スーパーボウル
今年のスーパーボウルは、ニューイングランド・ペイトリオッツ vs アトランタ・ファルコンズ。 珍しく両チームとも長年応援している大好きなチームなので、どちらかを応援する目線で観ることが難しいカードとなった。 序盤はファルコンズが守備陣のがんばりもあって立て続けにタッチダウンを重ね、ほぼワンサイドゲームとなり、 流れを変えようとペイトリオッツが必死に繰り出すスペシャルプレイもことごとく空振りだったので、 第4Qに入る前から「勝負あり」の様相を呈していた。 ところが、まさかまさか…、 残り数分からのトム・ブレイディ率いるペイトリオッツの集中力は、筆舌に尽くしがたいすさまじさだった。 2ポイントコンバージョンを連続で決め、ゲーム終了間際に同点に追いついて力ずくでSB史上初となるOTに持ち込み、 その流れのままコイントスで攻撃権を得ると、 マット・ライアンに再びフィールドに立つチャンスすら与えず、一気にタッチダウンまで持って行ってしまった。 もはや「神ってる」なんて流行り言葉で表現するのがはばかられるほどの、アメフト天国の住人ブレイディ(&ベリチック)の神懸かり方には、鳥肌が立つほどの興奮を覚えた。 強いてターニングポイントを挙げるなら、 第4Q、残り10分を切ったあたりでファルコンズが、RBコールマンが故障して退いたあとの3rdダウン1を、代わったフリーマンのランでなくパスで取りに行ってサックされファンブルロストしてしまったプレイか? もしあそこできっちり1stダウンを取ってオフェンスを続けていれば、残り時間から考えてペイトリオッツ逆転の可能性はほとんどないに等しかったわけだから。 その後のエデルマンの奇跡的な地上スレスレのパスキャッチも、あのターンオーヴァーからモチベイションが高まった結果と考えてもあながち無理ではない。 まぁ、スポーツの世界で「たられば」が愚かなことは百も承知だがつい…。(苦笑) とにかく、本当に紙一重だったなぁと。 そんなわけでスーパーボウル史上に残る伝説の逆転劇をしっかりと見届けた次第である。 それにしてもファルコンズ、残念〜!!