先輩壮行会
僕は大学に入るまでバドミントンが弱かったです。大好きだったんだけど、弱かった。本格的に教わる機会にずっと恵まれず、競技としてのバドミントンを知らないまま過ごしてきたんです。そんな僕を鍛え直し、強くしてくれた先輩がいます。学年で一つ上。バドミントンは当然上手く、その上勉強もでき、博士課程まで取っています。性格も明るい最高の先輩です。僕は先輩に習い、自分がそれまで持っていたバドミントン技術のほとんどを捨て、一から作り直しました。グリップの握り方、フットワークの足の運び方から始まりショットのフォーム矯正、ダブルスのフォーメーション、勝つための技術をたくさんたくさん教わりました。部活の時間のほとんどを、その先輩といっしょに過ごしていたと思います。その先輩もとうとう就職を決め、群馬から遠く離れた場所に行くことになりました。僕は今、市民大会に参加したりジュニアのコーチをしたり全日本社会人に出場させてもらったりしましたが、どれも先輩がバドミントンを教えてくれなかったら考えられないことです。バドミントンを続けていたおかげでストレス発散の場ができて会社を辞めずに済んでるし、クラブ内で彼女も作れました。大袈裟じゃなく、今の僕の人生は先輩なしでは考えられませんでした。感謝の気持ちをこめて、今日は壮行会を開きました。先輩は本当に喜んでくれました。僕も嬉しかった。大学の練習でいっしょにバドミントンやることはもう無いかもしれないけど、他の色々な場所でまた絡んでいけたらなーと思っています。先輩、いってらっしゃい!本当にありがとうございました!!!