたダンサーが見せる リハーサルでの様子は、マイケルと同じ舞台に立てる 喜びに満ちていました。 私は、予定されていた公演で、マイケルが「地球を守ろう」というメッセージを 伝えたかったことを初めて知りました。 アマゾンの森林伐採に心を痛め、 「誰かがやってくれると待つのではなく、僕から始めようと 思ってほしいんだ。」 と言うマイケル。 何十年かぶりで計画されていた公演は、映画と舞台がドッキングした ようなものすごくクリエイティブな公演だったことを知りました。 それを観れなかった世界中の人たちが、悲しんだことも この映画を通して感じました。 こんなに創造性に溢れ、才能に恵まれていたマイケル。 けれど、彼はとても繊細で苦悩しながら生きていた。 でも、あなたの舞台はやっぱり素晴らしい。 あなた以外には作れない舞台。 世界中の多くの人があなたに魅了されているのが よくわかりました。 映画を通して、また、あなたの素晴らしさを多くの人が知るでしょう。 「地球を守ろう。」というあなたのメッセージも、多くの人に響くでしょう。 心よりご冥福を祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月21日 13時19分49秒
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