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カテゴリ:ウクライナ
今、大統領選挙問題でたびたびテレビに出てくるウクライナ
その首都キエフの繁華街フリスシャーイティックの光景から 現在はもう雪が降っている時期なので、私が行った9月の時 とは趣を異にしているでしょうが。 このフリスシャーイティックの大きな広場のあちこちで人々 は何人かで集まって話しながらビールを飲んでいる。立ちながら。このような光景が日本でも実現しないか!? 行儀が悪いかな。実際私もキエフの友人達とビールを買って、立ちながら、散歩しながら飲んで見ました。ウーーーン、これがまたなかなかいい。大空の下、自由な空気の中で話しが弾む。片手に好きなビールの小瓶を持ちながら。ビールは話の潤滑油、メインはあくまでも話の中身。キエフの美しい公園の中を片手にビールを持って、散策しながらの会話も楽しい。時にベンチに腰掛けたり、橋の欄干にもたれたりしながら。そしてビールはいつも片手に! たぶんこの光景はロシアでも西ヨーロッパの国々でも見かけられるのでは。 以前は私など、食事は花見やピクニックを除けば家やレストランの中でするものと思っていましたが、どうですか今の日本は。若い人や浮浪者や女性でさえ街のあちこちに座って 飲んだり、食べたりしている光景をよく見かけます。もうこの行為にはあまり違和感を感じないでしょう。 ウクライナのそれと日本のそれは同じじゃないかと。 ちょっと違うなあ。立って飲むのと座って飲むの違いですが。私には立って飲む方がおしゃれに見えるという点です。 これは別に良い悪いの問題ではなく、どう感じられるかということがらです。 日本人は宴会型で座っての食事が好きです。私の観察するところ、タイ人やインドネシア人も同じようです。バリでは最近増えつつあるコンビニ、サークルKの外に夜な夜な座って宴会を開いている若者を見かけました。欧米人はあぐらをかくのが苦手なこともあるでしょうし、まあ立食パーティー型ですね。立ってると動作も大きくなり、より自分を表現できる。ただ壁の花になってしまう人、話の苦手な人にはたいへんでしょう。 私は早速東京で、この友人と話ながらの立ち飲みを試してみようと思いましたが、まず友人が連いて来ません。恥ずかしいと! 考えてみれば、東京には飲食店が多いがキエフには少ないという事情があるのでしょう。しかし、皆さんけっして安いとは思えない、居酒屋やレストランで散財しますね。 異性の手前や見栄のためですか。だんだんと日本も今よりももっと不景気になってくると、ビールの立ち飲みも増えてくるかも。日本人は座って飲む方を選ぶかな、お金のない人は近くの公園や広場で。 何か節約のためだけにビールの立ち飲みを言ってる訳ではありません。もちろん、酒屋やコンビニで酒を買って飲むわけだから安いですよ。ひとつの自己主張、ファッションなのです、これが。例えば、ディスコでビール片手に踊る人達と同じです。ヨーロッパでは盛んなようです。このスタイルが。日本ではあまり広まっていませんが。確かにハイヒールを履いた女性や立っているのがつらい人向きではないですね。 私の東京でのホームグランドは池袋ですが、池袋にはあるんですね、この立ち飲み屋が。ビール大瓶410円、つまみが100円から。ほとんどおじさんたちだけで、雰囲気はちょっと暗いし、マスターはうるさいですよ、店の雰囲気に合わない客には。何か時間が明治か大正にでも戻ったような空間ですが。 最後にひとつ忘れていました。日本のビールの形と大きさです。日本でこのビールの立ち飲みが実現しない理由のひとつは。まず、ビールの種類が少ない。おしゃれなラベルの小瓶、中瓶が少ない。缶ビールにはいろいろな絵柄がありますが、立ち飲みするならやはり瓶ビールの方がいい。 いずれこのビールの飲み方のニュースタイルが日本にも広がるのではないかと思っています。そこかしこに平気で座って食事できる人が増えてきた日本ですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.22 08:08:14
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