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カテゴリ:グレード
久々に 同僚の友人とお茶してきました。
お互いの近況やレッスンの情報交換など いろいろ話していたのですが 上級者グレード(5・4・3級)の指導について 曲は弾けても、即興演奏の勉強が大変だよね、 という話になりました。 学習者グレードでも 7・6級では即興演奏があり これは 課題の曲を見てメロディーを弾いて確認し、 まず伴奏を付けて、続いて変奏して演奏する というものですが 上級者グレードの即興演奏は「変奏」と「モティーフ奏」の2つ課題があり 予見室で課題を見(弾いたり歌ったりして確認できない) それから試験会場で 「変奏課題」 伴奏を付けて演奏、続けて2種類の変奏をする 「モティーフ奏」 2小節の短い旋律課題を元に その場で楽曲に仕上げ演奏する という事をします。 学習者グレードで、即興の勉強をしてきた生徒さんなら ある程度 要領をつかんでいるので 後は 数をこなして慣れたら大丈夫なのですが 大変なのは 曲はいろいろ弾いてきたけれど 伴奏付けに必要な和音については全く知らない カデンツって何ですか? という 大人の生徒さん。 ピアノソナタなど大曲をばんばん弾けるから ちょっと勉強したらすぐグレードが取れる と思って教室に来たものの 内容を知って「うわー、無理!」と叫ぶ生徒さんを 何人見たことか… 今は 上級者の演奏グレードに「追試制度」があるので 楽曲演奏・初見演奏は合格点に達していて 即興だけわずかに点が足りない という場合 即興演奏のみ追試験を受けて、合格点に達したら取得できる というようになっています。 が 追試条件を満たせる点は必要なわけでして そこまでもっていくには どう勉強を進めていくか、と 話は白熱。 そんな中 某音楽専門学校で グレードを取らせるために指導する先生の中には 「○○県で受けてきなさい。あそこは審査が甘いから」 とアドバイスする方がいる という話を聞き うーわー と思ったのです。 確かに、審査する人によって点は変わりますけどね。 実際 今まで受けた試験の中には 「次に試験を受ける時には この人に当たりませんように」 と思ってしまうような方もいらっしゃいましたし。 ちなみに その生徒さんは 県境を越えてそこまで行って受けたそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月29日 08時04分57秒
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