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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(奈良・和歌山編)
なぜか信貴山の朝護孫子寺は、関東から訪れた人に好評です。
(中には「法隆寺や東大寺よりも良かった」という人もいました) 奈良に住んでいる時、実家が信貴山の近くにあったのですが、朝護孫子寺を訪れたのは1回か2回しか記憶がありません。 その朝護孫子寺の本尊は虎を守護神とする毘沙門天で、入口の赤門前には、阪神タイガースファンにはおなじみの「世界一の福寅」が置かれています。 小学校の途中で広島から奈良に転校して来た時、それまで当たり前のようにいた広島カープファンは周りに全くおらず、阪神タイガースと近鉄バファローズ(当時)のファンばかりだったので、半端ないアウェー感を感じたのを覚えています。 赤門 信貴山と言えば、「信貴山縁起絵巻」(国宝)が有名かと思いますが、原本は国立奈良博物館に寄託されていて、霊宝館に複製が展示されています。 霊宝館 朝護孫子寺の本堂は、山の斜面に柱を立てた舞台づくりになっています。 本堂から見た大和平野 ちょうど画像の中央辺りが、実家のあった場所です。 本堂は聖徳太子が堂宇を建てたのが始まりとされていますが、戦国時代に焼失してしまい、豊臣秀頼によって再建されたと言われています。 本堂 子供の頃、真っ暗闇の中を歩いた記憶があるのですが、本堂の「戒壇巡り」だそうです。 朝護孫子寺には千手院・成福院・玉蔵院の3院の塔頭寺院があり、それぞれの境内には宿坊もあります。 千手院の宿坊 成福院の塔頭 玉蔵院の塔頭 玉蔵院の左に建つのが、「日本一の大地蔵」です。 玉蔵院から見た境内 手前の屋根がおそらく宿坊で、一番向こう側に見える屋根が本堂です。 もし信貴山に足を運ばれる機会があったら、「信貴生駒スカイライン」はおススメです。 信貴山から生駒山まで、府県境の尾根線を走るため、右手に大和平野、左手に大阪平野と大阪湾(六甲山や淡路島)を望むことができます。 特に夜景は絶景だと思うのですが、ブラインドコーナーが多くて夜間は事故が多い場所でもあるので、運転に自信のない方は地元ドライバーに任せた方が無難かと思います。 信貴スカも含めて、時間をかけてゆっくりと見て回りたいところでしたが、今回の目的は別にあったので、朝護孫子寺の境内を抜けて、まっすぐ信貴山雄岳の山頂を目指しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/11/10 03:57:50 PM
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