ソウル雑感
あけましておめでとうございます!新年早々風邪を引いて珍しく弱気になっていました。もう二度とビールが呑めないのでは?と思う日もありましたが(大げさ)、ほぼ完治しました。さて、元旦から3泊4日で出かけたソウルの旅を超抜粋リポートします。-------------------------------------------元旦の成田は空いてて良かった~。でも、さすがウォン安、飛行機はほぼ満席で、ソウルの街で沢山の日本語や中国語を耳にしました。見よ!この行列。サムゲタンの人気店「土俗村(トソッチョン)」では、韓国・中国・日本の3カ国から客が入り乱れ。混む前の時間帯に行って良かった~! これが普通のサムゲタン。今のレートだと1000円もしない。これだけ手間隙かけて高麗人参も入った栄養たっぷりの食事が! こっちは黒いウコッケイを使ったオゴルゲタン。骨まで黒くてビックリした。やはり普通の物より味が濃くて美味しかった。 3カ国後で美味しい美味しいと皆が鶏にむしゃぶりつくこの店は、草の根レベルでの外交に一役買っていると思う。最近訪韓した誰かさんより余程影響力が強いのでは。同じ空間で同じ物食べて美味しかったら戦争なんて起きないし、絶対解り合えると思う。-------------------------------------------今回は古宮博物館にも行ってみた。これは朝鮮王室で使われていた楽器。沖縄とか台湾とも色彩に共通項が見られる気がする。 数々の展示品の中には書簡や地図もあって、ほとんどが当然漢字表記。科挙に受かった人のリストとか、詩歌とか、やっぱり読めて意味が解ると楽しい。で、ふと思った。韓国の人たちは現在では漢字をほとんど使わない。自分たちのものであるハングルを大切にして、他所から入ってきた漢字を少なくしたんだと思う。日本も一時漢字廃止論があったらしいが、廃止しなくて良かったと思う。やっぱり、「赤い」と「紅い」は違う。「青い」と「蒼い」も違う。表音文字だけになってしまったら、今感じている細かいニュアンスが伝えられないと思うのだ。しかも昔の物が一般人には読めなくなる。それは寂しいことではないだろうか。-------------------------------------------お次はホルモン横丁の「モンナニコプチャン」。 店の外で焼いたホルモンに野菜や春雨をたっぷり混ぜて、各テーブルのホットプレートの上に置いてくれる。店内は煙くないしお姉さん達の接客も実に感じが良い。そしてもちろん、超うまい!焼酎が進むこと。そして安い!また来たい店が1つ増えた。 -------------------------------------------大韓生命63ビル(地下3階、地上60階)から見た日没。山に囲まれ川が中心を貫き海に抜けるソウルが都に選ばれた理由が良くわかる。 そして帰りの飛行機で見た富士山。美しく気高い姿に思わず手を合わせてしまった。 -------------------------------------------やっぱり旅はいいな。そして日本もきれいだな。