象をのみこんだうわばみの絵
昨日の日記にちょっと書いた「乱調文学大辞典」い「岩波書店」の項に、「星の王子様しかSFを出したことのない一流出版社」とあります。そうか、「星の王子様」はSFだったのか、とゲラゲラ笑った記憶があります。私はなんでだか、「星の王子様」は午前中に読みます。10時から11時くらいのあいだ。大抵は、夏の朝。夜に読むのは、あんまりさみしいからじゃないかしら。薔薇が一番きれいな時間に読みたいのかもしれません。高校生のとき、美人の友達が嬉々として私のノートにへちゃげた帽子のようなものを落書きしました。「ねえ、これなーんだ。」「象を飲み込んだうわばみの絵。」即答すると、ものすごくつまらなそうな顔をして「ちぇー」とか言われました。Hello again, my old dear place私に絵心はないけれど、あのうわばみの絵だけは、いつだって書けるよ。