|
カテゴリ:グレード
課題は 8小節程度のピアノ曲。
調の範囲は 9級と同じですが 4分の2拍子・8分の6拍子が加わります。 (9級は4/4 と 3/4 だけ) 必然的に「8分音符」や「付点4分音符」が出てきますから このリズムを きちんと理解し、 弾けるようにしておかなくてはなりません。 実際、試験をしていると 8級に限らず7級でも リズムがわかっていないで、音を出すだけ というような生徒さんがいるのですよね。 曲はちゃんと弾いているので、この生徒さんは リズムは よくわからないまま 先生の真似で 曲を覚えていったのだなあ 音楽的に 自立していないのだなあ ということが、ここで ばれてしまいます。 ちなみに この時点(8級)では それほど和音は出てきませんが、 対位法的な追いかけっこの動きが 多くなります。 また、伴奏付け課題に 『4度』や『1度の第2転回形』が現れる事と関連して、 初見演奏の課題でも 伴奏の動きが 「伴奏付けの時の 終止形のバスの動き」を取る (↑主音・第4音・属音・主音) ということも あるようになります。 (ハ長調なら ド・ファ・ソ・ド、の動き) つまり、やっている事は違うようでも 初見演奏と 伴奏付け課題は 表裏一体、 もともと 深いつながりを持っているのですね。 ですから 初見演奏の課題で 伴奏付けをしたり 伴奏付け課題の メロディーを右手で弾きながら バスの音を左手で弾く、というように それぞれの課題を別個に勉強するのではなく 常に関連付けながら やる方が 理解も深くなりますし、応用が利きます。 特に、バスの動きを意識することは 次の7級の伴奏付け・変奏に結びついていきます。 『ここで終わり』にしないために しっかり理解し 力をつけてほしい級です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[グレード] カテゴリの最新記事
|