カテゴリ:我が家のこと
みなさん、ルーティーンという言葉を聞いたことありますか?
先日の「自由への教育と大人の権威」についてブログを書いた日の夜、NHKの子育て番組「すくすく」という番組をみていたのですが、その中で、イギリス人のお父さんが主体になって実践していたのが「ルーティーン」でした。 ルーティーンとは、いわば「時間割」のある生活。食事・お昼寝・お風呂などの時間をきっちり決め、それにそって平日も休日も関係なく活動内容や時間を考えて行動する子育て法です。 いわゆる「規則正しい生活を送ろう」ということですが、その「根拠」について考えさせられました。特に幼い頃の「秩序」があってはじめて自由な子供になれるのだというシュタイナーの思想に沿った実践行動のひとつではないかと思います。 幼い頃、自分がどういう風に育てられたかを考えたとき、私はかなりこのルーティーンに沿った育ち方をしてきたことに気が付きました。平日であろうと休日であろうと朝は同じ時間に起きていたし、お出かけしたとしても9時頃には出発。4時までには遅くとも帰宅して夕食はいつも6時から7時の間、寝るのはどんなときも9時でした。そういう生活が中学生くらいまでは続いていたと思います。 今の我が家はどうだろうか。休日になれば「久々の休日なんだからゆっくり寝かしてあげよう」といつまでも起こさない。朝食も遅い。出かけるのも昼ごろになる…とだんだん時間がずれていきます。平日の朝だって起きる時間にはかなり誤差があります。また、子供にいろんな経験や出会いの機会を与えたいという思いもあって、いろんな活動にも参加する方ではありますが、時間に対して意識することはほとんどありませんでした。「この出会い、経験はこの時にしかできない。」という気持の方を優先してしまって、日常の生活リズムにそぐわないことも随分してきたことを反省させられました。 そこで、早速旦那M氏と相談して、我が家なりのルーティーンをつくることにしました。「我が家なりに」というのは、お父さんの帰宅時間がイギリス人のお父さんと比較することができないので、その点を省いて考慮せざる終えないという理由です。平日は7時にはみんなで朝食を食べることと、夜は9時には寝ること。休日は7時半には朝食をとり、12時までには昼食、出かけても夕食は7時には食べ、9時には寝る。…「そんなことすらやれていなかったのかい!」と言われそうですよね~改めて私もそう思いました。当たり前ですよね。 でも、根底にあったのは「共働きだから」 共働きだから育児も分担、家事も分担でいいのですが、それが極端にいうと業務の一環と言った具合に義務的になってくると、その根本にあるべき「大人の権威」は感じられなくなってしまうのではないでしょうか? それにしても、シュタイナーについて考えたその日にこんな番組を見るなんて…(しかもこの時間にすくすくを見たのは初めてだったような)またまたつながりの不思議を感じてしまった出来事でもありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月11日 05時26分09秒
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