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カテゴリ:歴史
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皆様ご承知の通りスイスは永世中立国と言われ、他国の干渉を全く受けず、世界的な騒乱などが発生しても其の影響は受けない。 又、最近まで国連にも参加せず、完全に自治のみに影響される。 実際今回のスイス入国後に感じたのは平和な農業国、豊富な水資源に恵まれた精密機械国のイメージで有り、国民は高物価水準であるにも関わらず、精神的にも物質的にも豊かな生活を送り、国連等の国際政治的に中立を必要とする機関が集中した国のイメージで有った。 でも途中に空軍基地が在りましたよ。 しかし私が知っているスイスの素顔はその様なものでは無い。 先ず永世中立国とは何で、誰が保障しているのか。 世界的にそれが認知されていると言えばそうだが、誰が保障しているかと言えば、読者の皆様の中で返答出来る方はいらっしゃいますか。 キリストがマホメットが仏陀が地球連合軍が保障しているのですか。 先の第二次世界大戦において、全世界を相手に戦う日独伊三国同盟の国家に取り、国際的な評価がどうで有れ、永世中立国と称するスイスを侵犯出来ない理由は何も無い。 又侵犯したとして全世界が敵で有るドイツに新たな敵が増える可能性も無い。 其処には皆様が想像も出来ない恐ろしい事実が隠されております。 第二次世界大戦初期には驚くべき戦闘能力を全ヨーロッパに発揮し、オーストリアの併合をも行ったナチスドイツが何故スイスを侵犯しなかったのか。 スイスはヨーロッパの中心に有るが、観光資源が中心で、天然資源(戦略物質)が乏しい農業立国で有り、ドイツ領にしても何のメリットも無かったと、殆どの人々が思っておられるでしょう。 しかしスイスと言う国が無ければ、前世界大戦は数年早く終結していた可能性が在ったとお聞きになれば如何に思われますか。 以前上演された映画に「バルジ大作戦」と言う大作が有りました。 内容は前世界大戦末期にタイガー戦車と称する他に比較出来ない戦闘能力を持つ戦車を開発製造したドイツが連合国に対して最後の戦いを挑んだのですが失敗に終わった。 「其の原因は燃料不足に有った」と言うのがクライマックスで有りました。 皆様ご承知の通り戦争を行うには膨大な軍事物資が必要で有り、其の確保が戦力維持の最低条件で有ります。 日本が戦争に負けたのも一番の原因は資源不足。戦争を行ったのも米国などからの資源禁輸策の為に南方の資源確保を行うのが一番の理由でした。 ドイツにしても全ての戦略物資が国内で確保出来るはずが無く、多くを他国からの輸入で確保していました。 ではドイツの戦略物資確保に協力した国は誰か。 ご承知の通り第二次世界大戦当時「日独伊三国同盟」と言うものが有り、日本、ドイツ、イタリアが同盟を結んでおりました。 当然これらの国は戦闘能力維持の為の協力をしたのですが、先に述べた様に日本にはドイツに戦略物資を供給する能力は無く、イタリアに関しても同様で有った。 そろそろ皆様も感ずかれたと思いますが、ドイツが戦略物資を確保出来たのはスイスと言う国が有ったからでしょう。 当時ドイツはスイスを輸入の中継国としていたのでしょう、そして支払いは金で行っていたのでしょう。 全世界の戦略物資を持つ資本は略その最終到着先がドイツで有る事を知りながら資本の原理を理由にスイスの国際的中立企業に物資の移動を行っており、其の物資は最終的にはドイツに到達して居たのでしょう。 この様に貴重な国(スイス)をドイツが侵犯し占領しソーセージとチーズを確保するだけの属州にするでしょうか。 それがドイツのスイスを侵犯しなかった最大の理由である事は誰でも感ずる事実で有りますが、永世中立の美名の下で殆どの学者も口に出しません。 先に述べた様にドイツは其の代金を金で支払いしておりました。 現在もそうですが当時もスイスは世界的な金融機関が集中する国で有り、其の情報力はドイツ政府の保有する金量をグラム単位で把握していたと聞きます。 当然ある時期からドイツ政府が保有する金量をオーバーした金がスイス企業(政府)に支払われ始めた事をスイス政府は知っており、其の金は何処から入手したのかも知っていたでしょう。 このスイスの金融機関も曲者で、全世界の黒い資金が無制限に流れ込み保護されているのも皆様ご承知の通り。 此処で以前英国の放送局が作成したテレビ番組を思い出しました。 それは在る在米ユダヤ人がスイス国家を相手に訴訟を起こし其の推移を記録したものでした。 194*年、当時10歳程度の子供一人と父親と母親と三人のユダヤ人家族がドイツから苦労の末スイスに入国出来ました。 当夜はホテルに宿泊した三人は明朝あるスイス銀行に口座を開き持参出来た証券類全財産を預け入れました。 三人は一安心しホテルに帰り久しぶりの安堵した一日を過ごし、不安の無い一夜を過ごしました。 明朝彼らはスイス政府の役人に目を覚まされ、大急ぎで荷物の用意を指示されました。 役人の指示通りタクシーを呼び、行き先を聞くと役人の口からは「国境」との指示が有りました。 国境で料金を支払い下車した彼らは不法入国者としてドイツ官憲に引き渡され、結果三人は強制収用所に直行収監され子供だけが生残り両親は天国へ行ってしまいました。そして終戦。子供だけが収容所から開放されました。 当時のスイス人役人も放送に出演し政府からのユダヤ人追放の指示に逆らった為、失職しその後は長年政府干渉の為に無職であったと話が有った。 成人した少年は該当スイス銀行に対して父親が作った口座内容の支払いを要求したが銀行からの返答は「該当口座に関する資料は一切無く当然支払い不可能」が返答で有りました。 果たしてそうでしょうか。 其の放送で伝えられたスイスの資料保管好きとして以下の話が有りました。 18**年スイスのある刑務所独房で囚人が自殺しました。 凶器は曲げられた針金で、囚人は其の針金で手首の動脈を切断し大量出血の為に死に至った。 其の放送では凶器、独房の清掃依頼文書の写し、清掃会社からの請求書、領収書などの写真が写され、スイス社会の資料保管好きが伝えられました。 何ゆえ100年以上前の刑務所内自殺資料が残り60年前の銀行資料が無いのか。 都合が悪い資料のみ進んで廃棄処理すると思われても仕方有りません。 当時スイス銀行にはユダヤ人の莫大な資産が流入したと言われますし、この事は当時の事情を考えれば当然でしょう。 ではそれらの資産の内、一家全滅のユダヤ人の資産は何処へ行ったのでしょうか。 もし当放送でスイス銀行の関係者が話していたように「スイスの銀行にその様な資産は無い」が本当で有れば、それらの資産もドイツが物資輸入の支払いの為に使用されたのかも知れない。 但しそれが事実で有ればスイス政府の関与も否定出来ない。 スイス人民の全てがそうでは無いが、金の為なら何でもする、と言うのが当時のスイス政府の姿勢ではないか。 スイス銀行は今でも有るぞ。 追伸 ゼロ戦の機関砲はスイスの企業が特許を取り、日本企業がライセンス生産していたのですよ。ご存知ですか。 現在の戦闘機や軍艦に装備されている「バルカン砲」(毎分6000発程度の弾を発射出来る機関銃。高速で移動する対象を射撃するには此れ程の高速で発射しないと、目標が弾の間をすり抜けてしまいます。ヘリコプターのプロペラも同様、普通の機関銃では破壊出来ません)・・・此れもスイスの会社がパテントを持って居ます。 平和一途な国では無いですね。 スイスを侮辱する意思などは無いですが、客観的に感じる事を記しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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