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2007年07月05日
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カテゴリ:環境問題
最近は、多忙の為に日記を書く事が出来ず、読んで頂いている方に申し訳なく思っております。

出来る限り、様々な事を書き込んで行きたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。


DSCF1402.JPG


今回は、先月末に沖縄のやんばるで行われた椎名誠さんによる講演会に行ってきた時の事です。

今回の講演は、椎名さんが経験してきた食を交えた異文化についてでした。

彼によれば、イヌエット(エスキモー)と呼ばれている人々は、狩猟で得られた動物を生で食う習慣がある。

そして、生肉を食うという習慣を持たない人々は、これに偏見を持っていたようである。

しかし、この生肉を食うという事は、彼らの取って重要な役割をもち、彼らの環境に適応した食文化である。

と言うのは、北極圏で野菜などからビタミンをとる事は難しいし、火を起すのも大変である。

生肉は彼らにとって重要なビタミン補給源であり、決して野蛮なことでは無いのである。

椎名さんの講演を聴いて考えさせられた事は多々ある。

僕が特に考えたのは、環境問題と食文化の関係は非常に密接している事である。

食文化というのは個々の地域特性によって培われてきたものであり、他の地域の食文化に対する考えを押し付けるのは良い事ではないと思う。

なぜなら、他の食文化を押し付けるという事は、その地域の環境を変えなければいけない時もあり、文化や文明の変化が進むと言う事ではないだろうか?

日本を例に取ると、西洋の食文化が入ってきた事によって、農村は衰退し、残渣が多量に排出せれ、人々の健康悪化を招いて来た。

僕らは現代の食文化と環境問題の重要性を改めて考えて行かなければならない時代の中にいるのかもしれない。


          









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最終更新日  2007年07月20日 16時41分29秒
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