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テーマ:人間関係(923)
カテゴリ:恋の話~コイバナ~
友達の紹介で、中でも、 友達の彼氏の友人というのが最も多かった。 高校時代は、3ヶ月スパンで彼氏が代わる時期があり、 幼馴染からは破局の神様呼ばわりされていた。 本人としては、遊びで交際をしたつもりはなくて、 まさしく熱しやすく冷めやすいおひつじ座 を全面に出していたと思われる。 おまけに、寂しがり屋で移り気。 その時期は、相手からふられることは全く無く、 自分から次の獲物に心を移し、 木から木へ飛び移るターザンのように 男から男へと渡り歩いた。 結局は、初めて付き合い、そして初めて振られた彼を忘れられずに 彼のような人を探していたのだが。 違う、この人も違う。。。と。 その事実に気付き、やっと自分自身と見つめ合おうと、 ターザンを卒業し、フリーになった。 3ヶ月ほど過ぎた頃、友達の麻美が言った。 「今度の日曜日、彼の友達と4人でドライブに行こう。」 「どんな人?歳は?」 とりあえず、興味があるので聞いてみる。 「24歳。身長は175くらい。中肉中背らしい。」 「いいじゃん。いいじゃん。」 あたしは、ストライクゾーンが割と広い方なので、 正直あまり顔にはこだわらない。 どちらかと言うと、重要視するのは身長だった。 自分が164センチあるので、最低170はないとお話にならない。 「名前はね、和也さんって言うんだってさ。」 「お。なんかかっこよさそうじゃん。OK。」 ○○也のつく名前って、なんか格好良さそうに聞こえる。 「あたしも会ったことないから知らないけど、なんか良さそうだよね。」 麻美も同感らしかった。 当時、麻美が交際していた彼氏は、ちょっと地味だったけど 顔立ちはジャニーズ系だった。 目がパチっと大きくて、童顔でかわいらしい感じ。 そんなことも手伝ってか、 自分達に都合のいい和也さんが出来上がっていった。 そして、日曜日。 麻美の家の裏の公園で待ち合わせだというので、二人で向かった。 公園の前に、1台の車を停めて2人の男性が待っている。 この時、麻美が言った一言をあたしはいまだに忘れられない。 なつみ・・・・ なんか変な生き物がおるよ・・・・ お、お前が呼んだんじゃーーーーっっ あたしは心で叫ぶ。 一名は麻美の彼氏、そしてその隣には、 それはそれはすさまじいブサイクが立っていた。 麻美はさらに言った。 「ど、どうする?引き返す?!」 無茶なことを言う女だ。 お前の彼氏は、コッチを見てニコニコと手を振っているではないか。 「もう見つかってるよ。ムリでしょ・・・。」 あたしは、覚悟を決めた。 「なつみ、本っとゴメン。」 麻美は、そう小声で謝ると、コロリと表情を変え、 「ごめんね、待ったあ?」 と、彼氏に駆け寄った。 「いや、今来たところだよ。やあ、君がなつみちゃんだね。 こいつが和也。ヨロシクね。」 そう言って和也さんをあたしに紹介した。 間近で見る和也さんは 直視できないほどのブサイクだった。 あまりじっくり見られなかったので、正直ウロ覚えだが 特にインパクトが強かった特徴を述べようと思う。 目はギョロリと飛び出しているのに一重。 360度視界が広がりそうなほど離れている。 歯並び、最悪。 油断すると吸い込まれそうなほど大きな鼻の穴。 噛み合わせが心配になるほど受け口。 正面もヤバイが横顔もキツかった。 その日、一日あたしはWデートをした。 Wデート、と言っても、絶対に二人きりにはならないように、 麻美達カップルに、あたしが必死でくっついて回るという 3対1の変てこな状態だったが。 ↓↓投票して下さると嬉しいです↓↓ 人気blogランキング ↓こちらもポチっとお願いします↓ みなさんはこんな思い出、ありますか? あたしは、他にももう1人、めちゃくちゃキツイ男性を 紹介されたことがあります・・・・(苦) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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