流産経験者として、ショックだった一言
妻です。大変ご無沙汰しています。ここのところ、何かと忙しくて…。ところで、最近、ちょっとショックだったことがあって、言葉にすればちょっとはすっきりするかと思って久しぶりに書いてみます。先日のこと、学生時代の友人に、偶然街で会うことがありました。彼女は現在2児の母。私が4月に流産したことは、共通の友人から聞いていてくれたらしく、開口一番「体は大丈夫?お腹は痛くない?」と心配してくれました。この一言はとてもうれしかったのですが、会話を続けるうちに、彼女からある言葉が出てきて、かなりのショックを受けることとなりました。「やっぱりショックだった?」なんでこの子はこんなこと聞くんだろう?我が子を失ったんだからショックだったにきまってるじゃない。あなたも母親なんだから、自分の子供がお腹にいる時に、同じことが起こったと考えたら、どんな気持ちか想像するのは難しいことではないでしょ?!おまけにその前につく「やっぱり」って、その前にはどんな言葉が隠れているの?(産まれてないけど)「やっぱりショックだった?」ってこと?(まだ初期だったけど)「やっぱりショックだった?」ってこと?(子供を失うのって)「やっぱりショックだった?」ってこと?それとも、(自分も経験者だから気持ちはわかるけど、あなたも)「やっぱりショックだった?」ってこと?私の知る限りでは、彼女は流産したことないはずだし…。そう考えると、どうしても、(産まれてないけど)、(まだ初期だったけど)、(子供を失うのって)っていうような言葉が隠れていたんじゃないのかって、後ろ向きにとらえてしまうよ。きっと彼女は悪意は全くないで、言ってくれたはずの言葉。でも、芽生えた命を失ってしまった私には、どうしても素直に前向きに受け取ることができなかった。たった一言で、薄れていた傷がまた濃くなってしまったみたいです。その時はあまり気にしないように努めていたのですが、昨夜は、旦那が仕事で遅く、一人で夜を過ごしており、ふと、その彼女の一言を思い出してしまったら、また涙がとめどなく流れ出てきました。旦那が帰ってきてから、夜遅いにもかかわらず、今回のこと、そして、ずっと心の中にあった「今まで表には出さなかったけど、今頃私も6か月に入っていたはずだから、同じくらいのお腹の大きさの妊婦さんを見るとうらやましいを超えて妬ましい。そう思ってしまう自分が嫌いでしかたない」っていう気持ちをゆっくり聞いて、「それは辛かったね」と頭をなでてくれました・・・。きっと無事子供を抱く日が来たら、私もこの心の傷を思い出す事も少なくなるんだろうけど、今の気持ちは忘れずにいないと…。きっと私も周りの人に対して加害者になる可能性もあるし。言葉って、本当に難しい…、改めてそう感じました。やっと2度目の今日戻ってきてくれました。かなり周期が長くなっていて、不安ではありますが、まずは検査にいかなくっちゃ。