|
カテゴリ:こんな食事しました!!
我が家のある ナカメ こと中目黒には、パン屋がない。
普通駅前に、サンジェルマンかアンデルセンかリトルマーメイドくらいあるもんなのに、なんにもない。強いて言えば、あの「不二屋」があるけど、いまとなっては取り付くしまもない。 ちょっと、駅からはなれた とうきゅう の地下一階にサンジェルマンがあるけど、やっぱりそこに行くには、わざわざ とうきゅう に行かなくては行けない訳で非常に便が悪い。 朝は、甘いパン(要はDANISH系)でないとおなかが落ち着かないオレッチは、非常に困っていたのだ。スーパーやらコンビニで売っているパンは、どうにもおいしくないし、っていうか混ぜ物がいっぱい入っていていやだし。。。 そんなことを思っていたところ、だんだんと新しい生活に慣れてきたオレッチは、品川駅に eCute なるもんが出来ている事に気がついた。 あ、たしか、品川駅には買い物のできる店がいっぱい入っているんだっけ? いつもは、子供のお迎えで帰り道はダッシュで、保育園に直行していたのだが、慣れてきて5分くらいの余裕が見つけられるようになってきたことが、心の余裕を呼んで、このeCuteなるものの記憶を呼び覚ましたのだ。 まずは下見という事で構内を小走りでみまわすと、アンデルセン、なんだかよくわからない和風パンや。そして、その隣に Paul なる、フランス風パン屋があった。さっそく、見てみると、どれもおいしそうなパンばかり。ちょっと値段が高いのが気になるが、いくつか買って帰り、翌朝食べてみると、結構おいしかった。 そんな訳で、その日以来、我が家のパンは Paul か、あとはおばあちゃんが時々買ってきてくれる モンタボー(湘南系ならしってるかな? → しらべたら、麻布十番なのね)となったのだ。 奥さんは、バゲットやクロワッサンが好き。(でも、パンにバターを塗るのは嫌い。)僕は甘い系が好き。ということで、いつもPaulであれこれ買って帰る。 しかし本日、どーにも、こーにも、黙っていられない事態が起こったのだ。今日は、NAOYAMANことミニ助くんの保育園の面接という事で会社を早退して、初めて昼間にPaulに立ち寄った。 ここの店作りっちゅうのは、フランス田舎風とでもいうのだろうか?まあ、ある種ディズニーランド的な雰囲気作りであることは否めないのだが、けっこう素朴な作りで感じがよい。店員さんの女の子たちも白い上下の制服に帽子をかぶっていて、ハキハキと愛想がよくって、感じが良い。でも、妙に元気で明るい声で、「いじょうでよろしかったでしょうか~?」とか言われると、その辺の日本語が最近の若者風であるところが気になるが、それはそれで微笑ましい。 しかーし!!! 「お継ぎの方どうぞ~」と オレッチを読んだのは、決してさわやかとは言えない男の声。 ??? みると、店長だかマネジャーとおぼしき30半ばから後半の男性店員だ。でも、格好は帽子をのぞいて他の女の子と雰囲気同じ。いま、思えばここで僕は ???的な怪訝な顔をしてしまったのかもしれない。 (ええ、たのぞうは、なんでも顔に出ちゃうんです。) たのぞう 「えー、あのー、これください。 それから これも。」(モチロン 指差し付きである。) ちなみに、このパン屋。すべてのパンには、ご丁寧にフランス語の名前がついている。一音節で表現できるのは、バゲット、クロワッサン、パンドミくらいであって、どれも、長ったらしくて、オッサンの部類に片足を突っ込み始めた たのぞう君 には、パッと読み上げる事ができないし、しかも、そんな小洒落た名前を、若いOLに混じって読み上げるのも、何となく気恥ずかしい。 だから、いつも「これください」と注文するのだ。 しかし、若い店員の女の子達は、気にせず、なんとかかんとかショコラ~ などと、うぐいす嬢顔負けの可愛さで注文をリピートしてくれるのだが、 このおっさん、ぼそっと一言。「コレじゃ、わかんないんだよな」 「。。。。。」 ええー、マジですかあ?おれっち、お客さんなのに~? (たしかに、これだとわかりにくいのは認めるけど、おまえ接客なんだから、僕の視線くらい読めよ~) ここで、0.1秒のプチ怒りを覚えたのだが、それも大人げないと思い直し、 っていうか、おまえさん、ひょっとして僕と同じで、このながったらしいフランス語のパン達の名前を覚えていないのでは?と逆にシンパシーを覚えつつ (ここまで1秒) 僕は「そう、これです、これ。 そう、あってます。それから~」とつづける。 そして、 「あ、ブリオッシュ下さい。でも、やっぱりこの チョコレートのやつ」 と、発言させていただいたところ、 「あ、ブリオッシュ ショコラ の事ですか?」と、すっとぼけてきやがった。 えっ? ま、またですかー? ここでは、曖昧な注文はうけつけないんですか~? 僕は、この科学用語とも受け取れる、ながったらしいパンのお名前を正確に発音しないと、パンをとってもらえないんですか~? と心の中で叫びつつ、だまってうなずき、さらに付け加えた。 「あと、あの、アーモンドのクロワッサンください」 すると、男性店員 「えっ? 」 (0.5秒の間 + 呆けた顔) 「あ、 ああ、 クロワッサン アマンド の事でございますね?」 って、バカ~! アホか~!!! お前は、フランス人なのか~~~~!!! それになー、大体、フランス語なんちゅうのは、お前みたいに いかにもカタカナ的な読み方で通じるもんじゃないんだぞ~!! って、ああ、スッキリした。 みなさま、Paulの男性店員にご注意を。 でも、たしかに、よく、パンの名前を5回くらい言い直しているおばさんや、読む事が出来ずに眼鏡をずらして、固まっているおばさんがいます。 リピーターとして、日本人に優しいパンのネーミングにしてほしいと、切に祈ります。 でも、女の子の店員はそんなお客様を優しくサポートしてくれるから、皆様ご安心を。でも、デッカい声で、フランス語のパンの名前をリピートされるのはちょっぴり恥ずかしいけどね。 でも、おいしいよ。 ブリオッシュ ショコラ オ シュクレ に クロワッサン アマンド このお皿、いいでしょ? リンドベリ(Stig Lindberg)だよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[こんな食事しました!!] カテゴリの最新記事
|
|