無停電電源装置(UPS)で停電に備える
オムロン OMRON BZ50LT最大出力 500VA/300W,バッテリー寿命4~5年,電源ノイズ・雷サージ保護機能有り,自動シャットダウンソフト無償ダウンロード可能,W300×D123.5×H86.5mm,3.2kg,16,500円APC ES 500最大出力 500VA/300W,バッテリー寿命4年(5~25℃環境)/2.8年(30℃環境),電源ノイズ・雷サージ保護機能有り,電源管理ソフト「PowerChute Personal Edition」付属,W277xD83xH175mm,6kg,10,395円APC CS 500最大出力 500VA/300W,バッテリーの寿命2.5年(5~25℃環境)/1.7年(30℃環境),サージ・ノイズフィルタ有り,電源管理ソフト「PowerChute Personal Edition」付属,W92xD285xH162mm,6.2kg,12,800円パソコンで作成していた重要なデータが消えてしまった経験はほとんどの人にあるだろう。先日私はほぼ書き終えていたブログの記事を一瞬で消してしまった。ブラウザ上で記事を書いた後,記事のテーマを選択しようと思って「記事のテーマを選択する」をクリックすると,それまでの内容がゼロになってしまった。それ以来記事はローカルで書くようにしている…。他に突然OSが落ちたり,HDDの不良,ブレーカーが落ちたり,など,データが消えた経験は結構ある。しかしこういったことは大抵自分の不注意が原因だったり用心していれば回避できるものだが,停電によるデータ損失だけはどうしようもない。最近は少なくなったが,それでもまだ瞬間的な停電や電圧の降下(瞬停)はけっこう起きる。ノートパソコンでバッテリーをつけっぱなしにしていればこういった事態には対応できるが,デスクトップを普通に使っているだけであれば,停電で悲惨な状況になりうる。私も最近瞬停で嫌な経験をした。そこで現在「無停電電源装置」を物色中。これは,停電時でも一定時間電力を供給してくれる装置。その間にデータを保存して電源を切ることができる。私の中では基本的にサーバー用の大仰なシステムといったイメージがあったが,調べてみると個人用で小型のものもあるようだ。まずチェックするべきは給電容量(VA・ボルトアンペア)。パソコンであれば「マニュアルなどに書いてある最大消費電力(W・ワット)÷0.7」で算出できるらしい(このあたり参考)ので,それ以上のものを選ぶ。サンワサプライ TAP-TST5 ワットチェッカーマニュアルなどの数値は一般的なものなので,周辺機器をつけたりメモリやCPUを変更したりしていたら実際の数値はかなり異なる場合もある。また普通の作業中では,電力は大抵最大消費電力の半分程度しか消費されていない。ワットチェッカーがあれば,実際の消費電力をリアルタイムに調べることができる。基本的に機器とコンセントの間に挟むだけなので手軽だし,また色々な機器の実際の消費電力を測ってみて省エネに役立てることもできるだろう。次にバッテリーの寿命。いざというときにバッテリーの寿命が来ていて作動しなければ無意味がないので,寿命がくれば交換しなければならない。1年程度のものから4年ほどもつものまである。動作温度によってもかなり左右されるようだ。そして電源ノイズ・雷サージ保護機能の有無。過電流による機器の故障を防ぐほか,様々な機器からのノイズを防ぎ電源を安定化させるので,電源ノイズのひどい環境ではPCオーディオの高音質化も期待できるかもしれない。後は付属ソフトウェアの機能。USB接続でPCと接続し自動的にシャットダウンしてくれるものから,停電や電圧の状態,電気ノイズをモニターし電源をトータルに管理してくれるものまである。ここにAPC CS 500付属管理ソフトの使用レポートがあるが,なかなか便利そうだ。私としては,APC CS 500と比べてコンパクト・バッテリー長寿命・安価と3拍子揃ったAPC ES 500あたりか,よりコンパクトで信頼性の高そうなオムロン BZ50LTあたりだろうか。交換用バッテリも合わせて手に入れておくと安心だろう。オムロン BZ50LT交換用バッテリ,BP50LTAPC CS 500・ES 500交換用バッテリ,RBC2Jレビューした機器・CD一覧はこちらデスクトップPC購入ガイド|備えて安心!防災グッズ特集|【楽天トラベル】ANA楽パック(航空券+宿泊)ダイナミックパッケージで自由自在