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テーマ:城跡めぐり(1254)
カテゴリ:城跡と史跡(千葉編)
一夜城と言えば豊臣秀吉のお家芸で、美濃攻めの時の墨俣城や小田原城攻めの石垣山一夜城が有名かと思います。
もちろん一夜で築いたものではありませんが、いずれも城攻めのための向かい城として急造された城でした。 千葉県佐倉市にも上杉謙信が築いた一夜城があり、ここから約1km先にある臼井城を攻めるために築いたものです。 上杉謙信の一夜城は京成本線臼井駅に近い住宅地にあり、現在は一夜城公園となっていました。 普通の児童公園です。 公園の隅に城址碑が建っており、この碑だけが唯一城跡を物語っていました。 上杉憲政から関東管領の職と上杉家の家督を継いだ長尾景虎は、関東制覇を狙う小田原北条氏に対抗するべく、三国峠を越えて何度も関東に出陣してきました。 1566年には、反北条氏で同盟を結ぶ房総の里見義弘を救援するために下総に出陣し、北条氏方の原胤貞が立て籠もる臼井城を攻め立てました。 この臼井城攻めのために向かい城が築かれたのですが、結局臼井城は落城することなく、上杉謙信は撤退しています。 関連の記事 臼井城(2009年12月)→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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