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カテゴリ:音楽用語
演奏会のプログラムを見ると
作品に番号が付いていますね。 一般的なのは 作品番号という意味の op.(opus オプス又はオーパス)がありますが その作曲家独特の作品番号もあります。 例えば BWV.(Bach-Werke Verzeichnis)は 『バッハの』『作品』『目録整理番号』の頭文字を取ったもの。 K.V.(ケッヘル フェルツァイヒニス) モーツアルト研究家ケッヘルによる作品目録整理番号 K.(カークパトリック) カークパトリックによる スカルラッティの鍵盤曲の作品整理番号 と、研究家の名前を頭にふって 番号を付けたものもあります。 これらは、 番号さえわかれば、歌ったり演奏したりしてみせなくても どの作品の事だかわかる、という利点があるのですが 日頃 音楽に接していない人には あまり知られておりません。 ですから 発表会などで、プロの司会者に アナウンスを頼んだ時 その人が読めないことが 度々あります。 オプスやケッヘルは、音楽をやっている人間にとって 見慣れたものなので、すぐわかりますが 普段 使わない整理番号の読み方は 専門家である先生でも、ぱっと出てこない時があります。 ちなみに、過去 先生方が「あれ?何て読むのだっけ?」と よくとまどった整理番号は Anh. と Hob. でした。 Anh.(アンハンク) 作品目録が完成した後から見つかったりした作品に 追加としてふる番号。 遺作、或いは 偽作 を指します。 Hob.(ホーボーケン) ハイドン研究家の作品目録 整理番号 私も先日、ホーボーケンの読み方を度忘れしまして 『えーと、何だっけ? 確か 定食屋みたいな名前だった…』と 思い出すのに 結構手間取りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月27日 20時20分52秒
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