マリリンに逢いたい。
小さい頃、自分はマリリン・モンローの生まれ変わりだと信じていた。誕生日が一日違いだったことと、わたしが生まれる前に死んだらしいこと、その他にも勝手に共通点を見つけて、そう思い込んでいた。大きくなるうち、誕生日が近くても、命日とは関係ないことや、どう考えても違うな、ということはわかってきたが(あたりまえ)、それでも何故か、好きなことには変わりなかった。I wanna be loved by you alone.有名な歌のワンフレーズ。ときどき店でマリリン・モンローのベストを聴いていて、彼女は一体、誰に愛されたかったのかな、と思う。亡くなってもう40数回目の夏。生きていたら78歳のおばあちゃん、わたしのちょうど倍になったはず。どんなかわいいおばあちゃんになっていただろう。わたしはどんなおばあちゃんになれるのかな。おばあちゃんのマリリン・モンローに逢ってみたかった。