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カテゴリ:宮崎県
延岡市中心部に位置する愛宕山の山頂付近にある展望台。そこから見える夜景は日本夜景遺産、夜景100選に認定されている。
愛宕山は標高251mの小さな山で、古くは「笠沙山」と呼ばれていた。古事記によると天孫ことニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢い、結ばれた場所とも言われ、山麓には愛宕神社をはじめとしたいくつかの神社が鎮座する。元々は女人禁制の霊山とされていたが、江戸時代に徳川家康のひ孫で延岡藩主夫人の日向御前が禁制を破って登ったという逸話が残る。 山頂付近の展望台は約300°の大パノラマを展望でき、特に夜の市街地の光景は絶景。ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢った地であることから、出逢いの聖地として注目を集め、出会いの鐘や錠かけモニュメントなども設置されている。 出逢いの聖地の碑。 公園。 錠かけモニュメント。片方のモニュメントには、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの小さな像が上部にある(何者かがこっちにも南京錠をかけているが…)。 出逢いの鐘。ちなみに、階段から出逢いの鐘まで続く道は蛍石が埋め込まれていて、夜になるとかすかに光り輝く。 愛宕山展望台。3階建ての構造で、延岡の街を約300°見渡せるようになっている。 展望台から見た夕暮れ時の延岡市の景色。延岡の街並みに日向灘、大崩山や行縢山も見える。天気が良いと、海の向こうの四国地方も見える。ちなみに2枚目の奥の方に見える祝子川は、山幸彦が生まれた時にコノハナサクヤヒメが川の水を産湯に使ったという伝えが残る。 夜。出逢いの聖地延岡の立て看板。 展望台から見た夜景。住宅街の灯りや夜の工業地帯が、無数に散りばめられた星のように煌めく。条件が良ければ、満月の光が日向灘の大海原に反射して"月の道"が浮かび上がり、夜景をより幻想的にする。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.25 21:30:04
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