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カテゴリ:健康
近年、日本でも「 食育 」が大きく取り上げられるようになってきました。 ”キレる ”原因の多くは、”食”にあるとされ、その実態もかなり明らかになってきました。 アメリカで社会問題になっている、少年犯罪の増加、凶悪化、低年齢化は、 生活環境だけではなく、「食」にも問題があるといわれています。 映画 「 スーパーサイズ・ミー 」の中で、最も衝撃的だったシーンは、 学校給食で子供たちが給食を食べている場面でした。 多くの公立校の給食システムは、大手食品メーカーの主導の元 子供たちが自由に選択し、ランチをとれるというもの。 しかし、そのメニューのほとんどは、カッターナイフが一本あれば調理は終ってしまうという ひどい内容の物であった。 料理長は、電子レンジである。 また、子供たちは自分の好きな物を自由に選択し食べることが出来る。 一見、子どもの自主性を重んじた素晴らしい内容のように思えるが、 小さな小学生クラスの子供たちに、果たして栄養バランスを考えた食事がとれるだろうか? 映像には、楽しそうにスナック菓子や、ファーストフードをむさぼる子供たちが映っている。 毎日食べる給食が、こんな内容のもので良いはずがない。 しかし、給食の管理責任者は、これらのことをさほど問題視することも無く 当然のようにインタビューに答えるのである。 大手食品会社の指導の下、栄養と安心は十分に配慮してあるという。 ここでも、やはり”食”をお金でしか考えておらず、子供たちの”命”は ないがしろにされているのが実態である。 一方、学校の中から、ジュースの自動販売機をなくした公立校も紹介されていた。 ジュースの自動販売機を一切なくし、ミネラルウォーターなどのみにし、 給食も、オーガニック中心の、野菜を増やし、肉食を減らしたメニューに変えたところ 見る見る生徒達の行動が落ち着き、集中力が出てきたそうだ。 この学校は、問題児が集まる学校であったが、ジュースをなくし、給食を変えたとたん 子供たちの非行行動が激減したという。 これほど、”食”は大切なものなのである。 最後に、モーガン監督は言います。 企業は変わらない。 企業にとって大切なのは私たちではなく株主だから。 結局はビジネスだ。 理屈はともかく、不健康な食品を売り続け、企業は稼いでいる。 それをやめようとする企業はない。 みなさんは、この映画「スーパーサイズ・ミー」をみて何を感じられるでしょう。 終わり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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