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カテゴリ:オペラ ライブ
今日はタイトルロールがフィレンツェでのプレミエどおりのルッジェーロ・ライモンディ、やっぱ聞いておきたい!ということで行ってきました。
16日と違うのは、アリーチェがプレミエでフリットリとダブルキャストだったセレーナ・ファルノッキアになっているのと、ナンネッタがプレミエどおりのジェンマ・ベルタニョッリであること。二人とも今回この一日のみ出演でした。 おとといのスーリアンのファルスタッフが憎めない無頼勘でいいと思ったけど、やっぱライモンディ凄いですね。たしかにスーリアンに比べれば本当に年取ってると感じてしまいます、でもだからこその老練さと風格、まだまだやるぞ~っていう懲りないパワーを感じました。 スーリアンは反省しているようだからまっ許してあげようかという感じだけど、ライモンディはぜんぜん懲りてないなぁって周りも半分あきらめていて、でも仕方ないかと思わせる狡猾さというか人間的幅を感じる。やっぱ年令と役への経験が出ているんだと思います、さすがです。 おとといあんまパッとした感じでなかったフォード役のマニュエル・ランツァがライモンディとの2幕1場の掛け合いとか凄く良かったし存在感だしてました。フェントン役のダニール・シュトーダもボンファデッリより今日のベルタニョッリとの方が声も演技も相性の良さ感じて映えていたように感じます。でもこれらはプレミエで演じた同士だからかもしれないですね。 ファルノッキアのアリーチェはお灸を据えるマダムの感じとても良かったし、ベルタニョッリもおとといのボンファデッリよりずっと歌よかったです。 そういう意味では今日はプレミエメンバーだったので、舞台的に手堅く全員で盛り上げた感じで本当に楽しくさせてくれました。 ただおとといはフリットリやボンファデッリのスターがいて明るく華があって楽しい雰囲気になったのも事実。 でも、どっちがいいかは決められません。 フリットリもスーリアンもライモンディも聞けて、みんなすばらしくて、大満足でした。 平成18年9月18日 東京文化会館にて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年09月19日 14時35分13秒
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