保険を見直したことがありますか?こども保険編
現在10歳の長女が生まれた時、すぐさま郵便局の育英年金付学資保険に加入しました。なぜかというと、私が18歳の時に父が急死しました。父は保険嫌いで自分の生命保険には加入していませんでした。でも、私と妹が子供のときから、大手生命保険会社の子供保険に加入していましたので、父の死後保険掛け金は支払い免除となり、大人になってから満期金を受け取ったことがあるからです。当時持ち家も貯蓄もなく、家族3人で暮らしていたので小額でしたがありがたかったです。娘の学資保険に加入した当時は予定利率が高かったので、支払う金額以上に受取額が多いはずでした。しかし、毎年見直される前納割引率は低くなっていますので、残りを全て払い終わる頃には総支払額ー受取額=マイナスの可能性があります。郵便局の保険証券を見ると、契約日: 2月8日保険種類生存保険金付育英年金付学資保険(18歳満期)保険金額200万円育英年金額年24万円生存保険金額12歳に達したとき20万円生存保険金額15歳に達したとき20万円保険料額10、760円災害特約200万円健康祝金付疾病障害入院特約200万円特約保険料の合計額880円貯蓄性を見るためには、祝い金、満期保険金を合計し、それを保険料の総額で割ります。もし、この倍率が1倍未満であれば元本割れするわけです。ただし、受取額の総額を出すときは、不確定な配当金は入れません。また、払い込み保険料の総額を出すときは、特約の保険料を除きます。実際計算してみると、20万円+20万円+200万円=2,400,00010,760x12x18=2,324,1602,400,000/2,324,160=1.03なんとか、元本割れはしませんが、貯蓄性はほとんどありません。しかし、現時点で解約しても返戻金は払った金額分戻ってきません。もっと貯蓄性を高めるためには、払い込み保険料額を少なくするしかありません。一般に、月払いより、年払いにしたほうがお得です。また、一時払いと全期前納の違いをご存知ですか?一時払いは、加入時に保険料を全額支払います。全期前納は、加入時に保険料を全額、保険会社に預け、保険会社はそこから毎年、年払いの保険料の払い込みに充てます。もし、保険期間中に被保険者が死亡したとき、保険料を一時払いした場合は、保険金が支払われるだけで、すでに払い込んでしまった保険料は戻ってきません。ところが、全期前納の場合は、次回以降の保険料は保険会社が預かっているだけで、保険料を払い込んでいるわけではないため、保険金が支払われるうえに保険会社に預けている残りの保険料も返還されます。ただし、保険料は、一時払いより全期前納のほうが、高く設定されています。たしかに一括で支払うほどのお金もありませんが、前納するにしても3年以上ですと1か月分得します。くわしくは、かんぽHP・前納割引率へ>>基本的に親の死亡保障が十分であれば、育英年金がいらないといわれています。さらに育英年金は注意が必要です。育英年金は契約者が加入している保険の死亡保険金と同様に、相続財産に加えられます。さらに、雑所得として毎年の年金受取り時には所得税と住民税の対象にもなります。毎年の受取額から払い込み保険料を差し引いたものが所得とみなされるのです。仮に、母親が働いて子供を扶養する場合、その子供の所得が所得税の基礎控除額である38万円を超えると課税所得が発生するため、確定申告をして所得税と住民税を納めなければならないことになります。同時に母親の扶養親族ではなくなり、扶養控除も受けられなくなってしまいます。18歳満期のこども保険は加入時期に要注意こどもが一番お金がいるときはいつだと思われますか?やはり、大学受験の際ではないでしょうか。受験費用もばかになりませんが、合格すると入学金を払わなければなりません。それを考えれば2月には現金が必要です。18歳満期の場合、満期保険金の支払い時期は、「子供の18歳の年単位の契約応答日」です。娘は1月生まれなので、生まれてすぐに契約した理由がこれです。国内生保や郵便局の簡易保険では、保険年齢に「契約年齢」を採用しています。契約年齢とは、誕生日の前後6ヶ月を、その誕生日の年齢とするものです。誕生日から6ヶ月以内にこども保険に加入する場合は、加入時期に注意しましょう。なお、JA共済のように保険の年齢に満年齢を採用しているところもあります。月々880円の特約だけでも解約しようかと思いましたが、この健康祝い金付疾病傷害入院特約というのは、入院1日につき最高3000円、手術費などがでます。また、満期時に特約を使っていない場合、10万円もらえます。とりあえず、掛け捨ての医療保険として、そのまま残すことにしました。医療保険だけであれば、こくみん共済のこども保険は月々900円。都道府県の共済でも同じようなものがあります。長女にはこの保険を続けようと思いますが、3歳の次女は加入していません。月5000円の児童手当が入るたびに貯蓄しているだけです。今後の教育費を考えても貯蓄額を増やさなければなりませんが、その前に主人と私の保険見直しを検討しています。生命保険はこうして選びなさいを読んでみようかしら。生命保険について、お悩みのことがあれば、まず、生命保険文化センターのHPをご覧ください。電話や来訪での無料相談を受け付けています。また、各保険会社の相談窓口一覧もあります。営業所では答えてくれず、本社の相談窓口とやりとりをして問題を解決したこともあります。送料がかかりますが、生命保険に関する小冊子を1部100円ほどの格安料金で購入することができます。くわしくは、こちら>>へ。designed BY まよ(^-^*)