ラインケ狐の日記

昔々、自分が新卒で入った会社は八丁堀にありました。
八丁堀から築地までは地下鉄なら乗車時間は1～2分、何だったら歩いてでも行けますからね。
そんな訳で仕事が忙しくない日にはお昼を食べに築地まで出掛けることもありました。特にこれからのシーズンには結構な頻度で。

そうなんです、市場って暑い季節よりやっぱり寒い頃ですよ。
冬の抜けるような青空の下、立っているだけで体が痛くなるような寒さの中、市場の食堂で食べる冬の食材、、、

その冬のシーズンがいよいよ今年も始まります。築地市場（場内）にとっては最後の冬です。
場内は来年の秋までに豊洲に移転する予定なんです。

と言うことで連れ立ってやって来ました週末の小田保さん。

思い返せば今年の6月13日以来の訪問です。何だか自分たちの行動は牡蠣のシーズンに同期しているようですね（笑）

しっかしまあ、土曜の築地場内は凄い人出。右を見ても、、、


左を見ても人、人、人です。

（どの写真も下をトリミングしなければもっと沢山の人が写っているんですよ）

ふう、自分たちもしばらく外待ちした後、ようやく小田保さんのカウンターに座れました。
まずはビールを頂きます。アテはまぐろブツ切りと


そしてチーズ正油漬。このお豆腐に見えるのがチーズですよ。

さして醤油の色がついていないのですが味はしっかり、チーズ自体も濃厚です。外側と内側で味わいも食感も違っていて酒の肴にドンピシャ。

この極上のアテでビール飲んでいるところに 注文した2品が完成！
これが自分のオーダー、帆立ミックス（拡大しますのでクリックしてみて！）


そしてこちらがお連れ様の頼んだ牡蠣ミックス。うふふ、こちら↓もクリックで拡大しますよ！


つくづく、本当につくづく思います。この店の揚げ物スキルは凄いな、と。上の２枚の写真で注目して頂きたいのはフライ外皮の状況です。パン粉の「目の立ち方」が半端ないと思うんですよ。
箸で割るとき、歯で噛むとき、明らかにサクッという音がするんです(*^_^*)
しかも中への火の通り加減が絶妙。レア感も十分に残っていてそれがすっごく官能的です。

この写真には写っておりませんがご飯とお味噌汁が来てセット完了。帆立と牡蠣をお互いにシェアしてそれぞれフライとバター焼きを食べ比べることができました。
皿の下に溜まったバターとタルタルソースと具材の汁が混ざったやつがまた美味い。最後の帆立のピースででそれですくい取るようにして味わってご馳走様。

さて、この冬、築地にあと何回来ることができるのか。最後の冬を是非堪能したいと思います。


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