見直しの時
人生に起こったことは、全ては自分の内側にあったものが顕在化したものといえないだろうか。不安や不満、望みや希望。心に描いたものは様々だが、全て自分の人生になんらかの形で投影されているような気がする。どういう形であれ、人間が行動するその規範となるものは、自分の心の中にしかないはずである。心の中に蓄積されたものは、自分で学んだもの以外にも意図せずに刷り込まれた偏見や観点も含まれていることだろう。これからの人生を行動するにあたり、今一度、心の中を整理してみたい。部屋の掃除と同様で、心もいつしか誇りがたまり雑然としてしまうものなのかもしれない。掃除が時には必要なんじゃないかと。だからこそ見直しの時期というものは誰の人生にも必ず存在しているような気がする。自分はどこへ向かってゆくのか。これからどうしてゆくのか。ゆきたいのか。常に心に問い、軌道を少しずつ修正してゆく。どんな人生であれ、平坦な道ばかりでもないし、オフロードな道ばかりでもないだろう。要は、どんな道であれ楽しんで渡れということ。腐ってもしょうがないし、ただ、光を目指して突き進むほかなのだから。