HARU久々の発熱★いいとこどりの手当てを考える★
7月から快調に飛ばしていた息子HARUがとうとう熱発してしまいました。 今朝、起こしたときに「あれ?熱っぽい?」と思ったものの、体温は36.5℃。しかしお目もうるうるだし、どうも怪しい…と思って両親に午前中だけとの約束で来てもらい、保育園はお休みすることに…とりあえずホメオパシーを調べて一番今の状態にマッチしそうなBellというレメディー1粒と、抵抗力を高める意味で陽性の強い梅しょう番茶をのませて仕事へ。 今日はK市の健診後結果説明会、どうしても行かなければならない仕事だったのですが、携帯電話は会場に持っていっても使えるわけはなく、(まっ、大丈夫だろうと鷹をくくっていたのですが…)正午になって職場に戻ってみると、着信履歴5件。すべて母からの電話…その後熱が38℃以上にあがっていました。 でも、よく考えてみると私が施した手当ては対処療法ではなく、同種療法。熱は上がって当然といえば当然だったのですが、それを両親にきちんと説明できていなかったのは問題でした…。 その後、小児科へ。小児科はHARUが生まれたときからお世話になっているE小児科です。風邪はそもそも9割以上がウイルス性によるものといわれ、細菌性の症状にしか効果を発揮しない抗生物質は無意味だということで、ここ数年で、風邪に対する抗生物質の使われ方が考えなおされ、抗生物質の乱用は少なくなりました。しかしながら、風邪であっても免疫力の低下によって、肺炎や溶蓮菌などの2次感染の疑いなどを適切に判断してくれる医師かどうかは非常に重要だと思います。また、むやみやたらに抗生物質を怖がりすぎて、かえって悪化させてしまったり、子供をいたずらにきつい目にあわせてしまうのもいかがなものか…。 E先生のところでは、かならず最初に看護士さんが丁寧に問診をされ、症状をカルテに記入、体重も計測し、先生がそれらをもとに診察されます。今回は尿検査と耳からの採血で、ケトン体、CRP、白血球を検査してもらいました。結果ケトン体…(2+) ケトン体とは脂肪酸が燃焼したときにできるものです。発熱により体内代謝が高まっているにもかかわらず、食欲のないHARUはいわば断食状態。肝臓からいくらかのブドウ糖を放出して血糖を維持しようとしたがそれでもまかないきれず、結果脂肪酸を大量に使う羽目に…しかし、一時的なものなのでこのくらいなら心配なし。CRP(C反応タンパク)…1.5 通常は0.2程度までが正常。やや高め。炎症がある場合に、現れる糖タンパク 。微量に正常な血液にも存在するそうですが、数値が高いと炎症が進行しつつあることを疑われます。白血球…15,000 通常は8000くらい。炎症があると増加します。 このような結果に基づき、「もしかしたら2次感染にこじれていく可能性も否定できない」と判断され、今回は抗生物質がでました。 なお、解熱剤については、38.5℃を超えたとき、また熱で疲れきってぐったりしている時は使うこともありますが、めったなことでは使いませんし、使用をすすめられたりもしません。よく「熱があると頭がおかしくなるんじゃないか?」って心配する声をよくききますが、脳炎は、高い熱で発症するものではなく、脳にウイルスが感染することによって起こるもので、脳の体温中枢が障害された結果、体温調節が不能になり、高熱が続くらしいです。高熱→脳炎ではなく、脳炎→高熱っていうことになりますね。 というわけで、帰宅後の夕食はこちら ・梅しょう番茶のおじや ・のっぺ汁 どちらも陽性のエネルギーを高め、免疫力をつけるメニューです。抗生物質は細菌に対して有効ですが、戦うのはHARU自身。東洋、西洋、それなりの根拠に基づいていいとこどりすればいいかなと私は思っています。 さて、明日はどうなっているかな…早くよくなれーっ