テーマ:結婚(622)
カテゴリ:我が家のこと
先週の義兄の結婚式に引き続き、今週は軽井沢の石の教会で行われた実弟の結婚式に出席しました。
はじめて石の教会について聞いた時、無教会の教会と聞いて、がいっぱいでした。 石の教会の正式名称は『石の教会 内村艦三記念堂』 内村鑑三氏は明治、大正期のキリスト教者ですが、職業色を強くして勢力拡大をはかる当時の派閥宗教の在り方に疑問をもち、私たちが今生きている宇宙、自然に囲まれた地球そのものが教会であり、その人自身もまた立派な教会であるという思想(=無教会)をお持ちだったそうです。 無教会の思想が礎となっている石の教会は、信仰をもっていなくても、心のどこかで祈りたいと思っている人や祈るべき教会がない人が祈りをささげるためのMoment(記念物)として、建築において「オーガニックであること」を追求し続ける建築家、ケンドリック・ケロッグ氏が創り手となり、後世にたてられたもの。 石が男性、ガラスは女性を表し、双方が重なり合うアーチは、人が支えあい、ともにいきる人生を象徴していて、石に浄化された水、陽の光、自生する緑が一つの輪でつながっている自然の恩恵の中で、人が協力し、成長する姿を表わしているそうです。 招待客は双方の親族10名と2人と親交が深いお友達が8名。夕方に行われた式は、アーチ上の石にはめ込まれたガラスから入る夕暮れの光と、ろうそくの灯火、石に浄化されながら流れ落ちる水音の中、厳粛な雰囲気で行われました。私はふと、人前式という形をとった自分の結婚式のことを思い出しました。これから新しく始まる人生への誓いに対する特別な思いが、形式こそ違っても、根っこの部分でつながっている感じがして、「やっぱり同じ親から生まれて育ってきたんだなぁ。」と考え深いものがありました。 その後、ノームの森というペンションに移動して宿泊をかねたお食事会がありました。 お嫁さんであるTちゃんはお父さんとお母さん、そして3姉妹の次女として生まれた人です. ご両親は現在、軽井沢に移住。お父さんは山の中で自分で石を積み上げて炭焼きの窯をつくり、炭を焼いたりしながら、自宅でお仕事をされている方です(うらやましい!)またTちゃんのお姉さんは私と年齢もほぼ同じで、マクロビのこととか、自然療法のことにもすごく興味がある方だったりと、話も盛り上がりました。Tちゃん自身も本当に雰囲気のあって、かつとても綺麗な人です。ちょっと弟にはもったいないくらいの… 本当に今回も、結婚を通して家族が増え、素敵な出会いに感謝の気持で一杯になりました。 最後に、弟は私たち親族にも、お友達にもひとりひとりに言葉をかけてくれました。 東京にでてきて10年。私よりもずっとしっかりしたところがあって、大人なんですけど、私たちが知っている部分でも、知らない部分でも、苦労したり、挫折したりいろんなことがあったのではないかと思います。この結婚式を通じて、Tちゃんという素敵な伴侶と、素敵な仲間に支えられて過ごしてきた生活の一部を垣間見た気がして、すーっと心が軽くなる思いがした時に 「あれ?私って結構弟のことを気にかけていたのかな?」なんて思ったりしました。いくつになっても姉と弟という関係とはそんなものかもしれません。 式から披露宴を通して、すべてが招待した人たちへの感謝の気持ちがあらわれていて、すばらしいものでした。 家族が増えるっていいですね~なぜかしらご縁がある方々はすばらしい人ばかりです。 こんな感じて素敵な週末をすごしました あらたな気持で我が家の生活もスタートさせたい気持ちになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月03日 06時28分01秒
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