カテゴリ:♪マクロビ探検隊♪
前回の骨について☆西洋医学の視点から☆の続きで、骨と食べ物について、東洋医学の視点からマクロビオティックも絡めて考えてみたいと思います。(ちょっとマニアックかもしれませんが、興味のある方は見てください)
体内の臓器も、陰性が強い臓器と、陽性が強い臓器とがあり、簡単な見分け方でいくと、 「はっきりとした形があるもの、硬いもの」は外側から内側にエネルギーが向けられることによって形成されているといえるので陽性の臓器、(骨格、肝臓、灰、腎臓、心臓、すい臓、脳など) 反対に「はっきりとした形がないもの、やわらかいもの」は陰性の臓器(血液、胃腸、子宮など)といえます。 ですから、骨は陽性の構造をしているといえます。 ただ、陽性の構造をしているからといって、陽性の機能を果たしているとは限りません。むしろ逆の場合が多いのです。 骨は、前回西洋医学の視点でお話したように、一番の目的は、カルシウムを血液中に同じ濃度に保っておくための貯金箱。骨から外に向けてカルシウムを放出するということは機能的には陰性なわけです。他にも、同じ陽性構造の心臓、腎臓、肝臓、すい臓、脳、どれをとっても、外に向かって血液を放出する、あるいは神経の伝達の中枢であることを考えると、陰性の機能を持っているといえます。 骨は陽性の構造でありながら、陰性の機能をもっているということになります。ですから、陰性の強い食べ物、特に極陰性とよばれる食べ物(砂糖、カフェイン、アルコール等)の取りすぎは、骨からのカルシウム放出を加速させることになるということになります。 その昔、食品を燃やして残った灰がアルカリ性か、酸性かで分類していたことがあります。 俗に言う「アルカリ食品、酸性食品」です。 現代の西洋医学、栄養学ではこの考え方は否定されています。理由は、砂糖、コーヒー、酒などの酸性食品や、カルシウムが多いアルカリ性食品のいずれかを極端に偏って食べたからといって、体が酸性、アルカリ性に傾いたりすることはないからです。体液はいつでも弱アルカリ性に保たれています。しかし、これは、イオンレベルで酸性、アルカリ性のミネラルが相殺しあって均衡を保っている証拠ともいえるのではないか?と考えても不思議ではありません。 そういうわけで、やっぱり骨には 動くこと、食べること、ともに「陽性」を意識することがキーワードなんじゃないかと思っています。 具体的には、外で思いっきり体を動かすこと、甘い物やアルコールなどの嗜好品に偏りすぎない、根菜類、豆類、質にこだわった動物性の食品、そして基本は米という食事に心がけるということです。 あまり堅苦しい(だんだんマニアックに走っている傾向がありますが…)話も肩がこるので、ページを変えて、 最近我が子をみて思う☆マクロビ的視点で考える子どもの成長☆についてお話させてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月28日 20時24分22秒
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