クリクリの何が美味いかい！

[産地の情報] カテゴリの記事

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  ユーパックの問題について

  弊社は全国の産地から選りすぐった旬の食材や旬の食材を使った加工品等のネットショップを運営しています。昨日、某民放TV局から問い合わせの電話が入りました。「日本テレビの報道局ですが、お聞きしたいことが会ってお電話しました」「御社でユーパックを使っておられますか？」残念ながらというか幸いにというか、当社も、産地側でもユーパックを使用しているところはなく、「いえ、ユーパックは使っておりません」これで電話は終わってしまったのですが、ちょっと残念！（笑）ところが、今日になって山形のさくらんぼの産地から連絡が入りました。当方が頼んでいる扱い者はクロネコヤマトを使っていますが、農家さんはユーパックから注文を受けているとのことです。それが今回の事件に巻き込まれそうになっているとのことです。すでにユーパックで発送済みのさくらんぼが、万が一指定日に届かなかった場合は再度荷物を送らなくてはいけないのだが、その時に注文が重なっていると一度には配送しきれないのでこちらの注文分を早く送りたいということでした。こちらの注文はお届け日の指定はなかったので、「結構ですよ、さくらんぼに問題がないようならば本日発送で送ってください」と返答しました。また、商品そのものはまったく問題なく、むしろ本日発送するさくらんぼの方が高品質とのことでした。その電話の後にチラッと頭の片隅をよぎったことは「この話を昨日聞いていたら、テレビ局の人に話ができたのに」ミーハーですね。(＝⌒▽⌒＝)しかし、日程が早まる程度のことならば何ら問題はありません。むしろ、お届け日が遅れて商品の鮮度が悪くなり、そのために再度代替え品（同じもの）を発送しなくてはならないことの方が大変です。今年は天候異変のため収穫時期が遅れ、また糖度が上がらないために木で熟する期間が長かったのです。ということは、あっという間にシーズンが終了するということです。今年のさくらんぼは多分今週いっぱいで終わりです。収穫してから10日間も持たなかったです。そうそう、でも佐藤錦の後に出る、紅秀峰はこれから始まりますので。紅秀蜂は新種のさくらんぼですが、佐藤錦に負けずとも劣らぬ美味しさで粒が大きいのです。是非、お試しください。山形の朝摘みさくらんぼ

  2010年07月06日

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  和歌山から大量のフキノトウが届きました。

  先日、事務所前の土手で採れたフキノトウの話をこのブログに書いたところ、無農薬栽培の南高梅で有名な中本さんから電話がありました。「フキノトウのことをブログに書いてるね。今、みなべ町周辺は梅の花が満開で、車でみなべICに来ると梅の香りが一面に漂って、良い匂いがするよ」「それでね、梅の木の下にフキノトウが沢山生えているから、送ってあげようか？」とのご親切なお電話でした。田舎に行くと、フキノトウは全く珍しくないようで誰も食べないみたいですね。さて、送ってくださったフキノトウがこれです。すご～い量で私の家だけでは食べきれません。早速、ご近所に分けましょう。中本さんの梅は完熟１歩手前の黄色から赤味がかった美しい梅を送ってくださる貴重な梅農家さんです。ほとんどの方がスーパーや八百屋さんの店頭に並ぶ真っ青の青梅しか見たことがないと思いますが、一度でも中本さんの梅をお取り寄せしたらその美しさと香りの良さに感動します。梅の実は１本の木に大量にできるので、普通の農家さんはある一定の時期がすぎると一斉に収穫しはじめます。実の青い、黄色いは関係なくです。それを、中本さんは梅の実の状態を見ながら1本づつ収穫していきます。これはとても手間のかかる作業です。そうして収穫した梅を箱詰めしてお客様の元へ発送していきますが、その1～2日の間に丁度良いころ合いに熟成していきます。そして、完熟した梅は中本さんだけが使います。完熟してしまうと梅の実がつぶれてしまうので発送できないのですね。（中にはそれでも良いという方もいるとのこと）その完熟梅で漬けた梅干しのまろやかなこと、信じられない味です。15％の塩分濃度がほとんど感じられません。果肉は厚くて柔らかくて、梅の風味がまだ残っています。その梅干をミキサーとミンチで丁寧に練ったのか「ねり梅」です。このままおにぎりの具材として、また鰹節やマヨネーズと合わせて梅ソースに。使い道はいろいろとのこと。旬の食卓便でも近々ご案内する予定です。本日は顔見せでございます。さあ、今夜の晩御飯はまたフキノトウの天ぷらかな？地方の方とお付き合いすると、こういう思わぬプレゼントをいただくのがとてもうれしいです。中本さん、ありがとうございました。にほんブログ村

  2010年02月17日

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  まだ8月なのにそろそろみかんが出てきそう！

  8月は仕事は暇でした。2・8は全体に暇だから仕方ない！とは思いつつもこんなことでどうするんじゃい！と自分を叱咤激励。しかし、ダメな時にあがいても良いこともないので、その時自分に出来ることを精一杯やることにしました。とういう話は置いといて、超極早生みかんというのをご存知ですか。通常、露地みかんのシーズンは11月に入ってからでそれを早生みかんと云います。それより半月ほど早くでるものを極早生（ごくわせ）と云い、それよりも1か月も前に出るもののを超（ちょう）極早生と云います。私も昨年、農家さんから聞いて知りました。超がつくのです。その超極早生みかんは、来月の中旬から出荷開始予定で、名前は日南（ヒナ）の姫。日南と書いてヒナと読みます。ヒナの姫、可愛いネーミングですね。この時期のみかんは甘くも酸っぱくもない、言えばしょうもない味のものが多かったんですがこのヒナの姫は甘くて適度な酸味もあり、美味しいです。愛媛地方は8月は雨も少なくてお天気も良かったので味は良いとのこと。宜しかったらどうぞ。敬老の日のプレゼントに良いかも知れませんね。そうそう、このミカンは無農薬栽培です。

  2009年08月28日

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  千葉はすでに春ですよ！

  今日は千葉の農家さんと打ち合わせのため朝から出かけました。昨日までの天気予報では、今日は日中は晴れて午後から曇りとのことでしたが、今朝の予報では朝から曇りとのこと。曇っているとハウスの中の温度が上がらないので晴れないか！と願っていましたが、やはり今年は気温が高いのですね。外から比べるとハウスの中はほんわり温かです。12月に来た時には、曇っていたのでとても寒かったのです。ですから、今日は思ったほど寒くなかったのでほっと一安心です。打ち合わせが終わり、畑へ行きましょうということで車に乗り込みます。今は冬だからたいした野菜はないよ、とのことでしたが・・・・畑には真っ黄色の菜の花が咲いていました。曇り空の中に一段と輝く菜の花はまさしく春です。農家さんが「花がこんなに咲いてしまったら売り物にならないんだよ」と言いながらたくさん摘んでくれました。そして、フワフワの土の畑にはブロッコリー、ネギ、大根などが顔を出しています。露地もののブロッコリーは霜が降りるために表面が赤く変色します。でも、霜が降りると甘くてとっても美味しいブロッコリーになるんですよ。一緒に行ったチエちゃんはブロッコリー摘みに嵌ったようです。さらに、ブロッコリーの後は、ネギを一生懸命に引き抜き「わ～、楽しい、収穫っていいな、私病みつきになりそう！！」植物は私たち人間の気持ちをほっとさせてくれる効果があります。それが、食べられるものならばその効果はさらに高まります。食べられる、美味しそう、が一緒になるからね～。その後、私たちは菜の花、ブロッコリー、ネギをたくさんもらい大きな荷物にも関わらず、ニコニコしながら電車で東京に戻りました。今晩の夕食は、菜の花のお浸しに辛し醤油付け、ブロッコリーのマヨネーズ和えかな。何といっても採れたて新鮮野菜。夕食が楽しみです。

  2009年02月09日

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  見てみて、こんなトマト見たことないでしょう？

  先日、長野県の奥蓼科の農家さんを訪問してきました。夏野菜のランチは最高！でご案内した石井農園-いしいナーセリーです。その石井さんからトマトの詰め合わせが送られてきました。開けてびっくり玉手箱ではなく、トマトの宝石箱！！いしいさんの畑は何と3.000坪もあり、そこでは見たこともないような珍しい野菜がたくさん栽培されています。そして、驚いたのはすべての畑がとっても美しいんです。これは職種に関係なく、とっても大切なことなんです。畑を整理整頓して美しく整えるというのは、美意識の現れですからね。だから、できてくる野菜も美しいんですよ。見てみて、こんなに可愛い房成りのトマト-マイクロミニです。ちょっと甘酸っぱいですが、美味しいのね。濃いオレンジ系で房成りのシンディーズ。ラグビー型のジェニータ。可愛いでしょう。フフフトマトにこんなに種類があるなんて、初めてです。こんなに多品種のトマトを一度に作れるのはいしいナーセリーだけ。家庭菜園で食べるトマトならば誰でも作りますが、商品としてきっちりと出せるトマトを作るのは、とっても大変なんです。トマト栽培ができたら農家として一人前と云われるほどですからね。極めつけはこれです。トマトの宝石箱。ね、本当に宝石箱みたいでしょう。画像をクリックすると、トマトやいしいナーセリーさんのことが詳しく見れますよ。

  2008年08月08日

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  夏野菜のランチは最高！

  6月からお中元戦線に突入し、それまでさほど関係のなかった私も今ではどっぷりとその波に飲み込まれています。そのため、ブログもメルマガもほとんど更新できませんでした。数少ない私のブログを楽しみにしていてくださる方、ごめんなさいね。お中元の山場を乗り越えた先週、信州の農家さんを訪問してきました。久しぶりの視察なので行く前から胸がワクワクです。今回、お会いするIさんは半年以上前、都内で開かれたプライベートパーティーの席上で紹介された方で何とかお仕事に結びつけたいと思っていた方。そのIさんからファックスが届き、早速現地を訪問することになったのです。当日は東京も現地も雨。でもIさん曰く「今日が雨で良かった。晴れてたら農作業しなくちゃいけなかったから・・・」。ということは、私はラッキーだったんですね。こんな美しい畑は見たことがない、というほど整然と整理されて草もほとんど生えていない畑を見せていただき、その後おうちで取れたて野菜のランチをいただきました。本当は畑の視察は何時間もかかっているけど端折ります。「クリクリさんのために腕を奮うわよ」との言葉通り、1時間足らずの短い時間でよくこれだけのメニューが作れるかと思うほど。野菜はすべて自家製で今、取ってきたばかりのものばかり。ナスなんてそのまま塩を振るだけでナスの甘みと旨みが口の中に広がります。ズッキーニのオリーブオイルのステーキ。これまた塩コショウのみ。抜群の美味しさです。もうしばらくしたら、Iさんのおまかせ野菜セットでご案内します。楽しい、楽しいひと時でした。

  2008年07月15日

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• 春野菜が次々とシーズンを迎え始めました。

  今日のお天気は春の嵐！数年ぶりに膝ぐらいまである長靴を履いて出勤しました。出勤といっても、住まいから徒歩5分程度の距離なので歩きにくい長靴でも大丈夫。でも、歩きながら久しぶりに子供の頃の気持に戻りました。わざと水溜りをびちゃびちゃ歩いたりしてね。さて、冬の間、静まり返っていた産地からの電話が、4月になってから次々にかかってきます。・新ジャガ芋が出始めたよ・春キャベツが出るよ・新玉葱が出ますよ・分葱はどうかな桜が終わると本格的な春です。これからは暖かくなるでしょう。しかし、無事出荷できる野菜は幸せです。関西の有機農家さんは春キャベツに病気が出たとのことで品質が良くないと云っています。有機認定野菜はこういう時、農薬を一切使えないから大変なんです。出荷可能なものは出して、駄目なものは処分するのですが有機農家さんは、こういうことを毎年繰り返しています。これは、ものすごい精神力です。前も書きましたが、ちょっと軽い農薬を1～2回散布すれば予防できる病気が沢山あります。それでも、心を鬼にして農薬を使わない。1度でも使ったら有機認定が取り消されるからです。そして、その後の3年間、また最初からやり直しだからです。そういう思いをしても無農薬で作物を作る人がいることを皆さんに知ってもらいたいと思います。お金を出せば安全で良いモノが買えるでしょう。しかし、それを作る人がいなくては入手できません。そういう方が安心して農業を続けていけるように私も一緒に頑張っていきます。安全で美味しいものが食べられることに感謝したいと思います。あれ？ちょっと真面目になってしまいました。でも、これが私の心の根底にあるんです。はい。

  2008年04月08日

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  これが、棚田の魚沼こしひかりのご飯です。

  ようやく秋らしい涼しさになりました。皆さんのお住まいの地域はいかがですか？○さて、産地の情報です。・北海道はあの夏の暑さがうそのようにすご～く寒いとか。・和歌山では夏場に雨が40mgしか降らず、1週間ほど前に雨らしい雨が60mgほど降った　とのこと。　今年は雨不足なのでミカンは甘いけれど粒が小さいとのことです。・宮城も山形も群馬も、今年の夏の暑さできのこの出来が悪いとのこと。　特に国産マツタケはほとんど食べられないらしいとの情報が来ました。あ～！今年こそ国産マツタケをもういい！と云うほど食べようと思っていたのに残念！（うふふ、嘘よ）・今年の夏は格別暑かったので、例年より１０日ほど早く棚田の魚沼こしひかりの　新米が取れました。産地から送られてきた新米を早速試食しました。　う～ん、やはり違います。　毎年、感じます。土壌質、気候、環境、すべてが違うんですね。さあ、今日のランチは棚田の魚沼コシヒカリと千葉の焼き海苔のおにぎりです。真っ黒の海苔が食欲をそそるでしょう。う～ん、最高に美味しかったです。見てください。この色、艶、粘り。タラコのおにぎりです。

  2007年10月03日

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  久しぶりの里山は涼しかったです。

  先週末、群馬県の高山村へ行ってきました。高山村と言っても知らない方が多いと思いますが、渋皮･伊香保ICから約30分ほど奥へ入ったところです。東京から車で2時間ちょっとですから、さほど遠くはないのですが、何と言っても「村」がついているととっても遠くへ行くような気になるから不思議です。この高山村や中之条町周辺で有機農業を営む農家さんを訪問してきました。当日は久しぶりの薄曇り空。連日35℃前後の猛暑続きだったので、この薄曇り空はうれしかったです。車の中はエアコンが効いていても、直射日光が当るとジリジリ焼けます。話では、この地域でも日中は35℃近く気温が上がると聞いていたのですが、この日はとっても涼しくて「やはり山の中は違うのね」と友人と話していました。（ところがね）今年のお天気は異常です。というと、お天気は正常であったことがないと言う人がいました。つまり、何が正常で何が異常かの定義はないそうです。しかし、7月は低温で長雨続き、日照不足。おまけに地域によっては大型台風が直撃していったところもあります。そして、8月。連日35℃を越す猛暑続き。40.9℃という過去最高気温を更新した日もありましたね。これだけ気候の変化が激しいと作物はもう目茶苦茶になります。病気が発生して黄色く枯れているキュウリのツル。その後、子ツル、孫ツルが出てきてようやく実が成りめました。Yさんも、ほっと一安心です。Ｇさんが作る珍しい白いナス。この白ナスの苗も成長途中で油虫が大量発生しました。自分で作った発酵液に酢を入れた養液を散布したところ、すべての苗が真黄色になり「もう駄目だな」と思っていたら、その後、青い葉っぱが次々に出てきて持ち直したとのこと。有機栽培ですから、農薬はまったく使えません。もし、Ｇさんが工夫した養液がなかったら全滅でした。有機農家は毎回、虫と病気とそして、最近の異常気象との戦いの日々です。よほど意志が強く、志（こころざし）が高くないと有機農業は継続できません。作物が全滅したら収入はゼロですからね。ちょっと珍しいツートンカラーのナス-「カップリス」面白いズッキーニ「バイカラズッキーニ」栗のような甘みと風味があります。皆で記念撮影です。後から気がつきました。記念撮影に私が入っていません。本当にみんな気が利かない人たちばかりで、「撮ってあげるよ」と云ってくれる人がいなかったんです。という私も気がつきませんでしたが・・・。（笑）夜は村営のコッテージに泊まりましたが、とっても涼しくて長そでのシャツが必要なほど。そして、東京へ戻ってきたら・・・・。何と東京も涼しいのです。金・土曜日は、関東地方一帯が涼しかったのですね。今回も、農家さんに教えられることが沢山ありました。お金を出せば何でも手に入る。高いお金を出しているのだから当り前、と考える人が多いですが、そうじゃないですね。もし、彼らが農業を辞めてしまったら安全で美味しいものは食べられなくなるのです。私たちは彼らの苦労の結晶を食べさせてもらっている。そのことに感謝しなくてはいけないと改めて感じた群馬への視察でした。

  2007年08月23日

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• あまりにも久しぶりで何を書くか迷ってます。

  前回のブログは6/22。1ヶ月近くもご無沙汰していたんですね。楽しみに待って下さっていた方（居たかしら？）ゴメンなさい。さて、先月の22日のブログを見ると、またもやカラスに襲われたと書いていますね。あの時、カラスに襲われたのは私だけじゃなかったのがあの後、判明しました。私が襲われた道を通った人は軒並、カラスに威嚇され続けたとのこと。その後、子ガラスも無事（？）巣立ちましたよ。巣立ったばかりの子ガラスはまだ上手に飛べないために、枝の上や手すりなどに止まっていることが多いのですが、羽がまだ生えそろっていなくて産毛の様なフワフワした毛が体中に付いており、それが風で揺らいでいます。だから、見ていると親ガラスか子ガラスがすぐに分かるんです。でも、子ガラスだからと言ってからかうと大変！すぐに親ガラスがガアガアと言いながら威嚇してきます。（笑）でも、子ガラスが巣立ちしてからもこういうことも無くなりました。動物の親ってすごいですね。動物だけじゃないか。子孫を残すというのは生物すべての本能ですものね。さて、7月に入ってからは毎日が雨。そして、九州地方は大雨の後に台風の被害。新潟地方はまたもや地震です。私は仕事柄、全国の産地に知り合いがいるので、こういう災害が来ると毎回心が傷みます。新潟の上越市の農家さんは柏崎市のすぐ隣だったので結構被害が大きかったとのこと。箪笥や家具が倒れて、その後始末に大わらわとのことでした。でも、ご家族や従業員に怪我をされた人はいないとのことで良かったね！と今日も電話でそのことを喜びました。中には亡くなられたり、怪我をされた方も沢山おられますものね。テーマの「暮らしを楽しむ」は次回ですね。

  2007年07月19日

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• ほっぺが落っこちそう！今が「旬」のハウス蜜柑

  先週の土曜日、愛知県の豊橋市へ出張してきました。豊橋には若手農家さんのグループがあり、そこの野菜や果物を扱わせてもらっています。これまでは夏場の西瓜とトマトや白菜、キャベツなどだったのですが昨年からハウス蜜柑の農家さんもグループに加わり、少しづつ出荷を始めました。本当の目的は露地西瓜の視察ですが、露地ものが出るのはもう少し先で、ハウス蜜柑が丁度シーズンを迎えたとのこと。本来、蜜柑は冬の食べ物です。それをハウスの中で冬場に加温して温めて季節を逆転させるのですね。蜜柑の木も最初は戸惑うと思いますが、健気にも冬場に花を咲かせて5月ごろからオレンジ色に色づき始め、6月上旬から収穫が始ります。試食してみたところ、抜群の美味しさ。うま～い！！皮が薄くてジューシーで甘くて、酸味とのバランスが絶妙です。そして、中の小袋がとっとても薄いのでそのまま食べられてしまいます。ハウス蜜柑に対する私の認識が一度に覆されてしますほどの美味しさ！それまでハウス蜜柑は季節に逆行して無理やり作る果物。だから味も対したことないと思っていました。しかし、技術の進歩なんでしょうね。でも、季節を逆にするのですから冬場の燃料費は相当な金額になります。特に一昨年あたりから石油の価格が高騰しているために農家サンはヒーヒー悲鳴を上げています。そういうことを考えると、やはり季節のものはその季節に作るのが一番なのではないかと思いつつもこれだけ味が良くて見た目も美しい蜜柑は、露地ものでは中々お目に掛かれないな、とも思ったりして。ちょっと複雑な気持ちになりました。こういうものを欲しがる人は確かにいます。案内した京都の高級食品専門店さんではすぐに発注が来ました。「それだけ味が良いのなら、うちのお客さんに売れるからね」そうなんです。何でもお客さん次第なんです。生産者がどんなに良いものを作っても、お客さんがそれを欲しいと思わなければ売れません。安全で味が良いのに、中途半端なモノは駄目なんです。他にはない魅力、若干価格が高くても一般のお客さんが欲しいと思えば売れるんです。その見極めが難しいし、それが私たち間に入る人間の力量というか能力なのでしょう。毎日、産地とお客さんとの間で孤軍奮闘しているクリクリです。近々、旬の食卓便でページアップします。現在、お中元用の夏のカタログ製作に忙殺されていたので一段落したらページ作ろうと思ってます。そうそう、旬の食卓便のHPはすべて私一人で作っているんですよ。ご覧下さい。そして、ご感想やご意見がありましたら是非、宜しくお願いします。トップページにはアンケートもあります。健康で一番気になるモノは何？です。クリックしてみてね。

  2007年06月07日

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• 新潟から友人がやってきました。

  友人であり取引先でもある、新潟の有機栽培農家さんが勉強会のため東京に来ていたのですが、土曜日に私の事務所に遊びにこられました。駅まで迎えに行き、1年ぶりの挨拶を交わしてから「いや～、メトロに乗る線を間違って乗ったからずいぶんと時間がかかってね」何線に乗ったのか、何時に乗ったのか、どこで乗り換えたのか・・・・を聞くと地下鉄に2時間近くも乗っていたのが分かりました。Mさんの居たホテルからちょっと歩くと、当事務所に一番近いメトロ線に乗れるのですが、それを知らないで近くのメトロに乗ってしまったために延々と乗り続けていたとのこと。東京はとっても便利だけれど、ちょっと間違うと「ここはどこ？」「私はだ～れ？」的な情況に陥ります。でも、良かったです。無事遭えました。さて、さて、この友人はＭさんと言うのですが、有機栽培でお米、大豆、餅、味噌などを作っています。米の栽培面積は全体で21町歩（63.000坪）、その内の4町歩は有機栽培米とのこと。一反が300坪で一町歩はその10倍の3.000坪。63.000坪なんて何だか気が遠くなるほどの広さですね。しかし、有機栽培以外の17町歩も減農薬栽培なのです。Ｍさんが東京に来られた時はほとんどお会いするのですが、電話でもショッチュウ話します。そしていつも感じるのは、Ｍさんは心底農業が好きで、農業は天職ではないだろうか・・・とね。特に米作りの話を聞いていると私も田んぼの中で一緒に農作業をしているような不思議な気持ちになります。「田植えが終わると、毎日早朝に田んぼへ出掛けるんだ。そして、稲の顔を見ながら、お腹が空いてないか！咽が乾いていないか！などと聞きながら歩いていると本当にお腹が空いている稲や咽が乾いている稲の顔が分かってくるんだよね。そういう稲を見つけて、肥料を上げたり水を上げたりすると、その稲はグングン成長して、本当に丈夫な稲になるんだよね」と本当に楽しそうにニコニコしながら話をするんです。もう、百姓仕事が好きで好きで溜まらないという顔で話されるのです。そして、肥料の話や仲間の話、勉強会での話、味噌や餅の製造の話など話題は尽きません。そんなＭさんのセンターが大パニックに陥ったのはクリスマス前の23日です。知りあいの方がＭさんのセンターが作っているお餅を新聞のコラムに書かれたことで、その記事を見た人からの注文が殺到したのです。年末までに1.000件ほどの電話があったとのこと。回りは餅が売れなくて困っているのに、Ｍさんたちだけがもち米を求めて駆けずり回ったとのことです。Ｍさんたちの作るお餅は昔ながらの製法で作っているので腰があってとっても美味しいのです。お雑煮に入れても、鍋に入れてもしっかりと搗いてあるから溶け出したりしないのです。そういうことを何年にも渡ってお知らせしていても、こちらの注文は年に5件あるかどうかです。それなのに、たった1度の新聞のコラムに紹介されただけで注文が殺到するんです。あらためて、マスコミの力の凄さを思い知らされました。Ｍさんのことを書きだすとキリがないほど沢山あるんです。そうそう、新潟では何と一番寒い大寒の時期に「蕗の薹」が出始めたとのこと。絶対に地球はおかしくなっていますね。

  2007年01月22日

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  今年のミカンについて。

  久しぶりの産地情報です。今年は暖冬と言われていますが、去年は思いっきり寒かったというのを覚えていますか？暑さも寒さも一年たつと忘れてしまいがちですが、植物は正直です。というか、気温や天候の変化が、直接花や実に出てくるのです。去年のお正月は全国的に寒く、北国では何年ぶりかの大雪でした。柑橘類は降雨量が少なくて温暖な地域で成る果物で、寒さにとっても弱いのです。それが、昨年は和歌山から四国、九州と軒並寒くて時には雪が降ったりもしたのです。だから寒さ嫌いのミカンたちはこの寒さに震え上がり、弱い樹は枯れたりしました。春-樹の勢いが弱くて、さらにミカンの花が割く時期に雨が多かったため受粉しない花がポロポロと花を落としました。花が落ちるということは、実が成らないということです。結果、今年のミカンは量が少なくて値段が高いということになりました。 それと、昨年の12月は雨が多くてなかなか収穫できませんでした。雨の日に収穫するとミカンの皮に水滴が付き、それが腐れの原因となるので晴の日じゃないと収穫できないのです。1週間も雨が降り続くと、丁度収穫時期を迎えていたミカンは熟成しすぎてしまいます。そして、水分を多く含むために甘味や旨みが薄くなってしまいます。さらに、皮と実の間に水分が溜まるために言い方が悪いけれどブヨブヨとしたミカンになってしまいます。結果、味が悪くて見た目も良くないミカンが多くなります。それでも、今年は全国的にミカンの量が少ないので、例年ならば商品として認められないミカンでも引く手あまたとのこと。ということで、今年はミカンの見た目や味については文句言えません。食べられるだけ良かった！と感謝しなくてはね。こういった天候が今後も続くと、その内、みかんが食べられなくなる日が来るかも知れません。怖いですよ。

  2007年01月04日

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• 今年はお取り寄せが大流行だったようです。

  私の仕事はこだわりの食材の販売で、スーパーさんや百貨店、飲食店さんなどへの業務用として出荷する面と個人のお客様への個人通販の両面です。通常はどちらかなのですが、何と言ってもこだわりの食材は製品化できる量が変に中途半端だったり、少なかったりするのでビジネスとして捉えると両方やらないと難しいんです。今年も先週までがピークで今週から注文も入らないだろうと思っていたら、何と次々に入ってくるのです。もちろん、うれしい！ところが、今年は数十年ぶりの寒波による雪とお取り寄せブームにお歳暮時期が重なったために、月曜日から運送業者は年内配送品の受付は中止してしまいました。各拠点にモノが溢れ、とても年内に配達不可能状態になってしまったとのこと。こんな現象は初めてです。四国のうどんメーカさんも先週電話があって27日出荷が最終ですから宜しくと連絡があったのです。そうしたら26日の月曜日に注文が入ったので発注したところ「ヤマト運輸も佐川もどこも荷物を受け付けてくれません。来年の発送になります」とのこと。山形でもヤマト運輸は受付中止とのことでした。佐川さんには申し訳ないけれどヤマト運輸に対する個別配送の信頼感は群を抜いていますからね。こういう仕事をしていて一番うれしいのは「お歳暮で送られてきた品があまりにも美味しかったので今度は自分でお金を払うから同じものを送って欲しい」と言われて自分もうれしかったですよ、と言われることだったり、お取り寄せした品を食べながら「あまりの美味しさにあっと言う間に全部たべちゃった。近くに住む娘も呼んで食べたけど娘達も美味しいと喜んでたよ」といった感想をいただくことですね。こういうった感想を農家さんやメーカーさんにお伝えすると、とても喜んでいただけます。多額の資金や人を動かして大きなビジネスをすることはそれはそれで醍醐味があるでしょうが、ささやかな個人の方の喜びを聞いて、それをまた産地に伝える時、心の喜びの醍醐味を感じるンです。さあ、来年もさらに良い食材を探して皆さんに紹介していく予定です。皆さま、良いお年をお迎えください。

  2005年12月28日

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• 福島～新潟第3弾です。

  福島の農家さん宅ですっかりと気分も良くなり、翌朝5時半に起床。東京にいると絶対にこういう早起きはないのに、地方に来るとなぜか早起きになるんです。ハウスや早朝の田んぼを見回り、気分良くしたところで朝食です。この後、新潟へ行かなくてはならないので早々に出立しました。しかし、新潟のお天気は雨の予報です。「小千谷・川口方面は雨が降っているらしいから気をつけてね」という優しい声に送られて出発！。磐越自動車道から新潟へ抜け、北陸自動車道に入って中の島町付近に来たときです。突然の大雨。フロントガラスの前がほとんど見えないほどの土砂降りで怖かったです。三条市を抜けてしばらく走っていったらようやく雨足が弱まりホット一息です。その後、長岡から関越自動車道へ入り、越後川口ICで下車。3時間ほどでようやく川口町に到着しました。中越地震で壊滅的な被害を受けた川口地方ですから、その惨状を予測するだけで胸が傷む思いがしましたが、あれから10ヶ月もたっているんですものね。倒壊した家屋も道路もすっかりと良くなっていました。しかし、見た目には何ともない道路が走っていると細かな振動が伝わってきたり、山の斜面の断層が大きくずれている部分を見ると、あの地震の大きさが良く分かります。またもや、川口の農家さん宅でビールや郷土料理をごちそうになりました。話題はもちろん、例の中越地震の話から。長靴を履いて家を飛び出たとか、奥様は車で走っていたら道路が突然陥没してど～んという音がしたので、車がパンクしたのかと思ったとか（陥没した部分は見えなかったため）相当に怖かったとのことです。ご自宅は幸いなことに壁にヒビが入った程度で何とか住めそうです。お米は上の田んぼが駄目になり今年の収量は期待できないとのこと。でも、怪我もなく家も半壊とは云え十分に住める状態です。不幸中の幸いだと思います。一方、隣りの小千谷市に住む親しくしていた方の家は全壊、お母様は地震のショックで寝たきりになってしまいました。本当にお気の毒です。天災は予想もしない不幸を招きます。何とも予想がつかないのが怖いです。いろいろなことを考えさせられた新潟旅行でした。その日は川口から車で小一時間ほど山に入った松之山温泉に一泊する予定です。それはまた後日。

  2005年08月31日

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• 今年も天候異変のようです。

  昔はうっとうしい梅雨の時期になると梅雨明けにならないかしら？思ったものですが、食関連の仕事をするようになってからは、この梅雨時の雨がうれしいと思うようになりました。だって、梅雨の雨がなかったら干ばつですからね。しかし、ここ数年お天気がオカシイのは皆さんもご存知でしょう。今年はどうかな？と心配していたら、やはり今年の天候もオカシイようです。先日、新潟の農家さんから電話がありました。「いや～、バケツの底をひっくり返すとはこのことだね。2～3日前まで雨不足で大豆が干上がってしまうからどうしようと思っていたのに、その後はどしゃぶり。それも通常の降り方じゃないからね」「今は、大豆畑が水没してしまったんだ。今度は根腐れを心配しないといけない。本当にオカシイよ」一昨日、千葉から連絡がありました。「代表的な夏の露地野菜の胡瓜とナスが品不足。花が咲いても実が大きくならないものや、花が散ってしまって実にもならないのばかり」昨年も全国各地で天候異変が云われ、さらに台風が10個以上も上陸した前代未聞の年でした。今年は何とかそういう異変の少ない年であるようにと祈っていたのですが、こればっかりは何とも言えません。以前、青森県出身の文豪、故太宰治氏が故郷の津軽地方の凶作について調べた文献を見たことがありますが、凶作の翌年の前後は必ず凶作で、大凶作・小凶作・凶作といった具合に連続で起きるんです。津軽地方は冷害による凶作ですが、豊作の年なんて数十年に一度くらいの割合でした。一方、豊作になると今度は生産調整したり出荷調整の名の元に作物を廃棄処分したりするんですから。農家にとって何が良いのか分かりません。CO2による地球温暖化の影響ではないかと云われていますが、海も山もすべて汚染されている昨今、何があっても不思議じゃないのかも知れません。何となく気分が重くなってしまいますね。明日は晴れやかな気持ちでブログを書きます。

  2005年07月08日

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• また新しい産地と交流できそうです。

  昨日、都内のホテルで異業種交流会が開催され私もブース参加しました。この交流会は9回目で私は初参加。これまでもビジネス交流会や展示会などには参加したことがありますが、イベント参加は結構疲れるんですよ。まず、何を展示するかの商品セレクトから始まり、POP,当日の販売価格や試食用商品の選定、そして皿、紙コップ、箸、スプーン、商品の申し込み用紙など・・・。これらを全部準備しないといけないのです。そして、当日は朝から夕方までブースに立ち寄られる方の相手をするのですから疲れるのは当たり前。でも、知らない方といろいろお話するのは楽しい部分もありますからね。今回、この交流会に参加して4地域の方とコミュニケーションができました。石川県、愛知県、福島県、埼玉県です。特に福島県の女性は一人で農業をやっており、フレッシュハーブも作っているとのこと。ルッコラ、イタリアンパセリ、マスタード、バジルなど若い女性が好きそうなハーブを通年で栽培しているんです。それもできるだけ農薬を使わない特別栽培。こういう場所にも積極的に参加して人の輪を広げることが大切だとつくづく思いました。その内、皆さまにもまたご案内できると思います。

  2005年06月14日

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  西瓜の産地を訪問しました。

  ちょっと日記にご無沙汰していました。お中元用のカタログ製作や仕事、そしてその間に産地訪問もあって何かと気ぜわしい毎日です。先週の金曜日、西瓜の産地で有名な愛知県豊橋市に行ってきました。取引先のバイヤーさんと一緒に2年ぶりの訪問です。これまで何度も訪問した豊橋なのですが、今回は視察する畑の近くまで豊橋駅から豊橋鉄道渥美線というローカル線に乗って行きました。途中に愛知大学駅があり、そこの生徒がわんさかと乗り込んでいて賑やかといったらなかったです。しかし、電車でトコトコと走っていくと車窓から見える風景は良いものです。あれ、菖蒲の花が咲いている、あ～バラの花がキレイ、あのうどん屋さん美味しそう・・・・なんてね。車であっという間に目的地へ到着していまうのと違って、気持ちも長閑（のどか）になります。西瓜の農家さんは全部で6名。全国の農家の平均年齢から見ると本当に若いんです。一番若い人が27才、年寄り（？）でも34才。農家の後継者不足が問題になっていますが、豊橋に関してはそういうことは当てはまりません。皆、親とは違う新しい農業経営をしたいと頑張っているんです。今年は春先から低温続きで豊橋の西瓜も10日近くは遅れているとのこと。日中のお天気は良いので成育はするけれど朝晩の気温が低いために玉伸びは今一つ。玉伸びとは西瓜の実の大きさのこと。これが大きくならないと美味しい西瓜にならないのです。しかし、今年は雨が少なくて空気が乾燥しているので玉が硬めで甘味も強くなるだろうとのこと。露地栽培は天候に左右されることが多いので、将来が不安ですがそれでも担い手の農家さんたちがまだ頑張っています。今年の夏の西瓜は美味しいよ！

  2005年06月07日

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  ちょっと蒸し暑くなってきましたね。

  今年のお天気は昨年とはまた違った形でおかしいですね。西瓜農家さんの話「日中は日が照っているので西瓜の成長が著しいが朝晩が寒い。春というより秋の感じがする陽気だよね」とのこと。さらに5月の連休時は気温が上がっていたために市場では高値の西瓜を大量に仕入れしており、それが連休後の低温傾向で西瓜がまったく売れなくなって困っているとのことです。連休時に出荷していた地域は九州の熊本辺り。熊本の農家さんも今年は低温が続いていたので糖度が乗らなくて困っていました。山形のさくらんぼ農家さんの話「ようやく日中は暖かくなってきたけれど、朝晩は炬燵かストーブなしでは過ごせないね。こんなに涼しい5月はちょっと経験したことないね。」とのこと。気になるのはさくらんぼ。やはり予想通り出荷は例年より10日ほど遅れるとのこと。これはハウスではなくて露地ものの話です。これから旬を迎える産地の状況でした。私の仕事も6・7月はお中元シーズンなので大忙しです。午前中は讃岐のざるうどんの撮影をしました。なかなか思った通りに撮れないのでイラつきました。撮影した後は、ランチとして食べましたが美味しかったです。シコシコ・ツルツル、丁度塩分と甘味のあるタレが極め付けでした。このほか、痛風や関節炎に効果があると言われているタルトチェリージュースも撮影しなくてはいけないので本日はここまで。

  2005年05月27日

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  食について考えさせられました。

  本日、北海道で有機栽培で牧場を運営されている代表の方が見えられました。とても素晴らしい方で、教えられることばかりでした。ヨーロッパのオーガニックに対する考え方は「文明の発達により荒廃してしまった環境を、有機農業（オーガニック）を実施することで蘇らせた。だからその環境改善のために役立つオーガニック野菜をカンパの意味を込めて高く買う」のだそうです。環境を破壊してしまうと元通りにするためには長い年月が必要で、それが農業を通じて蘇らせられるのだから、高くても当たり前ということだそうです。日本の有機農業のとらえ方は、安心できるからというのが一番ですね。最終的にはどちらも同じ考え方なのですが、ヨーロッパの方が一段上ですね。なぜなら、安全は環境が良くないと成功しないから。環境保護が一番の基本ということです。今回はあまり時間がなくてそれほど詳しい話はできなかったのですが、久しぶりに思いが通じ合って気分は最高でした。牛はお乳を1ﾘｯﾄﾙ出すために心臓は血液を480ﾘｯﾄﾙ動かさなくてはならないとか、牛の体重は人間の15倍、寿命は1/10、逃げ出した牛の食べる餌は何？、生産者と消費者との関係・・・・・話は尽きません。話はちょっと変わりますが、私がやっている通信販売「旬の食卓便」は季節の「旬」の安全な食べ物をご案内していますが、その背景には日本の素晴らしい四季とそこで育まれる季節の食べ物と文化、食文化を再認識して欲しいという思いがあります。ご案内している中に中越地震で被害にあった小千谷と川口町のお米があります。ここは山の傾斜を開いて作った棚田です。その棚田が環境保護のためにどれだけ役立っているかということを、産地の世話人の廣井氏が毎回力説していました。拙い文章ですが、棚田のこと、小千谷と川口を訪問した際の訪問期です。

  2005年04月20日

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  国産の大粒アサリ、地場物です。

  15年ほど前は、桜の開花が云われるようになると食卓にアサリがのぼることが多かったのですが、今の皆さんの食卓ではいかがですか？日本は海に囲まれているためにアサリなどはどこの海でも採れました。ところが、今はほとんどが輸入物です。国産アサリは信じられないほど大激減しているんです。現在、地場物の国産アサリとして出荷できる地域は数えるほどしかありません。今回、ご案内するアサリはその中でもかろうじて生き残っている愛知県三河湾の渥美の大粒アサリです。三河湾の突端に近い位置にある渥美町の大粒アサリの収穫も年々少なくなっていてとくに大粒のモノが採れないとのことです。渥美のアサリの収穫方法には機械掘りと昔ながらの長柄という（くま手の大型版）道具で手掘りするのの2種類があります。やはり手掘りの方が貝が傷まないので良いのですが、大変な作業です。大潮の引き潮の時に長柄を海底に入れて砂の中からアサリを引きだすのです。ハマグリかと見紛うほど大きな粒、中の身もプックリして弾力があり、その出汁というかエキスは信じられないほど美味です。アサリにはカルシウム、リン、鉄などのミネラルのほかビタミンＢ12，Ｂ2、そして良質のタンパク質が沢山含まれています。中でもビタミンＢ12の含有量はレバーに匹敵するほど大量に含まれていて、これは肝臓機能を向上させます。美味しくて、安全で、そして身体に良いアサリ。国産アサリはあと何年食べられるか分からないほど希少価値の高い食べ物になってしまいました。春のほんの一時期しか食べられません。この機会に旬の味覚を味わってはいかがでしょう。

  2005年04月18日

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• 寒いから春野菜も大きくなりません。

  3月の10日を過ぎたと云うのに、毎日寒い日が続いています。私は全国の産地から安全で高品質の作物を始めとした生鮮三品（肉、魚、野菜）と加工品等の販売を行っています。3月に入って、そろそろ春野菜の出荷が始まりました。兵庫県の淡路島は玉葱で有名ですが、温暖な気候環境のおかげで冬から春にかけて一足早く春野菜の出荷が始まる地域です。本来ならば3月早々には春キャベツの出荷が始まるはずなのに、この寒さのために葉っぱが巻かないので出せないと産地から連絡が入りました。すでに予約も入っていたのに出荷できたのは半分以下。お客様には平謝りです。また、先週、千葉の春キャベツも出荷しますと連絡が入っていましたが今日になって品質が悪いので出荷停止とのお知らせが来ていました。「ちょっと、ちょっと、まだ2日しかたっていないのに早すぎませんか？」しかし、農業は天候次第と云いますが、昨年から特にそれを実感しています。去年は台風ラッシュといわれるほど台風が上陸して全国各地に大きな被害をもたらしました。その後台風の被害は免れたものの、驚異的な暑さの後の長雨で、みかん類の味が落ちてしまいました。昨年から今年にかけてみかん類の味が薄かったと思いませんか？農薬や化成肥料を使っていると長雨が続いたり天候不順の年はほとんど作物に味が乗ってきません。見事なほど不味いです。今年の天候はどうなるかな？

  2005年03月14日

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