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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(奈良・和歌山編)
大和は「国のまほろば」であり、自分が育った場所でもあります。
実家は広島に移ってしまい、もはや奈良に帰る場所はありませんが、大阪に用事があったため、久しぶりに秋の大和路を訪ねてみました。 法隆寺前の国道25号線は何百回と通っているのに、実は法隆寺の中に入るのは2,3回くらいしか記憶にありません。 南大門(国宝) 室町時代の建立だそうですが、この見慣れた門が国宝だとは知りませんでした。 法隆寺では、建造物だけでも18件が国宝に指定されており、その他の美術工芸品などを含めると、何件が国宝指定されているのでしょうか。 建造物について言えば、法隆寺にある47件のうち18件が国宝で、残りの29件は全て国指定の重要文化財です。 三経院及西室(国宝) 聖霊院(国宝)と東室(国宝) 聖霊院には聖徳太子が祀られており、聖徳太子及び眷属像は国宝に指定されています。 妻室(国指定重要文化財) 重文の建物はそう滅多にお目にかかるものでもありませんが、法隆寺に来ると重文の格が下がるような錯覚があります。 綱封蔵(国宝) 奈良時代から平安時代に造られた倉庫で、高床式になっています。 食堂(じきどう)(国宝)と細殿(国指定重要文化財) 日本書紀では670年に法隆寺が火災で焼失したとあり、現在の建造物はその後に再建されました。聖徳太子の時代の法隆寺は残ってませんが、それでも廻廊で囲まれた西院伽藍は、世界最古の木造建築群となっています。 五重塔(国宝) 世界最古の木造建築物です。 金堂(国宝) 鞍作止利(くらつくりのとり)による釈迦三尊像(国宝)などが安置されています。 金堂と五重塔 廻廊(国宝)と鐘楼(国宝) 大講堂(国宝) 建造物だけでも圧倒されそうな法隆寺ですが、仏像などの美術工芸品も数多くの見どころがあります。 「大宝蔵院」には、観音菩薩像や百済観音など、飛鳥時代から白鳳時代にかけての仏像(もちろん国宝)が綺羅星のごとく建ち並んでいました。 (館内は撮影禁止なので画像はありませんが、法隆寺のHPにて紹介されています) 個人的には「玉虫厨子」を楽しみにしていました。 (これだけ身近に長く住んでいながら、玉虫厨子は美術や歴史の本でしか見たことがありません) 実物を目の前にした時は、「これまで写真で見てきたものが実際にある」といった感じで、現実を認識するのに時間がかかったほどです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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