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カテゴリ:宮崎県
日本武尊にまつわる伝説が残る、行縢山の麓に鎮座する神社。
御祭神は伊弉冉命(イザナミノミコト)、事解男命(コトサカオノミコト)、速玉男命(ハヤタマオノミコト)で、3柱の神を総じて行縢嶽三所大権現と号する。他に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)をはじめとする23柱の神を合祀する。 鎮座する行縢山は古代より神の宿る山として信仰されており、雄岳と雌岳の主祭神とされる面足命(オモダルノミコト)と惶根命(カンコネノミコト)のご託宣により、718年(養老2年)に紀州(和歌山県)の熊野大権現を御勧請し社殿が建立される。日向国内では有名な神社だったそうで、代々藩主の崇敬が篤かったと言われる。1164年(長寛2年)には鎮西八郎為朝が当社に参篭し、武運長久を祈願しており、社域には為朝腰掛石が保存されている。 毎年11月19日に例祭が行われている。 一の鳥居。かなり新しいもの。 行縢山登山口。登山ルートは他にも複数あり。 二の鳥居。 さざれ石。国歌「君が代」の歌詞にもある、長い年月を経て小石が固まり、大きな岩になったもの。 参道。 参道脇にある鯉が泳ぐ池。 手水舎。 銭洗い所。賽銭を神域の清水で清めるところ。 御神門。御鎮座千三百年を記念して、2018年(平成30年)に竣工された。 拝殿。正面や柱には、鳳凰や獅子などの立派な彫刻が彫られている。 独特な容姿の狛犬。普通の狛犬と並ぶようにして配置されている。ポーズは普通の狛犬と同じだが、顔だけがまるで猿のようになっている。どちらも明治時代に造られたもの。 本殿。軒下には立派な龍の彫刻が彫られている。 授与所。 鎮西社。御祭神は源為朝公(鎮西八郎為朝)。平安時代末期の武将で、強弓の使い手で剛力無双と謳われた。平安時代末期に当社に参篭し、武運長久を祈願したという伝えが残る。 門守社。 バクチノキ。樹高35m、樹齢200年。 夫婦杉。行縢神社の御神木。根元が一体となっており、神様の宿り木として祀られてきた。推定樹齢300年。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.18 22:00:02
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