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テーマ:老親とのつきあい方(128)
カテゴリ:親
9月の休日の朝5時過ぎ、ホームからの電話で目が覚めました。
「〇(父)さんの呼吸が止まっています」 弱っていたとはいえあまりに突然の連絡に驚きました。 応答する声が震えているのが自分でもわかりました。 急いで支度して、夫とホームに向かいました。 ただ夫は午前中に予定を入れていたので別々の車で。 (こんな日でもキャンセルしないんだ…) こんな時に自分で運転するのは不安でしたが、「急いでも間に合わないんだから慌てずに…」と 自分に言い聞かせながら車を走らせました。 父の部屋に入ったのは1年半ぶりくらいでした。 すでに訪問医の先生もいらしていて、説明を受けました。 3時頃スタッフが見回りに行った時には静かに寝ていたそうですが、 5時前に行った時には呼吸が止まっていたそうです。 解剖などすれば死因の特定はできるかもしれませんが、 それをしたところで遺体を傷つけるだけだし ここまでの状況を考えるとそこまでする必要はないだろうとの意見は一致したので 「老衰」ということになりました。 手に触れるとまだ少し暖かかったです。 前夜は母ともわりとしっかり話していたそうなので、それから数時間後の出来事に 母は驚き、最後に立ち会えなかったことを悔やんでいました。 私は驚きの方が大きくて涙も出ませんでした。 亡くなった瞬間の事は誰にもわかりませんが、 状況からしてそう苦しまずに逝ったんだろうと思えることが救いでした。 ホームのイベントの時にもらった 面白い顔をした抱き枕(クッション?)を抱いたままだった姿はちょっと微笑ましかったです。 その後スタッフが2人で体を拭いてくださいました。 体位を変える時は、これまで同様「〇さん、こちらに倒しますよ」などと 声掛けしながらしてくださったのがとても嬉しかったです。 互助会に入っていた葬儀社に連絡したので、すぐに迎えの車が来てくれ、 8時頃にはホームを出ることになりました。 その時間では出勤しているスタッフも少なく、寂しい見送りとなりました。 あとで、そんなに急がなくても良かったかな…とも思いましたが、 高齢者の生活の場でもあるので、あまり目立たない時間で良かったのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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