6番に歌われる長命寺に建立「琵琶湖周航の歌」歌碑
=深尾さん寄進 多恵子さん熱唱=深尾さんと歌碑前で歌を披露する多恵子さん ◇近江八幡 「琵琶湖周航の歌」の六番の歌詞が刻まれた歌碑の除幕式が五日、歌詞に登場する近江八幡市長命寺町の長命寺であった。 歌碑は、香川県産庵治石(高さ約百三十センチ、幅約百八十センチ)で、「西国十番(実際は三十一番札所) 長命寺 汚れの現世(うつしよ) 遠くさりて 黄金(こがね)の波に いざ漕がん 語れ我が友 熱き心」のフルコーラスが刻まている。夕暮れには黄金色の琵琶湖の波を臨むことができる境内の一角に建立された。 六番の歌詞があまり知られておらず、長命寺港近くに建つ石碑はフルコーラスではないことから、桜宮町の会社役員、深尾勝義さん(68)が、ニューヨークを中心に活躍するジャズ歌手の長女・多恵子さん(37)が昨年発表した五枚目のアルバム「声 VOICE」に収録した「BIWAKO」(琵琶湖周航の歌 日本語と英語バージョン)が全米で注目を集めていることを機に、寄進した。